活躍の場は世界。PwC流グローバル人材の育て方

(左から)黒田 磨千華、Fang Xueying(方 雪瀅)、赤澤 亮

Business Transformation Consulting-Customer Transformation
Senior Manager 
赤澤 亮

Technology, Media&Telecommunications-Technology 
Manager
Fang Xueying(方 雪瀅)

Financial Services-Banking, Capital Markets
Manager 
黒田 磨千華

世界を舞台に活躍したい──その思いを本気でかなえるプログラム

──はじめに、「グローバルモビリティプログラム」の概要について教えてください。

赤澤:
グローバルモビリティプログラムは、世界各国のオフィスに一定期間赴任して現地の業務に携わることができるプログラムです。主に、現地のプロジェクトに参画してコンサルティングサービスを提供するケースと、現地の日系企業に対する営業活動を目的としたケースの2つがあり、期間は2年のロングタームがメインですが、1年以下のショートタームもあります。2024年6月時点で、PwC Japanグループから155名のメンバーが海外オフィスに赴任し、海外オフィスから50名のメンバーが日本に赴任しています。

──参加にあたって、どういったスキルや経験が求められますか。

赤澤:
コンサルティングサービスを提供する場合、現地のプロジェクトでコンサルタントとしての価値を発揮して活躍することが求められるため、現地の言葉をしっかりと話せる言語力は必要になります。日本からは英語圏の国に赴任するメンバーが多くいます。

黒田:
すでに国内でグローバルプロジェクトに携わっている人や、さまざまな国籍のステークホルダーとのコミュニケーション経験が豊富な人ほど、プログラムに参加している印象があります。

──なぜ、PwCではこうしたプログラムに注力されているのですか。

赤澤:
身をもって海外の先進事例を学ぶことで、帰国後のクライアントワークに生かすことができるからだと思います。また、当社のクライアントにはグローバル展開をしている日系企業が多く、彼らの課題はもはや国内だけでは解決できません。そのため、グローバルプロジェクトを主導できるコンサルタントを育成する意図も含まれていると感じます。

Fang:
PwCはもともと海外メンバーファームとの連携が活発とはいえ拠点ごとに商習慣や考え方の細かい違いがあります。プログラムを通じて互いの考えや価値観を共有することで、相互理解を深めてベストなプロジェクトの進め方を検討することも目指しているのだと思います。

自国のプロジェクトだけでは得られない知見や経験を獲得できる

──続いて、皆さんのご経歴や現在の担当領域を教えてください。

Fang:
私は2017年にPwC UKに新卒で入社し、クラウドトランスフォーメーションチームで、グローバル企業の英国におけるシステム導入プロジェクトを手掛けていました。2023年1月から、グローバルモビリティプログラムを活用してPwCコンサルティングに赴任し、現在はテクノロジー業界を担当する部署に所属しています。

赤澤:
私は、2012年に新卒でPwCコンサルティングに入社し、テクノロジー領域のプロジェクトに多く携わってきました。現在はカスタマートランスフォーメーションを支援するチームにて、営業業務に関係するグローバルCRM/CPQシステムの導入支援などを手掛けています。2018年から2年間は、グローバルモビリティプログラムでPwC USに赴任していました。

黒田:
私は、メガバンクを経てPwCコンサルティングに入社しました。金融事業部で銀行や証券会社を担当しており、現在は大手銀行の会計基準対応プロジェクトに参画しています。それ以外にも、グローバルプロジェクトやシステム導入プロジェクトにおけるPMOを多く経験し、2022年9月から半年間、グローバルモビリティプログラムでPwC UKに赴任していました。

──皆さんは、なぜグローバルモビリティプログラムに参加しようと思ったのですか。

赤澤:
私は入社前からこのプログラムに興味を持っており、コンサルタントとしてのベーススキルを磨いた後、満を持して参加しました。米国には、私が担当しているCRM/CPQ領域において先進的なシステムやプロジェクトが多くあるため、赴任希望先はPwC US一択でした。

Fang:
PwC UKにおいて、アジア系企業のビジネス支援を自身の強みにしたいと考えました。そのためには、実際に現地でアジア系企業のプロジェクトに参画する経験が必要だと思い、グローバルモビリティプログラムを活用して日本に赴任しようと決めました。

黒田:
私は少し特殊なケースで、プロジェクトがきっかけで海外へ行く必要性が出てきて、結果的にグローバルモビリティプログラムを活用して赴任しました。それまでにも2年ほど、同じプロジェクトにおいて日本でIT側や業務側のサポートを行い、クライアントの信頼を得た実績があったからこそ、こうした機会をいただけたのかなと思っています。

現地に身を置いてこそ味わえる、グローバルのダイナミズム

──赴任先で携わったプロジェクトについて教えてください。

黒田:
参画していたシステム更改プロジェクトの最初の導入先が英国だったことから、PwC UKのメンバーと連携してプロジェクトに取り組みました。クライアントの英国拠点にいるリードメンバーは日本人だったため、彼らとPwC UKのメンバーの間には言語や考え方の面で壁があり、コミュニケーションが円滑に進みづらい状況でした。そこで、私が二者をつなぐ役割を果たしたことで、メンバー間でのコミュニケーションがスムーズになり、クライアントからも感謝の言葉をいただきました。

