AI/データ分析を基軸にし、専門性の掛け合わせにより企業変革を目指す

2025-01-22

※所属、役職およびインタビュー内容は掲載当時のものです。

──これまでの経歴を教えてください

大学にて情報工学を専攻し、分散処理を用いた行列積の応用に関する基礎研究を行っていました。卒業後は国内デジタルマーケティング企業に入社し、2018年にPwCコンサルティングに転職しました。

主にAIを活用した業務効率化、実装に係るプロジェクトに従事しており、企画、PoC、開発、運用、保守まで一貫した支援に関する専門性を有しています。

近年はクライアント企業に対し、生成AI、サステナビリティアナリティクスといったコンサルティングサービスを提供しています。

──現在従事しているプロジェクトの内容について教えてください

主に生成AI活用支援プロジェクトに取り組んでおり、活用ゴールの設計、ユースケースの創出、組織/KPIの設計、人材育成や生成AIアプリケーションの実装支援など、生成AI推進の上流から下流までの取り組みを包括的に担当しています。また、企業のPBR向上のための価値創造を科学的に分析する活動のほか、非財務活動(例:人材育成、環境への投資)やM&Aの回数・金額といった企業活動がPBRや時価総額に与える影響をデータ駆動で解明するソリューション開発にも携わっています。

──一日の大まかなスケジュールについて教えてください

クライアントの担当者と対面で会う機会が増えてきたので、週に3日はクライアントのオフィスに常駐し、ミーティングを実施したりチームビルディングを行ったりしています。それ以外はリモートワークを行っており、そういった日の午後7時以降は家族との時間に充てています。

──データ活用やAIといったD&A領域に携わるようになったきっかけ・動機について教えてください

大学在学中のころにJupyter Notebookが登場したことで、Python言語による高度ライブラリを利用したビックデータ解析への参入ハードルがそれまでより一層下がりました。またデータサイエンティストという言葉がバズワードとなっていたこともあり、当時からSNSのデータ解析などを行っていました。大量のデータを分析することによって一定の傾向が浮き彫りになる感覚も自分の興味にフィットしていたと感じます。

大学卒業後は事業開発系の職種で営業に近いこともやっていましたが、改めてデータ分析と問題解決・企業貢献を主軸にしたキャリアを形成したいと思い、2018年にPwCコンサルティングに入社しました。その頃はAIチームではなく、BTC-CTという顧客の維持・獲得・育成に係るサービスを提供する部署に所属していたのですが、当時参画していたプロジェクトは全てAIチームとの共同プロジェクトでした。その後も複数のプロジェクトを経験する中でBTC-CTで自身のケイパビリティを伸ばすよりも、自身の特性を考えると「自身のメインの役割+AIチームのサポートする」のではなく「自身がメインとなって分析を推進したい」という思いが強くなり、2020年にAIチームへ転籍しました。

──これまでPwCコンサルティングで経験したプロジェクトやご自身の専門性について簡単に教えてください

入社後の2018年から2020年の間は分析結果をドキュメントにまとめて報告するという、いわゆるビジネスアナリティクス系のプロジェクトがほとんどでした。ただ、ニーズの変化や自身のカウンタパートでの効果最大化のために、2020年の後半以降から、ワンショットの分析結果だけではなくて「AIを組み込んだビジネスアプリケーションの作成」が求められるようになったと記憶しています。AI活用のための事業戦略策定から、個別テーマの企画、実装、保守運用までを一貫して支援できることが自身の専門性であり、強みだと認識しています。

──クライアントワーク以外でPwCコンサルティングの良さを感じることや、実現できていることはありますか

企業ワーク以外でもさまざまなブランディング活動を行っています。有名企業のイベントへの登壇、外部インターネットサイトでの執筆、企業との対談や社内向け教育コンテンツの作成などです。企業ワークで得た知見をそういった場で展開・共有することで、マーケット全体の活性化や、PwCのブランディングに貢献できていると感じます。また、PwCというブランドや長年蓄積した社会への信頼があるからこそ掲載できるメディアや登壇できるイベントがあるので、そういったチャンスをいただくことで、自身のマーケットバリュー強化にもつながっていると感じます。

──今後AI領域のアドバイザリーサービスを目指される方へのアドバイスを一言お願いします

クライアントはさまざまな経営アジェンダを持っていますが、昨今の潮流を見るに「AI」はアジェンダの1つとして掲げられると認識しています。

AIアプリケーションの実装や業務適用だけではクライアントに与えられるインパクトはそこまで大きくはないのですが、前段のチャレンジで述べたとおり、さまざまな専門性と掛け合わせることで、AIが顧客や社会へ与えるインパクトにレバレッジを利かせることができると考えています。

PwCコンサルティングにはそれらを実現するための専門人材が揃っており、かつコラボレーションが促進される仕組みも整っています。AI領域のアドバイザリー業務に興味をお持ちの方には、私たちとともに働き、これらのリソースを最大限活用することの醍醐味を味わってもらえればと思います。

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