金融機関のための予想信用損失会計 信用リスク管理との統合

2018-10-11

国際会計基準審議会および米国財務会計基準審議会は、信用リスクに起因する損失(信用損失)の認識・測定に関し、従来の過去の事象や実績を利用する発生損失モデルから、より将来的な情報を利用する予想信用損失モデルに移行する会計基準の改正を行いました。

本書では、信用リスクに関する会計処理の大きな変更となる予想信用損失について幅広く解説することを目的としています。

まず、第1章と2章においては、新たな国際財務報告基準(IFRS)と米国会計基準の規定を詳細に解説するとともに、両基準の異同を明らかにしています。

次に、第3章や第4章において信用リスク管理と財務報告の統合を重点的に解説しています。信用リスク管理と財務報告における貸倒引当金等の処理はさまざまな点で相違していますが、財務報告が発生損失モデルから予想信用損失モデルへ移行することによって、一層の連携が必要になると考えられています。

第5章以降では、その他の関連する領域、すなわち内部統制(第5章)、バーゼル規制(第6章)や外部監査(第7章)について取り上げています。

金融機関のための予想信用損失会計 信用リスク管理との統合

中央経済社 2018年9月20日発行

4,200円(税抜き)351ページ/A5判

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