
製造業の未来を切り開くエンジニアリングチェーンのDX
日立製作所のリーダ主任研究員 長野岳彦氏と主任技師 大石晴樹氏、PwCコンサルティングのシニアマネージャー佐藤 涼太が、設計開発領域の変革に取り組む理由、変革ポイント、活動推進における課題について議論しました。
2015年12月にパリ協定が採択されたことを受け、各国・地域は温室効果ガス排出量(以下、GHG排出量)削減の中長期目標を公表するなど、2050年のカーボンニュートラル実現に向けた対応を進めており、TCFDやカーボンフットプリントなど、各制度化も進められています。こうした背景を受けて自動車業界では、今まで走行時の燃費規制やGHG排出規制が主でしたが、今後は原材料調達から製造、走行、廃棄・リサイクルまで含めたライフライクル全体(Scope1,2,3)でのGHG排出量削減が求められてきます。
自動車業界のR&Dは製品仕様決定やサプライヤー選定などの意思決定を行うため、ライフサイクル全体でのGHG排出量についても重大な意思決定を行っています。したがって、今後はGHG排出量も考慮した開発・設計活動が求められます。
設計段階においてGHG排出量も考慮するためには、従来要件に加えてGHG排出量も考慮して要件間トレードオフや目標値割付を行い、製品仕様検討と同時にGHG排出量への影響も検討できるようにする必要があります。PwCコンサルティング合同会社(以下、PwCコンサルティング)はこれを実現するためのプロセス・システム構築を支援します。
また、算出したGHG排出量や削減貢献量を外部公開するためのLCA報告書作成支援、第三者認証取得支援も行います。
製品仕様検討と同時にGHG排出量への影響も検討するためには、仕様検討と平行して設計CAD・CAEと排出原単位DBおよび各生産工程情報との連動が必要です。PwCコンサルティングはPLM(Product Lifecycle Management)のプロセス構築・システム導入支援を行ってきた経験に基づき、各社の現状を踏まえた最適なプロセス構築、システム構想策定支援を行うことができます。
LCA報告書の第三者認証取得のためにクリティカルレビューを受審する場合や、自社の製品・サービスがどれだけGHG排出量の削減に貢献したのか算出・公開する場合には、各種要件がISO規格や国際基準によって定められています。ISO規格や国際基準を熟知したPwCコンサルティングがLCA報告書作成、クリティカルレビュー受審準備、削減貢献量算出を支援をします。
日立製作所のリーダ主任研究員 長野岳彦氏と主任技師 大石晴樹氏、PwCコンサルティングのシニアマネージャー佐藤 涼太が、設計開発領域の変革に取り組む理由、変革ポイント、活動推進における課題について議論しました。
近年、自動車業界においてもAI技術の革新が進んでいます。 新たな安全規格となるISO/PAS 8800の文書構成や既存の安全規格(ISO 26262, ISO 21448)との関連性について概要を整理するとともに、AI安全管理およびAIシステムの保証論証について紹介し、AIシステム開発における課題について考察します。
京都大学の塩路昌宏名誉教授と、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)、水素小型モビリティ・エンジン研究組合(HySE)の担当者をお招きし、水素社会実現に向けた内燃機関やマルチパスウェイの重要性について議論しました。
京都大学の塩路昌宏名誉教授と、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)、水素小型モビリティ・エンジン研究組合(HySE)の担当者をお招きし、産官学連携での水素エンジンの研究開発の重要性と、具体的な課題について議論しました。