Industrial Transformation-Value Chain Transformation(IX-VCX)のR&D/PLM(Research&Development/Product Lifecycle Management)NonAuto CoEは、「技術を強みとした新規事業開発」「R&D業務改革」「R&Dデジタル改革」を3本の柱として、自動車(完成車)産業以外のさまざまな製造業・建設業・情報通信業などのエンジニアリングチェーン領域のクライアントを支援しています。R&D/PLM NonAuto CoEの3名が、現在の働き方や今後の展望について語り合いました。
左から加山 孝太郎、山田 功次、岡田 将希
PwCコンサルティング合同会社 IX-VCX 山田 功次 シニアマネージャー
山田:
私は前職、大手自動車メーカーに勤めており、生産技術部門で業務改革、システム部門でシステム改革を担当していました。18年間在籍して達成感を得たこともあり、培った知見や経験を基に、さらなる専門性を持って働きたいと考え転職を決めました。
コンサルティング業界を選んだのは、自分のキャリアを高く評価してくれたことに加え、それらを生かすチャンスが多いことに魅力を感じたためです。他の自動車メーカーに転職するという選択肢もありましたが、1つの会社で多くの企業のプロジェクトに関わり、連続的に達成感を得られるコンサルティングファームの方が自身には適していると思いました。また、R&D/PLM NonAuto CoEにはソリューションが整備されており、勘やコツ、経験値で理解していた暗黙知が形式知化されていることも魅力でした。
現在は、自動車会社をはじめ製造業全般のクライアント支援の機会があり、知識・経験の幅と深さを広げることができています。
加山:
私は、エンジニアリング企業と重工系企業でプラントエンジニアリングの機器設計を経験した後、PwCコンサルティングに入社しています。IX-VCXのR&D/PLM NonAuto CoEは製造業、SIer、コンサルティング業界出身のメンバーが多いので、少し珍しい経歴になります。
事業会社で働いている際は、日々の業務改善はできても業務改革となるとうまく活動をドライブできず、自分自身にもどかしさを感じていました。そんな中、業務改革を支援する業務コンサルティングという職種に興味を持ち、業務改革の進め方を学ぶことで私と同じような悩みを持つクライアントを支援したいと考え、転職を決めました。
入社後は、重工業や部品メーカーのクライアントの設計開発領域や設計製造連携領域の業務改革およびデジタル改革を中心に支援をしており、加えて設計製造領域のソリューション開発も担当しています。
岡田:
私は物理系の大学院を修了した後、新卒でPwCコンサルティングへ入社しました。
学生時代は自然科学系の研究を専門としており、研究者としてのキャリアも魅力的だと感じていましたが、就職活動を進める中で、徐々に研究開発職以外の形でも製造業の発展に寄与できるのではないかと考えるようになりました。さまざまな支援の形がある中で、幅広い企業の課題解決に貢献でき、自身の経験を生かして成長できる環境として最適であると感じ、PwCコンサルティングを選びました。
入社以来、自動車部品メーカーの新規事業企画/業務改革プロジェクト、ITベンダーの事業戦略策定支援を中心に、R&D領域の新規事業開発/業務改革テーマに関するプロジェクトに参画しています。
製造業が大きな変化を迎える中、クライアントの支援には高い専門性と柔軟な対応力が求められます。難しさを感じることもありますが、周りのメンバーと連携しながら課題に向き合うことで、前進している手応えと仕事の充実感を日々感じています。
山田:
エンジニアリングチェーン領域では現在、「既存事業での持続的改善・改革による価値の最大化」と「技術を強みに新たな成長の柱を生み出す新規事業開発」の2つが主に求められています。これらを包括的にコンサルティング支援するため、R&D/PLM CoEは、「技術を強みとした新規事業開発」「R&D業務改革」「R&Dデジタル改革」を3本の柱と位置付けてサービスを展開しています。
とりわけ「R&D業務改革」「R&Dデジタル改革」については、PwCコンサルティングが定期的に実施している製造業の開発マネジメント水準に関するアンケートの中で、それらの両方がうまく実践され、マネジメント水準が高く維持されている企業ほど利益につながっているという結果が出ており、引き続き両面から支援していくことが重要だと考えています。
PwCコンサルティング合同会社 IX-VCX 加山 孝太郎 マネージャー
加山:
「R&Dデジタル改革」では、デジタルを活用したQCD(品質・コスト・納期)改革に向けて、技術情報基盤をはじめとするITシステムの構想立案、業務要件定義、パッケージ選定支援を行っています。
一方、「R&D業務改革」では、R&D戦略改革や業務/組織・人材改革を対象に、クライアントにとって重要かつ緊急性の高い問題・課題の抽出から改革手法の提案、それを基にした売上/QCD高度化の実現まで一貫して支援しています。
これら2つは両輪で進めていくことが肝要なため、クライアントの状況に合わせて、ソリューションを組み合わせて提供しています。
岡田:
「技術を強みとした新規事業開発」では、技術力や技術価値の評価やビジネスプランニングの支援を実施しており、これまでクライアントが培ってきた技術を起点に、デジタル技術も掛け合わせて、新たなビジネスを企画・開発していくための業務プロセスや組織体制の構築支援を行っています。
