物流領域における脱炭素の取り組みの重要性と進め方のポイント

2022-05-30

温室効果ガス(GHG)排出量の実質ゼロを目指す「カーボンニュートラル」の世界的潮流や社会的要求の高まりから、各企業においても脱炭素経営へのシフトが求められています。そして企業は今後、事業活動のサプライチェーン全体で排出される温室効果ガスを把握し、削減し、また報告することをますます求められるようになっていくと予想されます。そこで本稿では、物流領域における脱炭素の取り組みを進める重要性、およびその際のポイントについて考察していきます。

最後に

物流領域における脱炭素の取り組みは、サプライチェーンデザインツールを用いた分析が有効です。ツールを用いることで、サプライチェーンを地図上で確認しながらシナリオを構築したり、シミュレーション結果を定量的に評価できたり、地に足の着いたディスカッションが実現できます。また、従来の発想を飛躍させたダイナミックなシナリオ分析を少ない工数で実行できる点も、ツール利用のメリットと言えるでしょう。

PwC Japanグループには物流領域に精通したコンサルタントや、サプライチェーンデザインツールの有資格者が多数在籍しています。新しい物流の在り方や現状の課題に具体的なイメージをお持ちでない場合も、戦略の策定から実行まで幅広い支援が可能ですので、ぜひ一度お問い合わせいただければと思います。

執筆者

葛西 徹弥

パートナー, PwCコンサルティング合同会社

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増田 潤一郎

シニアマネージャー, PwCコンサルティング合同会社

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SCMオペレーション改革/コラム・対談

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