{{item.title}}
{{item.text}}
{{item.text}}
東京大学とPwC Japanグループは、AI活用で多様な課題を解決する経営人材の育成を目的として、2021年から大学生および大学院生と、社会人のそれぞれを対象に「AI経営寄付講座」を開催しています。
その一環として、大学生と大学院生向けには「AI起業サマープログラム」を開催。通算6回目となる2026年のプログラムは、産業課題の解決につながる新規事業創出を目的として実施しました。8月5日からスタートした今回のプログラムには、約100名の参加者が集まりました。
今回のプログラムでは、製造業、サービス業、医療・福祉、建設・インフラ、メディア・エンターテイメント、行政・教育の6つを対象としました。参加者は、AI活用の最前線を知る講師から、事業作りの考え方や事例を習得。ランダムに選ばれた同年代の4〜5名でチームを作り、課題の選定、探索と深堀り、当事者や関係者へのヒアリング、解決策の考案、プロトタイプ作成を行います。また、全7日の日程のうち、6日目と7日目はそれぞれの事業案を発表するピッチコンテストを実施。最終日となる9月11日には、有識者によって選ばれたファイナリスト6チームが最終プレゼンテーションを行いました。それぞれの事業案を基に審査員と受講者が評価し、優秀な事業案に賞が授与されました。
以下、ファイナリストの6チームの事業案概要を紹介します。
アニメは「クール・ジャパン」の代表的コンテンツ。日本動画協会の調査では、国内のアニメ産業の市場規模は3.84兆円で過去最高を更新しています(2024年時点)。しかし、制作現場を見ると、アニメ制作会社の6割は赤字または減益という課題がありました。
そこでチームAは、原作者、出資者、クリエーターをつなぐプラットフォームを考えました。このプラットフォームでは、アニメ原作者の企画に賛同するクリエイター・出資者とのマッチングや制作資金の調達、AIを活用した制作の部分的効率化を行います。
チームBによると、現在、国内で提供されている医薬品数は1万6,000品を超え、このうちの約1割強に相当する医薬品が出荷調整中です。薬局において特に負担となるのは、欠品している薬の代替薬を探す時間と手間です。
このような作業負担を軽減すべく、チームBは、中小規模の薬局および薬局チェーン向けに、薬の欠品の原因である出荷調整を解決するソリューションを提案しました。
昨今、野生動物による農作物などの被害が深刻化しており、農林水産省や環境省は害獣の削減目標を立てて対策を講じるとともに、捕獲の担い手であるハンターを中心とした捕獲支援を実施しています。しかし、ハンターは近年減り続けており、猟銃免許の所持者数も大きく減少。さらに、その半数以上が60歳以上であり、高齢化と人手不足により対策が難航しています。
効果的な害獣の捕獲にはベテランのハンターの暗黙知を可視化し、若いハンターに共有する仕組みが必要です。そこでチームCは、捕獲可能性が高い罠の設置場所をAIで提案するアプリを考案しました。
線路への倒木は継続的に発生し、運休や車両の破損の原因となっています。倒木による運休が頻繁に発生している路線もあるなど、鉄道会社側もそのリスクを認識し、線路周辺を広範囲に定期巡回しています。その際に運行に影響を与える可能性がある木(危険木)を発見した場合には業者と連携し、調査をして伐採する手順で対応しています。
このような背景から、チームDは公開データと新たに取得するデータを組み合わせ、危険木と危険木が多い場所の特定と、伐採の優先順位をAIで判断する仕組みを考えました。
デバッグは、開発直後のゲームの不具合を発見し、修正する作業のこと。ゲームが進行不能になるバグ、端末ごとの動作の差、多言語版の表示崩れなどを見つけ出します。
このうち、チームEは多言語版の表示崩れに着目。開発者へのヒアリングでは、デバッグの負担を感じつつも、「最終的には人の目で確かめたい」と思っていることが分かりました。
そこでチームEは、「最終判断は人が行う」ことを前提として、翻訳した文字がはみ出ないようにする仕組みを考えました。
床ずれは、長時間の寝たきりなどで体の一部に体重がかかり続けることにより、皮膚や皮下組織の血流が途絶えて壊死する損傷です。これを防ぐため、介護職員は定期的に患者の体を動かします(体位変換)。体位変換は医学的には4時間に1度を目安としていますが、現場では全患者を対象に2時間ごとに行っています。早朝や深夜を問わないこの作業は体力的負担が大きく、介護職員の腰痛の原因にもなっています。
そこでチームFは、Wi-Fiセンシングを用いて患者の姿勢の動きを検知するソリューションを考案しました。
今回のAI起業サマープログラムでは、少子高齢化に起因する医療や介護分野、野生動物対策や森林管理など自然環境、ゲームの制作プロセスの効率化など、今の日本が直面する課題に対して実用性が高い事業案が発表されました。
生成AIの技術と活用が急速に伸びている中で、今後もさまざまな領域で生成AI活用によるビジネスチャンスは広がっていくはずです。
PwC Japanグループは、私たちが持つAI分野の専門的知識、ネットワーク、事業を通じて蓄積している各産業の課題を知見としながら、今後もAI活用に向けた取り組みを支援していきます。
{{item.text}}
{{item.text}}
{{item.text}}
{{item.text}}