変化する安全保障環境への対応
2024(令和6)年度版の防衛白書に「わが国は戦後最も厳しく複雑な安全保障環境に直面している」とうたわれましたが、その後の日本の安全保障環境はさらに厳しく複雑になっています。
- 大国間の競争が激化し、これまでの国際関係からの変化や、ルールの不透明感が増していく中で、AIや無人機、自律型システムの進化による新しい戦闘の様相が、宇宙・サイバー含め領域を横断して日々展開されています。
- 各国とも防衛予算を増加させることによって防衛力を強化しつつ、経済安全保障の観点からも追求が進められています。そうした背景から、企業はサプライチェーンの再構築・強靭化を模索しつつあり、市場では宇宙・サイバーへの投資が活発化しています。
- 日本政府は、他の主要国と比較してこれまで相対的に低い水準に抑えられてきた防衛費をGDP比2%相当まで引き上げ、防衛力の整備や自衛隊体制の見直しを進めています。これに伴い、民間の防衛産業も多岐の分野にわたる構造変革を求められ、防衛領域は官民問わず大きな変革期を迎えています。