現場生産性向上（BPOソリューション）

現状と目指すべき姿

日本国内の人口推計は長期的に減少の一途をたどるとされており、国内建設市場は2035年まで横ばいの予測が大勢を占めているものの、国内の人口予測から、2035年以降はゆるやかに縮小していくと想定されています。足元に目を向けても、労働生産性の低さや労働力不足の深刻化が問題視されています。建設工事現場においては、現場職員が実施する業務を適正化することで生産人口の負荷適正化を目指さなければなりません。

現場業務効率化（BPR）の全体像

現状の課題を「不要業務の廃止」、「機能配置見直しによる現場業務の削減」、「ツール導入による現場業務の効率化」に分類し、それぞれの領域に対応した施策を示します。

現場業務BPO（外注化）

建設業界では、働き方改革の取り組みを一段と強化し、長時間労働の解消を達成することが不可欠な状況です。そこで、現場職員が抱える多くの業務を体系的に分類し削減・移転することで、現場職員が付加価値を生む業務に集中できる環境の整備を目指します。具体的には今現場職員が実施している業務のうち、不要業務を廃止し、その上でコア業務／ノンコア業務の選別、および現地での業務実施の必要性を整理し、現場職員が本来実施しなければならない業務に集中させることで、労働負荷の適正化を図ります。加えて、それぞれの現場がBPOを実施する場合、各現場から各外注先へ個別に業務委託する非効率な姿が散見されます。そこで、外注化する業務をとりまとめる管理センターを整備し、現場が適切に業務依頼できる状態にします。

本活動で得られる成果

短期的には現場残業時間の適正化や業務品質の向上を、長期的には経営成果の獲得につながります。

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主要メンバー

北村 海

マネージャー, PwCコンサルティング合同会社

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