「ガバナンス・リスク・コンプライアンス(以下、GRC)」の専門家であるPwC Japan有限責任監査法人(以下、PwC Japan監査法人)のGRC部門とともに、グローバルクライアントをはじめとするさまざまなクライアントのGRC領域の課題を解決するPwCビジネスアシュアランスのコンプライアンス・テクニカル・ソリューションズGRC部(以下、CTSG)。デジタルを活用した内部監査支援のスペシャリストなど、さまざまプロフェッショナルが集まるCTSGの仕事についてアソシエイトのNakaichiさんとTakagiリーダーが語りました。
電気機器メーカーの情報システム部にて基幹情報システム運用を担当。2016年にITコンサルティング会社に転職しBI(ビジネスインテリジェンス)ツール導入支援に従事。2022年にPwCビジネスアシュアランス合同会社に入社し、コンプライアンス・テクニカル・ソリューションズGRC部に所属。リスク分析ダッシュボードの導入支援など、DX支援プロジェクトを担当する。
保有資格:日商簿記検定2級、応用情報技術者
Takagi
コンプライアンス・テクニカル・ソリューションズGRC部 リーダー
Nakaichi
PwC Japan監査法人のGRC部とともに、クライアントが持つ大量のデータを集めて加工し、取引の基準違反や会計上の不正等につながるさまざまなリスクを過去の監査結果や不正の発生傾向に基づき判定しダッシュボードとして可視化するBI(ビジネスインテリジェンス)ツールの開発運用を担当しています。前職でBIツールの導入に従事していたこともあり、GRC部のプロジェクトチームにエンジニアとして技術面で参加しています。今進めているプロジェクトでは、新規導入からその後の運用まで担当しています。
Takagi
CTSGはPwC Japan監査法人のGRCと連携しながら動くケースが多い部署です。GRCが扱っているのはクライアントのガバナンス・リスク・コンプライアンスにおける幅広い分野の課題解決ですので、CTSGには多岐にわたる領域のスペシャリストがそろっています。例えば、「工場の業務プロセスを可視化したい」という依頼であれば、Nakaichiさんのようなデジタルに強い人材の力を借りて工場のデータ収集・分析を行い改善策を伝えるアドバイザリー業務を担います。また、海外に子会社があるグローバルクライアントから内部監査の依頼があれば、英語が堪能なメンバーを海外の子会社に派遣し、現地のPwCのメンバーファームと連携して内部統制評価を行い、クライアントの担当者と一緒に改善することもあります。
PwCのグローバルネットワークを活用し、例えば、リスクマネジメントの高度化・海外子会社管理、不正・不祥事対応、データアシュアランスやアナリティクスといったサービスを、業界・業種ごとの特有の課題に応じてさまざまな形で提供するのが私たちの仕事です。
Nakaichi
前職のITコンサルティング会社は規模がそれほど大きくありませんでした。導入するBIツールは汎用性が高いもので、特定の業種や業界に特化したキャリア形成は難しい環境でした。一方で、私は「ある程度業界を絞ることで自分の専門性を高めていきたい」という思いを抱いていました。そんなとき、CTSGがデータ分析やテクノロジー活用ができる人材を探していることを知りました。監査という業界に絞ることで、新しい自分の価値を生み出せるかもしれないと考えました。さらにCTSGやPwC Japan監査法人のGRCでは、過去の職歴どころか国籍もさまざまで、多様なバックグラウンドを持つ人が働いています。例えば、私の同僚は前職でゲーム業界のプロジェクト管理を担当していたそうです。PwCならこれまで監査業界とは全く関係のない業種で働いていた自分でも、強みを発揮し、活躍できると感じました。
Takagi
GRCとCTSGで働いている人は国籍だけでも10カ国以上、経歴も多種多様で官公庁出身の人もいれば、メーカーや銀行、他のコンサルティングファーム出身者もいます。これだけ多様な人材が集まると、コミュニケーションが取りづらいのではと思われるかもしれませんが、PwCには元々“Speak Up”というカルチャーがあり、社歴や役職の違いは気にせずフラットに会話できる環境が根付いているので、その点も働きやすいところだと思います。
Takagi
CTSGには、特定の強みを伸ばしていきたい人が向いていると思います。GRCではクライアントとリレーションを築き、課題を聞き出し、ビジネス化していくリーダーシップが求められますが、CTSGのメンバーにはそれに対して得意な分野の専門性を深め、その分野のプロフェッショナルとしてプロジェクトに貢献することを期待しています。
あとは、「仕事を通じて早く成長したい」と考えている人ですね。私たちはさまざまなクライアントからお仕事を頂いています。一般的な事業会社では1年に1度しか経験できないようなことが、年間を通じて数多く経験できる環境です。自分の強みを生かしながら速いスピードで成長し社会貢献していきたい方には最適な場所だと思います。
Nakaichi
自分でいろいろ吸収したい、というモチベーションを持っている方が向いていると思います。私自身、入社前はデジタルの専門性を高めることだけを考えていましたが、監査業務の知識が増えることで仕事の幅が広がっていくのをすごく感じています。
Takagi
さきほど、GRCとCTSGの違いの話をしましたが、PwC Japanグループの中ではキャリアの希望に合わせて移籍ができる仕組みがあります。例えば、Nakaichiさんが将来ビジネスの創出を希望しているというのであれば、GRCに移籍することもできますし、逆にGRCの人が自分の専門性を活かしたいとCTSGに移籍することもあります。ライフステージや自分の希望に合わせてあらゆる可能性が広がっているところもCTSGの魅力です。
Nakaichi
本当にTakagiさんの言うとおりで、やる気があれば新しい業務に挑戦するチャンスを与えられる職場です。実際に私は今BIツールの業務の他にこれまで手作業で行っていた作業を、生成AIを使って自動化するデジタルツールの開発メンバーとしても活動しています。いつか生成AIに関わる仕事がしたいとは思っていたのですが、こんなに早くその目標が実現するとは思っていませんでした。今後は、監査の領域において専門性を高めていきながら、AIの分野でも成果をあげられるように頑張りたいと思っています。
Nakaichi
私も最初に転職を考えたころは監査業界についての知識が全くなく、“お堅い業界”というイメージを持っていました。ただ、監査は全ての会社に関係があると考えると私たちの生活と密接につながっているものでもあります。私の場合はデジタルでしたが、監査とつながる強みが一つでもある人は、未知の世界と恐れることなく、ぜひ入って来てほしいと思います。きっと自分の可能性が広がるはずです。
「ガバナンス・リスク・コンプライアンス×デジタル」の専門家として、PwC Japan有限責任監査法人のGRC部とともに、グローバルクライアントをはじめとしたさまざまなクライアントのGRCに係わる多様な課題をデジタルの活用により解消しています。