PwCコンサルティング合同会社 IX-VCX 岡田 将希 シニアアソシエイト
岡田:
自動車部品メーカーの技術を生かした新規事業企画支援です。クライアントは他社に先行して新しい技術を開発したものの、事業企画・プライシング(価格検討)・アライアンス検討・体制構築などのビジネス面の知見が十分ではなく、いわゆるプロダクトアウト型の課題を抱えていました。そこで、新規事業のアイデア検討や市場と技術を紐付けるフレームワークなど、私たちR&D/PLM NonAuto CoEの持つ新規事業マネジメントの知見を活用しつつ、構想検討から実行まで幅広く伴走しました。技術と市場ニーズを紐付ける過程は困難なことも多々ありましたが、最終的にクライアントの期待に応える企画を形にでき、成果としても非常に満足のいくものとなったと感じています。
山田:
私は、R&D/PLM NonAuto CoEの方法論を適用した開発マネジメント改革プロジェクトが印象に残っています。クライアントはぼんやりと課題感を持っているものの、なかなか実態把握ができていない状態でした。そこで開発マネジメント水準アンケートや15の改革テーマといったエビデンスと方法論を組み合わせることで、正しく実態を把握した上でクライアントが抱える問題と改革テーマを整理することができました。クライアントの設計の皆さんが共感できる形になったことで、方法論の効果を実感することができた貴重な経験でした。
また、R&Dデジタル改革としては、自身の知見・経験を生かすことができたPLM刷新プロジェクトです。前職で2社のPLM製品導入に関わった経験に基づき、ツールの長所短所の把握や業務改革テーマに対する適切なPLM機能の活用方法を提案しました。R&D業務改革の検討内容を下支えするR&Dデジタル改革の構造をしっかり実践し、システム開発につなぐことができました。
山田:
知見・経験を保有するメンバーと、方法論を使いこなすメンバーで構成された専門家集団として、双方がコラボレーションを行う点です。新卒入社や中途入社などは関係なく、お互いが持っている知見・経験・スキルを持ち寄り組み合わせることで、唯一無二の説得力を持った提案ができる部分が強みだと思います。
岡田:
メンバーが互いに積極的に協力し合える環境が整っている点も強みだと考えています。私は新卒でPwCコンサルティングに入社しており、実務経験が限られている中でプロジェクトを進める場面もあります。それでも、社内に蓄積された知見/ソリューションや他プロジェクトで得られた経験を活用することで、プロジェクトの状況に応じて柔軟に対応することができています。このような柔軟性とコラボレーションを推進する組織文化は、不確実性の高い現代において大きな強みになると思います。
加山:
専門家集団を有し、積極的に協力し合える環境は、IX-VCXのR&D/PLM NonAuto CoEの組織内にとどまらず、PwCコンサルティングの部門間やPwC Japan グループ間でも発揮されています。例えば、PwCコンサルティングには私たちのようなエンジニアリングチェーンの専門家だけでなく、サプライチェーンの専門家が在籍しており、プロジェクトの特徴に合わせて連携しながらプロジェクトを推進しています。
私が担当する設計製造領域のソリューション開発も他部門のメンバーとコラボレーションを行いながら実施しています。それ以外にも組織横断のソリューション開発が進められていますので、今後もさらに進化した強みになっていくと思っています。
山田:
IX-VCXのR&D/PLM NonAuto CoEは、「Industry acceleration with technology(技術とともに産業を加速する)」というスローガンの下、時代を深く先読みし、本質的な価値を見極め、その価値を創り出す技術を持つ人材を増やしていきたいと考えています。
また、ECM(エンジニアリングチェーンマネジメント)×SCM(サプライチェーンマネジメント)による、網羅的改革力の強化を行います。技術を徹底的に磨き、あらゆるクライアントに対し貢献できるソリューションを創り上げ、技術と信頼でクライアントを魅了するチームを目指していきたいです。
左から岡田 将希、山田 功次、加山 孝太郎
PwCコンサルティング合同会社 シニアマネージャー IX-VCX 山田 功次
大手自動車メーカーを経て現職。製造業のR&D業務プロセス改革&PLM刷新、未来創造など、製造業全般のプロジェクトに従事。
自動車、自動車部品、産業機械、建設、重工、電気、化学、精密機械など製造業の知見を幅広く有する。自社ソリューションを構築するとともに、PLMを活用する業務とシステムの双方に精通する第一人者として、各種プロジェクトの推進役およびアドバイザーを担っている。
PwCコンサルティング合同会社 マネージャー IX-VCX 加山 孝太郎
大手プラントエンジニアリング企業、大手重工系企業を経て、現職。
自動車・産業機械部品、産業機械、重工などの設計・生産技術向けの業務改革、デジタル改革の経験を有する。設計開発領域のデジタル改革に加えて、設計開発領域と製造領域の横断的なデジタル改革に強みを持つ。
PwCコンサルティング合同会社 シニアアソシエイト IX-VCX 岡田 将希
大学院にて物理学を専攻後、新卒で入社。
主に、製造業における事業・技術戦略立案、新規事業開発に従事。自動車部品メーカーの業務改革プロジェクト、大手ITベンダーの事業戦略策定支援を中心に、R&D領域の新規事業開発/業務改革テーマに関する経験を有する。