
シリーズ「価値創造に向けたサステナビリティデータガバナンスの取り組み」 第2回:統合管理を含めたデータガバナンス/マネジメントの要諦
多様なテーマを抱えるサステナビリティの領域におけるデータガバナンス/マネジメントを推進するにあたり、個別最適に陥りデータの全社的な利活用に至らないことが課題とされています。本コラムでは、組織横断的なデータガバナンスが必要な理由、そしてその推進の要諦を解説します。
電気自動車(内燃機関を搭載しない電気のみで走行するEV。以下、BEVと記載)の普及が急伸する見通しの中、特にリチウムイオン二次電池の今後を検討する上で、車載用途が与える影響を無視することはできません。さらに、Scope2でのCO2排出量低減に向けては再生可能エネルギー由来の電力を用いた充電が求められる他、Scope3でのCO2排出量低減に向けては資源獲得からリユース・リサイクルまでの蓄電池バリューチェーン全体でLCA(Life Cycle Assessment)観点での対応が求められることから、車載用途を起点とした「社会システム変革」が求められます。
本稿では、上記変革の背景となるBEV普及と変革の方向性を論じています。
なお、本稿は国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の委託事業により得られた結果に、一部加筆を行ったものになります。
1.2030年までに16倍となる車載用蓄電池市場
2.BEV化が抱える3つの不確実性
3.車載用蓄電池に係る「社会システム変革」
4.乗用車と貨物車で異なる蓄電池課題
5.全固体電池を待たずして実現するBEV活用
6.性能競争から蓄電池循環へ
多様なテーマを抱えるサステナビリティの領域におけるデータガバナンス/マネジメントを推進するにあたり、個別最適に陥りデータの全社的な利活用に至らないことが課題とされています。本コラムでは、組織横断的なデータガバナンスが必要な理由、そしてその推進の要諦を解説します。
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