赤澤:
私はPwC USでも、日本と同じくCRM/CPQシステムの導入プロジェクトに携わりました。印象的だったのは、PwC US内だけで完結するのではなく、カナダやインド、中国など多様な拠点のメンバーと積極的に連携してプロジェクトを進めていたことです。英語圏の強みを生かし、拠点の枠を超えて、最適な組織やメンバーを構成してプロジェクトに臨んでいる点にPwC USらしさを感じました。

Fang:
私はPwC Japan有限責任監査法人のチームと連携し、欧州企業のグループ会社である日本企業に対し、サステナビリティレギュレーションを適用するプロジェクトに参画してPMOを務めています。システム導入プロジェクトのPMO経験はあったものの、サステナビリティ領域のプロジェクトのPMOは初挑戦のため、日々学びの連続です。PwCコンサルティングのメンバーからは「ぜひPwC UKの考え方や仕事の進め方も積極的に共有してほしい」とリクエストされているため、日本に活用できそうなものはこれから共有していきたいです。

──海外赴任のなかで、驚いたことや苦労したことはありましたか。

赤澤:
品質重視で「石橋をたたいて渡る」日本に対して、米国はWBS(作業分解構成図)を作成する間もないまま作業に着手するほどスピード重視であることに驚き、最初は適応するのが大変でした。ただ、「せっかくの機会なので、一度どっぷり米国流の仕事のやり方に浸かってみて、良いところは帰国後に取り入れよう」という意識で仕事に臨んでいました。

黒田:
日本人特有の考え方やオブラートに包んだ言い方を、どのようにPwC UKのメンバーに伝えるかという点は苦労しました。ただ、PwC UKのメンバーが私と同い年かつアジア出身であったこともあり、気を遣いすぎずフランクに会話ができ、早くからスムーズなコミュニケーションが取れるようになりました。

Fang:
最初に苦労したことは言語です。片言のコミュニケーションでは、クライアントの本音はなかなか引き出せません。そのため、赴任1年前から日本語の動画を見たり、会社のサポートのもと日本語の勉強を進めたりしたことで、今ではクライアントとインタラクティブにコミュニケーションを取れるようになりました。また、来日して日本のビジネスルールも学びました。

赴任先での経験や気付きは帰国後も生かすことができる

──プログラムに参加して得たものや心境面の変化はありましたか。

赤澤:
IT先進国の米国で働いたことで、社内だけでなくマーケットでも差別化につながるようなナレッジやスキルが身に付いたように思います。たとえば、私は米国でCPQ(見積もり支援システム)の導入支援を経験したのですが、国内ではCPQはまだ希少なシステムです。そこで、CPQを自分たちのチームの注力領域に設定して提案を強化し、徐々に受注数を増やしています。

黒田:
グローバルメンバーと連携する際に、想像力を働かせて相手の考えの背景や意図を理解し、フレキシブルにコミュニケーションを取ることができるようになりました。また、一人で海外に行って自分に与えられた役割をしっかりと果たせたことで自信も付きました。PwCコンサルティングには、グローバルモビリティプログラム以外にも海外出張などのチャンスがあるので、機会があればまた海外で働いてみたいです。

Fang:
今後PwC UKに戻ったときには、日本での経験を生かしてアジア系企業を支援できたらと考えています。また、日本企業の仕事の進め方や日本人の考え方を、きちんとPwC UKのメンバーに共有することで、クライアントの気持ちをくみ取ってスムーズにプロジェクトが推進できる環境を構築したいと思います。

──最後に、PwCコンサルティングに興味をお持ちの方へ向けて、メッセージをいただけますか。

Fang:
当社では、上司や先輩が「あなたは何をしたい?」「あなたはどう思う?」と常に尋ねてくれます。だからこそ、プロジェクトにおいても、キャリアを考えるシーンにおいても、自分の意志や考えをしっかりと持つことが必要になります。「もっとこんなことにチャレンジしたい」という思いを持った方や、主体的に動くことを楽しめる方はきっと活躍できると思います。

黒田:
意志やビジョンは持ちつつも、「これしかしない」というのではなく、好奇心旺盛に何にでも挑戦できる方なら活躍の機会が得られやすいように思います。また、当社はコラボレーションによる価値創造をとても大切にしており、相手の背景や状況を理解し、受け入れながら、前向きにコミュニケーションできる方は大歓迎です。

赤澤:
独りよがりに物事を進めても、良いアウトプットはなかなか生まれません。コンサルタントに不可欠なのは、まさにチームワークです。自分にはない強みを持った専門家やグローバルのメンバーとダイナミックに連携し、互いの良さを融合してクライアントに喜ばれる価値を生み出すことでコンサルタントとしてのキャリアを進化させたい方、さらなる成長を求めている方はぜひご応募ください。

※本稿は、2025年3月4日にビズリーチに掲載された記事を転載したものです。
※発行元の許諾を得て掲載しています。無断複製・転載はお控えください。
※法人名、役職などは掲載当時のものです。

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