建設業における新規事業開発支援

新規事業開発では、取り組むべき事業領域を的確に見定め、自社開発やM&Aなど、目的に応じた手段を講じることが重要です。
事業企画に加え、実行のガバナンスまで、総合的に支援します。

新規事業開発の進め方

新規事業開発では、取り組む事業領域を的確に見定め、目的に応じた手段を活用することが重要です。

新規事業案を検討する際には、

  • 新規で取り組もうとしている市場が今後の成長が見込める市場であるか
  • 成長が見込める市場において自社の強みを生かせるか
  • 自社の強みを生かせる領域において利益を出せる仕組みを構築できるか
  • 自社の視点だけでなく顧客視点での事業機会を検討できているか

など網羅的な観点から事業案を洗い出す必要があります。


こうしたプロセスを経た新規事業案は、市場の規模や事業の収益性、顧客ニーズ、自社のケイパビリティなど、重要評価項目で評価し、さらなる絞り込みを行います。その際には、自社やパートナー、顧客を含めたプレーヤーの事業関係を明らかにし、新規事業を実現するにあたっての適切な手段(自社開発、パートナー連携、M&Aなど)を検討し、実現性も加味した上で、事業案を作りこんでいきます。

PwCコンサルティング合同会社には、新規事業開発の経験を持つメンバーや、建設業出身のメンバーが在籍しています。新規事業開発の手法を熟知したコンサルタントと建設業知見のあるコンサルタントが組むことで、新規事業案の洗い出しや絞り込みを実施する際に、企業にとって未知の領域に関するトレンド情報を提供することや、分析をサポートすることが可能です。また、クライアントの経営資源・強みに対して、第三者的な視点からアドバイスを行い、新規事業における事業計画の作成からその後の実行までをエキスパートとしてサポートすることが可能です。

新規事業開発の背景と拡大領域

建設業は、中期的にはリニューアル・修繕工事の増加などが見込まれ、堅調な需要予測となってます。ただし、長期的には日本の人口が減ることから、国内の市場規模は頭打ちとなる見込みです。そのため、現状の主要事業である建設請負事業の強化をしながら、建設事業の別のフェーズ(企画~運営維持管理)や海外への展開、他事業(開発不動産や再生可能エネルギなど)への拡大などを推進していく必要があります。これらの領域拡大の中で、新規事業の開発へと成長していく可能性も期待されます。

新規事業立ち上げに関するPwCの支援

私たちの新規事業立ち上げ支援では、最初に「今後どのような会社にしていきたいか」について、クライアントの要望を描いていきます。PwCコンサルティングは皆さまの意見を丁寧にヒアリングし、アイディアを出し合いながら、企業の未来計画をともに作り、実際の実行まで一貫して支援します。

支援例

新規事業開発計画策定アプローチの提示

  • 新規事業開発実現につなげるための論点と枠組みを提供する
  • 新規事業のアイディア出しから戦略立案に至る道筋(全体像)を客観的に整理する
  • 新規事業における他部署との連携・巻き込み方・調整の方法やノウハウを提供する

ナレッジ提供

  • クライアントにとって未知の領域である新規市場のトレンド情報を提供する
  • クライアントの経営資源や強みを第三者視点から判断し、アドバイスを提供する

新規事業開発における作業のサポート

  • 一連の検討のアプローチ方法の検討・展開
  • 検討資料の作成や討議のファシリテーション
  • 市場や競合調査のサポート

実行に向けてのサポート

  • 事業立ち上げ時の課題に対するソリューション検討・提示
  • アライアンスパートナーとの交渉

主要メンバー

豊島 久美子

シニアマネージャー, PwCコンサルティング合同会社

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