
セッション5 サプライチェーンの人権・環境リスクと救済メカニズム
デューディリジェンス関連規制のうち、欧州バッテリー規則/バッテリーDDとCSDDDを例にとり、サプライチェーンDDの体制構築について、PwCアドバイザリー合同会社のシニアマネージャー 小松健太が解説しました。
ビジネスと人権に関する社会的な関心の高まりを背景に、
企業活動が人権に及ぼす影響についてより一層注目が集まっています。
PwCは企業におけるグローバルサプライチェーンも含めた「グリーバンスメカニズム」の構築および運用を支援します。
国連の「ビジネスと人権に関する指導原則」は、企業には人権を尊重する義務があるとして、人権方針の策定、人権デューデリジェンスの実施に加え、グリーバンスメカニズムの確立または参加を求めています。
欧州委員会は「コーポレート・サステナビリティ・デューデリジェンスに関する指令案」を2022年2月に公表し、人権および環境に対するデューデリジェンスを義務化しました。欧州域外のグローバル企業においても、苦情処理手続の策定および実行などが求められています。
経済産業省が2022年9月に公表した「責任あるサプライチェーン等における人権尊重のためのガイドライン」は、企業から受ける人権への負の影響について、情報提供や申し立てができるよう、グリーバンスメカニズムの確立または参加を求めています。
使用言語については、日本語、英語および中国語がデフォルト設定されています(他の言語も追加可能)。
PC、スマートフォン、タブレットとあらゆるデバイスからいつでも、どこでも、投稿の受付や対応ができます。また、この投稿のベストプラクティスを短期間で実装することが可能です。
投稿受付担当者の管理用画面には、投稿の受付日時、件数、対応状況などが一覧表示されます。このため、個々の投稿について漏れなく迅速に対応しているか否かを一元的に把握し、管理することができます。
1件の投稿に対し固有のIDを付与することにより、匿名性を保持したまま、投稿者と事務局とのコミュニケーションを継続することができます。
国連指導原則で求められる下記8つの要件を満たす設計により、実効的な苦情・通報・相談窓口の設置を実現します。
ステークホルダー・グループからの信頼、苦情プロセスの公正な遂行に対する責任
プラットフォームの運営者として、ステークホルダーから信頼されるシステムを提供し、クライアントおよびステークホルダーが安心して利用できる環境を整備します。
グリーバンスメカニズムを構築・運営するためには、投稿者からの苦情を受け付ける通信環境を整備・運用する必要があります。
PwCは、数々の企業に本プラットフォームを導入してきた知見を活かし、投稿の受付から、投稿者と経営陣から独立した弁護士などの第三者機関との安全なコミュニケーション、投稿への回答、是正措置の実施までの一連のオペレーションを支援します。それにより、情報が一元管理されたグリーバンスメカニズムの実現をサポートします。
デジタル・トラストサービス・プラットフォームは、世界で広く採⽤されるクラウドサーバー上に構築されています。このクラウドサーバーのデータセンターの場所は⾮公開で、物理的なアクセスが必要な管理者などに限り⼊館に関する情報が付与され、管理されています。データセンターでは専⾨のセキュリティスタッフが監視カメラ、侵⼊検出システムなどを⽤いて物理的なアクセスとサイバー空間での攻撃を常時監視しているため、安⼼・安全にご利⽤いただけます。
本プラットフォームについて、以下の点を中心にご紹介しています。
まずは下のリンクから資料をご請求いただき、ぜひご検討にお役立てください。
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