データ利活用でクライアントとともに新しいビジネスを創り世に出す

  • 2025-07-01

※所属、役職およびインタビュー内容は掲載当時のものです。

──これまでの経歴を一言で。

大学、大学院では経営システム工学を専攻し、情報数理や機械学習を専門とする研究室で購買データの分析などを行っていました。学生時代から、データを活用して意思決定の効率化・高度化を図るといったテーマに興味があり、PwCコンサルティング合同会社に Analytics Insights チーム(当時はData & Analyticsチーム)のメンバーとして入社することを決めました。

PwCコンサルティング合同会社 シニアアソシエイト F.I.

──現在従事されているプロジェクトの内容について教えてください。

現在は、アナリティクス技術を活用した経営領域の意思決定の効率化・高度化というテーマを扱うプロジェクトに参画しており、そのなかで「生成AIを活用した経営データ分析業務の効率/高度化」というサブテーマを担当しています。

業務要件をもとに生成AIでどのような処理を行えば意図するアウトプットが得られるかの設計・開発や、LLM Opsなどの考え方を取り入れた大規模言語モデル(LLM)の運用方法の検討など、幅広い領域に取り組んでいます。

──一日の大まかなスケジュールについて教えてください。

朝はメールのチェックや会議スケジュール、自分の持っているタスクを確認し、一日の仕事の進め方を再度確認します。

その後、プロジェクトメンバーで実施している朝会へ参加し、プロジェクト全体の進捗の確認やメンバー間での情報連携・議論を行います。各メンバーが異なる領域を担当しているプロジェクトのため、自分のタスクだけでなく他メンバーの状況も把握するよう心掛けています。

午後からは、開発や資料作成など自分のタスクを推進したり、クライアントミーティングに参加したりします。

──データ活用やAIといった領域に携わるようになったきっかけ・動機について教えてください。

高校生の時からぼんやりと大学では自分が社会に出たときに役立つ学問を学びたいという思いがあり、そのなかで「経営システム工学」という分野があることを知り、非常に興味を抱いたので、この分野を専攻できる大学への進学を決めました。

経営システム工学ではコンピューターサイエンス、経営学、工場のオペレーション最適化などさまざまな分野に触れたのですが、情報数理やデータサイエンスを扱う講義が最も楽しかったことと、当時第3次AIブームの真っ只中だったこともあり、情報数理や機械学習を専門とする研究室へ進むこととしました。研究を進め、購買履歴データやウェブ閲覧履歴データを解析していくなかで、データ分析により示唆を見出すこと、得られた示唆がビジネスの改善に繋がることに非常にやりがいを感じ、将来はデータ活用やアナリティクスに関する仕事に携わりたいと思うようになりました。就職活動を通じPwCコンサルティングのAnalytics InsightsチームはアナリティクスPoCなどの技術的なものからデータ・AI活用戦略のようなものまで幅広いプロジェクトがあることを知り、データ・アナリティクスに関する幅広い経験が積めると思って入社を決意しました。

──これまでPwC内で経験したプロジェクトやご自身の専門性について簡単に教えてください。

入社後は、主にデータ分析案件とデータ利活用ビジネス立案案件を経験しました。
データ分析案件では、需要予測のPoCや市場データを用いた因子探索などに携わり、現在は生成AIを用いた経営分析プロジェクトに参画しています。データ利活用ビジネス立案案件では、クライアントとゼロからビジネスを創りプロダクト開発を行い、初期の事業運営までをご支援しました。クライアントとともに新しいビジネスを創り世に出していく、非常にやりがいのある経験をさせていただいたなと思います。

──クライアントワーク以外でPwCで良かったこと、実現できていることは何ですか。

PwCで良かったと思うことは、メンバーのキャリア形成を非常に親身になって考えてくれる上司・先輩が本当にたくさんいることです。入社前は、コンサルティングファームはドライな人間関係だと思っていたのですが、全くそのようなことはなく、仕事や今後のキャリアについて月1回程度上長と相談する機会が設けられています。また、自分自身も新卒採用の活動に携わり、学生や入社1年目の方と関わる機会が多いので、同様に彼・彼女らのキャリアをサポートできるよう意識しています。

──PwCの現状のジェンダー・ダイバーシティをはじめとしたI&D(インクルージョン&ダイバーシティ)に関する制度・取り組みについてどう思われますか。

性別や国籍、年齢などの属性情報にとらわれることなく、一個人として接するという文化が根付いている組織だと思います。私自身、「女性だから」といったような偏見を向けられたことは一切なく、属性にかかわらず他者を「個人」として認めフラットにコミュニケーションを取ることができ、とても仕事がやりやすいと感じています。上司、部下にかかわらず、自分の考えを発言しやすい空気作りを心掛けているメンバーが非常に多い点もPwCの良いところだなと思います。

また、私の周りでは男女問わず育児休暇をしっかりと取っているメンバーも多く、個人のライフイベントに応じて柔軟な働き方ができる組織だと思います。

──今後データやAIに関わる領域のアドバイザリーサービスを目指される方へのアドバイスを一言お願いいたします。

PwCでは、多様な専門性を持つメンバーとともにデータやアナリティクスに関するさまざまなプロジェクトにチャレンジすることができます。技術の移り変わりの多い領域のため、キャッチアップが大変な局面もありますが、常に新しい技術に触れることができるとても魅力的な職場です。データやアナリティクスに少しでも興味があれば、是非PwCへのジョインを検討していただけると嬉しいです。皆さんと一緒に働けることを楽しみにしています。

本ページに関するお問い合わせ