異業種連携で広げるIP活用戦略

世界で勝つエンタメビジネス

  • 2025-10-10

PwCコンサルティング合同会社のエンタテイメント&メディア・インダストリー・イニシアチブ*は、「世界で勝つエンタメビジネス~異業種連携で広げるIP活用戦略~」を発刊します。

内閣府 知的財産戦略推進事務局は、2024年6月に発表した「新たなクールジャパン戦略」において、コンテンツ産業を日本の基幹産業と位置付け、成長目標を改めて提示しました。直近の知的財産推進計画2025では、日本のコンテンツの海外市場を2023年の5兆8,000億円規模から2033年にはその約4倍に当たる20兆円にすることを目指すとしています。

一方で「コンテンツ」を取り巻くファクトの整理は途上であり、実態を反映した本来の市場規模の把握と、それを起点とした戦略の検討が必要です。
目標達成に向けて、コンテンツ産業の構造や世界と日本のコンテンツ産業の現状をより詳細に理解した上で、将来像を検討していくことが求められるでしょう。

本書では、具体的な市場データを用いて現状を整理し、私たちが提唱するコンテンツの生態系モデル(コンテンツと5C)をベースに、Capital/Creator/Channel/Commerce/Communityの観点から日本のプレイヤーが取るべき勝ち筋について、中長期的な将来展望を示します。

*エンタテイメント&メディア・インダストリー・イニシアチブ
エンタテイメント&メディア(E&M)業界がグローバルでより大きな存在感を示すために、2024年3月1日にPwCコンサルティング合同会社は「エンタテイメント&メディア・インダストリー・イニシアチブ」を立ち上げました。コンテンツの潜在力を引き出すための仕組みや制度の提言に加え、産官学のコンソーシアムを形成することなどで、日本のE&M業界の発展を支援します。

  • 書名:世界で勝つエンタメビジネス~異業種連携で広げるIP活用戦略~
  • 著者:PwCコンサルティング合同会社 エンタテイメント&メディア・インダストリー・イニシアチブ 森 祐治、岩崎 明彦
  • 出版社:日経BP
  • 発売日:2025年12月8日
  • 定価:2,750円(税込み)

本書の主な内容

本書は以下の各章から構成され、各分野のプロフェッショナルがその経験・知見を基に執筆しています。

Ⅰ部 日本がコンテンツ起点で戦う理由

第1章 なぜコンテンツ起点なのか

新しい「クールジャパン戦略」で基幹産業として位置付けられたコンテンツ産業の構造を紐解き、コンテンツがビジネスとして成り立つための生態系モデルについて解説します。

第2章 世界と日本のコンテンツの今

コンテンツにおける輸出の概念を整理した上で、世界と日本のコンテンツ市場規模、さらには日本独特のメディアミックスによる経済波及効果をPwCコンサルティング合同会社の推計を基に解説します。

第3章 コンテンツ産業の構造と課題提起

コンテンツ・メディアの関係の変化や産業構造を軸に、これまでの市場展開の歴史と経緯、課題を改めて整理します。

Ⅱ部 新しい戦い方のビジョン:コンテンツ海外市場規模20兆円に向けた道筋(To-Be)

第4章 文化創造先進国の戦い方と示唆(事例研究)

クールジャパン市場全体における文化創造産業の領域を対象に、他国における施策や海賊版対策を事例ベースで紹介し、示唆を得ます。

第5章 これからの日本の戦い方

私たちが提唱するコンテンツの生態系モデル(コンテンツと5C)をベースに、ユーザーを取り巻く3つのC、「Channel」「Commerce」「Community」の具体的な施策について解説します。

第6章 求められる新しい資金調達(Capital)方法と台頭するクリエイターエコノミーの活用

コンテンツを創造し、生み出す「川上」に位置する「Capital」「Creator」の領域において、日本のコンテンツ産業をさらに成長させるための方策を論じます。

Ⅲ部 日本のプレイヤーが取るべき“勝ち筋” の中長期的将来展望

第7章 提言-日本のIPが世界を制し、恒久化するために

第1章から第6章までの内容を踏まえて、日本がコンテンツ産業の中心として世界をリードするための道筋を述べます。


{{filterContent.facetedTitle}}

{{contentList.dataService.numberHits}} {{contentList.dataService.numberHits == 1 ? 'result' : 'results'}}
{{contentList.loadingText}}

本ページに関するお問い合わせ