Work Story:Compliance Technical Solutions RA (CTSR)

ITのプロフェッショナルとして
幅広いトラストサービスを提供

IT領域に専門性を有するプロフェッショナル集団として、会計監査におけるシステム監査、サイバーセキュリティ/情報セキュリティ関連業務、IT/デジタルリスク関連のアドバイザリーコンサルティングを行う、PwCビジネスアシュアランス合同会社のコンプライアンス・テクニカル・ソリューションズRA部(以下、CTSR)。システム監査に従事するSuzukiさんとAyabeリーダーが担当業務や仕事について想いを語りました。

コンプライアンス・テクニカル・ソリューションズRA部 シニアアソシエイト
2016年入社 Suzuki

事業会社の情報システム部門で社内SEとしてインフラの設計や運用・保守を担当したのち、2016年、PwC ビジネスアシュアランス合同会社に入社。コンプライアンス・テクニカル・ソリューションズRA部に所属し、会計監査におけるシステム監査に携わる。

Ayabe

コンプライアンス・テクニカル・ソリューションズRA部 リーダー

現在担当しているプロジェクトについて

―現在の業務について教えてください。

Suzuki
会計監査におけるシステム監査をメインに担当しています。あらゆる業界、業務でDXが進んでいますが、それは会計の世界も同じで、今や会社の会計帳簿はほぼデジタル化されています。そのデータが書き換えられたり、必要なデータが消失していたりすると、適切な会計監査を行うことができません。不正や誤謬がないようにクライアントのシステムを監査するのが私たちの仕事です。

業務はPwC Japan有限責任監査法人のリスク・アシュアランス部(以下、RA)とチームになって行います。今はクライアント6社のシステム監査と、1社の内部統制監査支援を担当しており、一番大きいチームには、システム監査のメンバーだけで14人います。そのうち5人がRA、残りの9人がCTSRのメンバーです。そのメンバーで業務を分担し、年間を通じてシステムを監査することになります。

Ayabe
CTSRは、デジタル化された社会に信頼を付与していくデジタルトラストプロバイダーという位置付けで、そのキーワードに関わる仕事をしています。

約6割が、Suzukiさんの担当しているシステム監査、残りの約4割がクライアント企業に対して「サイバーセキュリティ&プライバシー」「ITリスク&ガバナンス」の領域でアドバイザリーコンサルティング業務を担当しています。クライアントとのハードネゴシエーションはRAが担当し、CTSRは業務のデリバリーをメインにやってもらっています。

―Suzukiさんは監査とは無関係の業界でSEをしていたそうですが、入社のきっかけを教えてください。

Suzuki
前職は事業会社の情報システム部門で、SEとして社内インフラの設計や運用構築を担当していました。それほど大きな規模の会社ではなかったこともあり、将来について考えたときに、SEとしての成長がこれ以上見込めないと思うようになり、転職を決めました。

CTSRで働くことを決めたのは、単純に監査の世界を見てみたいという興味からです。

前職でISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)やプライバシーマークの申請をした際に、監査を受けた経験があり、転職先の選択肢として監査に携わるのもありかなと思っていたところ、ちょうどCTSRが募集をしているのを知り、飛び込んでみました。

―実際に入社して感じたギャップはありましたか。

Suzuki
「PwCは能力の高い人たちが休みもなく働いている」という噂が、監査業界だけではなくIT業界でもまことしやかにささやかれていました。私がCTSRへの転職が決まったという話をすると、周りの人からは「考え直した方がいいんじゃないか」と、心配されることが多くて、私自身もどんなところなんだろうと不安でいっぱいでした。ところが、実際に働いてみると穏やかな人が多くて働きやすいし、休みも十分に取ることができます。そこが一番大きなギャップだったかもしれません。

監査の仕事は初めて経験することばかりでしたが、難しさよりも面白さや興味深さの方が大きかったです。いろいろな会社の監査に携わってきましたがこれまで全く知らなかった業界や会社の業務に関する知識が増えるのが、すごく楽しいですね。前職ではもうこれ以上成長できないかもしれないという不安がありましたが、CTSRに入社してから、まだまだ成長のチャンスがあると実感できました。

―CTSRはどのような人に向いていますか。

Suzuki
SEは技術力が一番大切で、成長するためには最新の情報を調べて身につけたり、常にスキルを磨いていったりする必要があります。それに対して監査は深い技術力よりも、アセスメント(客観的に評価・査定するプロセスや手法)をするために幅広いITの知識やスキルが求められます。監査の基準は法令やガイドラインなどのアップデートがほぼ毎年あり、それに合わせて使用するツールも変わっていきます。こういった変化を楽しめる人が向いていると思います。

