多岐にわたる審議会の議事録を要約し、制度対応の議論を整理、生成AIで実現する業務効率化の取組み

  • 2023-12-20

現在、多くの企業が生成AI(人工知能)を活用し、業務の効率化を図るべく検討をしています。しかし、そのユースケースはまだ少なく、多くは実業務への導入には至っていないのが現状です。生成AIをビジネスで活用するためには、データの品質・量、倫理的懸念、規制上の問題など、生成AIが抱える特有の課題を克服しなければなりません。

2000年に設立された株式会社エネットは、2023年7月から約2カ月間、PwCコンサルティングと共同で電気事業制度の分析に生成AIを活用する実証実験プロジェクトを実施しました。

電気事業制度は、燃料価格高騰などの影響による市場価格のボラティリティの顕在化や安定的な供給力の確保といった諸課題解決のため、頻繁に改正される制度です。その多岐にわたる論点や背景を体系的に分析・整理するのが今回のプロジェクトの主な狙いです。本稿ではプロジェクトを担当されたエネットの五郎丸章裕氏と荒木崇氏をお迎えし、プロジェクトの内容や、そこから得た知見についてお話を伺いました。(本文敬称略)

参加者

株式会社エネット
事業開発室長
五郎丸 章裕氏

株式会社エネット
経営企画部 企画担当 担当課長
荒木 崇氏

PwCコンサルティング合同会社
シニアマネージャー
木村 俊介

PwCコンサルティング合同会社
シニアアソシエイト
根本 萌生

左から根本 萌生、荒木 崇氏、五郎丸 章裕氏、木村 俊介

対談/インタビュー

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主要メンバー

木村 俊介

シニアマネージャー, PwCコンサルティング合同会社

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根本 萌生

シニアアソシエイト, PwCコンサルティング合同会社

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