―スポーツ産業調査(第9版)―

スポーツ産業:新たな成長への道を切り開く

  • 2026-10-26

PwCは2016年以来、世界のスポーツ業界のリーダーの認識を調査・分析する「スポーツ産業調査」を実施し、スポーツ産業の成長見通しや、産業が直面する機会と課題について考察しています。

第9版となる今年の調査では、48カ国のスポーツ業界のシニアエグゼクティブ517名からの回答に加え、新たに日本を含む17カ国・7,250名のスポーツファンを対象とした調査を実施しました。スポーツ組織や投資家などの「産業側」の視点と、ファンの行動や期待という「需要側」の視点を組み合わせることで、スポーツ産業の成長機会をより立体的に分析しています。

調査結果では、今後3~5年間の世界のスポーツ市場の予測成長率は7.4%と、前回調査(7.3%)をわずかに上回り、引き続き前向きな見通しが示されました。一方、その成長を支える構造は変化しつつあります。変化するメディア環境やファンの行動、投資家の選好を踏まえ、スポーツ産業が持続的な成長に向けて新たな道を切り開くための機会と課題が浮かび上がっています。

今年の調査では、スポーツ産業の次の成長局面を左右する6つのテーマに焦点を当てています。

  • スポーツ市場の見通し:メディア放映権の成長鈍化が見込まれる一方、スポンサーシップ、チケッティングやホスピタリティなど、その他の収益源への期待が高まっています。
  • スポーツへの投資:投資家の関心は引き続き権利保有者に向かう一方、スポーツ業界のリーダーの78%は、メディア放映権だけに依存せず、複数の収益機会を持つスポーツプロパティが重視されると考えています。
  • スポーツファンの世界観:世代間でスポーツの楽しみ方の違いが拡大しています。特に若年層では、ライブ中継だけでなく、日常的に接触できるコンテンツやコミュニティとのつながりが重要になっています。
  • 女性スポーツ:91%のスポーツ業界のリーダーが今後3~5年間で2桁成長を見込む一方、ファンの約半数は女性スポーツのコンテンツやイベントへの支払う意向は限定的であり、成長期待を収益化につなげることが課題となっています。
  • スタジアム・スポーツベニュー:スポーツ業界のリーダーが収益化につながるデジタル・飲食などへの投資を重視する一方、ファン側は価格、快適性、清潔さといった基本的な価値をより重視しており、両者の間にギャップが見られます。
  • スポーツインテグリティ:スポーツ業界のリーダーの75%がインテグリティ違反をスポーツ産業における主要な商業リスクと捉えており、特に八百長やドーピングなど、競技結果の公正性を損なう問題への対応が重要性を増しています。

スポーツ産業:新たな成長への道を切り開く―スポーツ産業調査(第9版)―

( PDF 12.52MB )

※本コンテンツは、PwC米国が2026年5月に公開した「PwC Global Sports Survey (9th Edition)」を翻訳したものです。翻訳には正確を期しておりますが、英語版と解釈の相違がある場合は、英語版に依拠してください。

主要メンバー

作佐部 孝哉

パートナー, PwCコンサルティング合同会社

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安達 裕一

シニアマネージャー, PwCコンサルティング合同会社

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安西 浩隆

マネージャー, PwCコンサルティング合同会社

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斎藤 千尋

マネージャー, PwCコンサルティング合同会社

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寺尾 慎吾

シニアアソシエイト, PwCコンサルティング合同会社

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