あとはコミュニケーション能力も大切です。ときにはクライアントに対して厳しい結果をお伝えし、改善をお願いすることもあります。そういうときに普段からコミュニケーションを密にして、信頼を築くことができているとお互い納得した上で業務を進められると思います。そういった面で、コミュニケーションスキルも必要になります。

Ayabe
CTSRは自分の知識や技能でお客様からお金をいただくプロフェッショナルの集団です。そのためにはやはり成長しなくてはいけないので、楽しみながら成長できる人ですね。あと技術職とはいっても、サービス業なので監査という評価をする側であっても、クライアントから「ありがとう」という言葉をいただくこともあります。その言葉を聞いて、嬉しいと思える人は向いていると思います。

Suzuki
そうですね。改善したことで、会社としても良くなりましたといっていただけると、本当に嬉しいです。この仕事をやっていてよかったと実感できます。

―今後の目標を教えてください。

Suzuki
私は今携わっているシステム監査を専門にしたいと考えています。ただ、具体的に何をしていくかまだ決めていなくて。品質や分野に特化してより専門性を高めていきたいというくらいで、まだふんわりとしているので、これからAyabeさんと相談したいと思います。

Ayabe
リーダーとしては、CTSRというフィールドをIT・デジタル領域のリスクマネジメントのプロを育む場だと考えています。みんなが自分らしく働くために、どういうキャリアを描いていくのか。誰かから与えられるものではなく、自分自身がこうしていきたいという目標、夢をCTSRで実現できるようにするのが、私の役目だと思っていますし、そういう場所にしていきたいですね。

―最後にCTSRへの就職を考えている人にメッセージをお願いします。

Suzuki
監査をしたことがないとか、どんな資格がいるのか分からないと心配される方も多いと思いますが、自分の得意な分野を持っている人は、それを特化していくだけで十分活躍できるのがCTSRです。システム監査以外にも、プログラム開発やプロジェクトマネジメントの仕事がありますし、自分がやりたいと思ったことがあれば手を挙げたり相談したりすると、実現する可能性が広がります。これまでのキャリアを捨てて飛び込むのではなく、活用できる、もっとプロフェッショナルになれる可能性がある会社なので、興味のある方は監査という言葉に恐れることなく、是非たくさんの方に応募してほしいです。

What We Do

ITの専門性を活かして経営課題に潜むリスクに対応する

私たちはIT領域に専門性を有するスペシャリストとして、PwC Japan有限責任監査法人のリスク・アシュアランス部とともにデジタル・ITの知識を活用し、社会課題への対応から企業の固有リスクへの対応に至るまで、幅広いトラストサービス(信頼を付与するサービス)を提供しています。

具体的な業務について

  • システム監査・セキュリティ監査業務
    システム概要や業務プロセスを踏まえた評価計画や内部統制検証手続の立案、有効性評価の実施、監査調書の作成、発見事項の改善支援など
  • サイバーセキュリティ・プライバシー関連業務
    サイバーセキュリティに関する第三者評価や管理態勢の強化支援、プライバシー規制対応など
  • ITリスク・ガバナンス関連業務
    情報セキュリティ管理の評価・管理態勢の強化支援、会計システムに関するITリスク評価、ガバナンス態勢の構築支援、大規模インシデント発生時の検証、再発防止策の策定支援など

関連部門

テクノロジーでクライアントの経営管理ガバナンスの課題を解決する

主な業務:内部監査・内部統制評価に係る業務/ガバナンス・リスクマネジメント・コンプライアンスに係る業務
配属部門:Compliance Technical Solutions GRC (CTSG)

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新規事業の創出で新たなイノベーションを起こす

主な業務:デジタルトラストサービス・プラットフォーム関連業務/オーナー企業支援(ビジネス・オーナー・サポート)/ファイナンシャル・トランスフォーメーションおよびスモール・オートメーション
配属部門:Trust Service Innovations (TSI)

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監査業務の標準化により、業務変革の実行を支援する

主な業務:監査業務の標準化および支援
配属部門:Technical Competency Center (TCC)

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経理業務の専門家としてクライアントの課題を解決する

主な業務:企業向け経理サポート業務/経理要員の派遣や経理委託業務の提供
配属部門:Compliance Technical Solutions FRA (CTSF)

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