IFRS「金融資産の減損」プラクティス・ガイド

2022-08-25

国際財務報告基準(IFRS)第9号「金融商品」における金融資産の減損に係る規定は、金融危機への対応として将来予測的な情報を考慮した予想信用損失という概念を取り込んだものであり、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大など社会環境の変化を受けて、その影響が世界的に注視されています。

日本では金融資産の減損に関する規定は、長年にわたって抜本的な改正が行われてきませんでしたが、企業会計基準委員会(ASBJ)は、予想信用損失に基づく金融資産の減損についての会計基準の開発に着手することを決定しました。IFRSにおける予想信用損失モデルを基礎として、国際的な会計基準と遜色がないと認められる会計基準の開発を目的に検討を進めています。

本書では、このような背景を踏まえ、IFRSにおける金融資産の減損に係る会計処理および開示の規定や適用上の留意事項について、実務に即した具体的な設例や図表を用いて解説しています。

IFRS「ヘッジ会計」 プラクティス・ガイド
  • 出版社:中央経済社
  • 定価:3,200円(税抜き)
  • 仕様:252ページ/A5判
  • 発行日:2022年8月