
「全員主役」時代の新しいリーダーシップとは—— 人材・組織のエネルギーを最大化する「場のリーダーシップ」
新しいリーダーシップのあり方として注目される「場のリーダーシップ」について、その理論と実践に詳しい武蔵野大学の中村一浩准教授とPwCコンサルティングのメンバーが話し合いました。
コロナ禍で生活様式やワークスタイルの変化・多様化が進み、人々の大切にしたい価値観やありたい姿が見つめ直されました。
「地方移住したい」「期間に縛られずに家を自由に住み替えたい」「副業・兼業など組織を超えてキャリアを設計したい」など、自由な「移動」を求めるニーズが高まっています。
私たちは過去の一連のシリーズレポートにおいて、人々が自らの価値観やライフステージに応じて自由に移動できるとともに、物や住居、スキルや経験など、有形・無形のリソースも柔軟に移動できる社会の実現を説いてきました。
ヒト・モノ・スキルの柔軟な移動は、価値観の多様化に応えるだけでなく、新たな交流やイノベーションを生み出すチャンスにもつながります。
本レポートでは、「移動」をサステナビリティの観点から捉えています。
そして、「移動」を多様なステークホルダーにとって持続可能なものに変え、その力を最大限に引き出すために必要な考え方やアプローチについて論じます。
具体的には、ポストコロナのヒト・モノの移動の回復によってさまざまな社会課題が再燃する中、サステナブルな移動の実現に必要な考え方やアプローチとして「移動の再建」を提案します。
「移動の再建(Rebuild)」とは、移動サービスの量的な増加を追求する「移動の回復(Rebound)」に対して、移動そのものの質を高めて、複数の価値向上を目指す俯瞰的な思考およびアプローチです。
本レポートでは、「移動の再建」の考え方とその実現に資する「4つの質へのアプローチ」について、観光・物流業界のトピックを例として取り上げながら解説します。
はじめに
第1章 ポストコロナの移動の回復とその持続可能性
第2章「移動の回復(Rebound)」から「移動の再建(Rebuild)」へ
第3章「移動の再建(Rebuild)」における4つの質へのアプローチ
第4章 観光業界と物流業界における「移動の再建(Rebuild)」の事例
第5章 移動の再建によって、本当に持続可能な移動を目指せ
本レポートは、「シリーズ:『移動』に対応せよ」の第3弾となります。
これまでのレポートでは、「移動」の自由が実現しうる社会の将来像や、その実現に向けて企業や自治体がとるべき行動について論じています。ぜひ併せてご一読ください。
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