PwCコンサルティングには、前職の上司の誘いで移ってきました。前職も外資系コンサルティングファームだったのですが、そこから見たPwCコンサルティングは、人材の幅の厚さ、蓄積されている知見の量、社外へのブランディングなどから、成熟した組織という印象でした。いざ入社してみると、建築士がいたり、医師がいたり、想像以上の人材の豊富さに驚き、またそれ以上に面識のない相手にも普通に相談できるなど、チームを超えた非常に柔軟な連携や交流があることに驚かされました。実際に仕事をしていく中で、専門的な知識を持つ人に協力してもらう機会も多いですし、その中で目からうろこが落ちるような頭の使い方をする、尊敬できる人と出会うこともできました。PwCコンサルティングの人材が持つスキルや知識の全てを活用できるという環境はこの会社で働く上での醍醐味の1つだと感じていますし、一緒に働く人に優秀な人が本当に多いことがこの会社で働き続けたいと思う一番の理由になっています。
PwCコンサルティングのこの社風は、周りからサポートしてもらえる分、「自分からも誰かに返そう」「相手に対して何ができるだろう」と誰もが考えながら仕事をしていることで好循環を生んでいると思います。その例の1つに、社内の勉強会が挙げられると思います。入社時の研修のように制度として用意されているものではなく、有志によって自発的に開催されており、興味のある人が自主的に参加します。その内容はさまざまで、同僚同士の勉強会もあれば、パートナー主催の勉強会、アソシエイトが企画をしてパートナーに講師を依頼する勉強会もあります。最近ではクライアントに自分をどう見せるかを考える「セルフブランディングの重要性」や、シニアマネージャーやマネージャーの過去の失敗談やその経験からの学びを若手が聞くような企画もありました。
プロジェクトのみならず、チーム活動の中でもスキルアップやキャリアアップのチャンスがあるのもPwCコンサルティングの魅力ですね。
川上 海渡
新卒で外資系コンサルティングファームに入社し、業績評価指標策定や事業計画策定などに従事。2018年にPwCコンサルティング入社後は、BDD、新規事業開発、カーブアウト、事業成長戦略の策定、中計経営計画の策定などを支援。プライベートでは0歳児の父。
現在はX-Value&Strategy(以下、XVS)のマネージャーとして、クライアントの中期経営計画や事業計画の策定に携わっています。クライアントのやりたいことと市場感を照らし合わせて、どういうビジネスでどれぐらいの数字を目指すのか、クライアントと一緒にデザインし、実行するところまで支援をしています。
PwCコンサルティングに入社してから携わったプロジェクトの中で特に印象に残っているのは、大手人材企業の中期経営計画策定プロジェクトです。主力ビジネスの市場が縮小するという経営課題が抱えており、課題を解決するために子会社の事業の1つを2本目の柱に据え、複数の子会社を統合してサービスを全国に展開するという方針が決まりました。市場縮小を見据えた企業再編で、新たなシナジーを生みだしていくプロセスを、企業統合の実行にまで入りこんで根幹から支援できたという達成感がありました。会社の将来に真摯に向き合い、巨額の投資を行うことで変革に取り組むクライアントと仕事ができるのも、XVSの魅力です。
XVSはクライアントに伴走し、真の意味での変革をやり遂げるチームです。素晴らしい計画を立てても実行フェイズを管理しきれず、足元の施策を優先してしまう会社もあります。私たちはクライアントに客観的な気づきを促しつつも、計画を絵に描いた餅にしないために現場をよく見て、ボトルネックとなる部署や取引先との交渉にまで踏み込み、時にはクライアントの現場担当者と感情と感情をぶつけ、実行を支援します。だからこそ、変革をやり遂げられると思っています。
そのため、XVSのコンサルタントには思考力と実行力の双方が求められますし、マネージャーとしてはそれらを備える優秀なメンバーたちをリードする力量が求められます。クライアントの上位職の方をリードすることも求められるため、チームの誰よりも高い意識を持って、クライアントとメンバーを引っ張っていく必要がありますが、常にマネージャーとしての自分を試されている感覚があります。こうした緊張感のある環境にいることが楽しく、やりがいに感じています。
もちろん、論理的な思考だけで仕事がうまくいくわけではなく、チームメンバーやクライアントとの関係構築も大切にしています。チームメンバーからは仕事の振られ方や生活のリズムなど、ストレスを感じるポイントや仕事のやりやすさをしっかり聞き、クライアントとも最高のパフォーマンスを出すために仕事の進め方を細かくすり合わせます。社内外ともにプロジェクトの最初にウェットな関係性を築くことが、うまく進めるための秘訣だと考えています。
キャリアや働き方を考えるとき、ライフステージの変化が大きく影響します。個人的には仕事が好きなので多く働けるのは嬉しいのですが、PwCコンサルティングに入社してから結婚して子どもが産まれ、働き方が変わりました。独身時代は、必要なら夜中でも土日でも仕事をすることで質を担保してきましたが、家族ができてからは限られた時間で最大限のパフォーマンスを発揮するという考え方に変わり、新たな成長が求められています。
子どもが産まれてすぐと生後半年のタイミングで2カ月ずつ、計4カ月の育休をとりました。最近では育休取得を考えている下の世代から相談を受けるようになり、子育てとの両立や育休取得のタイミングなど、自身の経験を活かしてアドバイスしています。チームが違っても、面識がなくても相談してくれるのもPwCコンサルティングのいいところです。自分たちの世代がロールモデルになり、下の世代がコンサルタントとして第一線で働きながら子育てもできる、他にもっと何かできるかもと思えるような働き方を作っていければと思っています。
私自身は誰かが困った時、最初に頭に浮かぶ人になりたいと思っています。クライアントが困った時に頼りたくなるコンサルタント、チームメンバーが人生の転機で悩んだ時に相談したくなるような人になりたいです。そのためには多角的にサポートできる力が必要で、思考力に実行力、仕事だけでなくプライベートも、と総合格闘技的に強くならないといけないと思っています。そのためにも、目の前の「困った」を丁寧に解決すること、どのような案件でも気軽に引き受けて結果を出すことを心がけています。
ある1日の流れ
時間帯 |
実施事項 |
8:00 |
起床。娘(0歳)に朝ご飯を食べさせる |
9:00 |
仕事開始。昨晩考えたプロジェクトの論点についてブラッシュアップ |
10:00 |
インターナルミーティング。整理した論点をもとに、メンバーにタスクを依頼 |
12:00 |
ランチ。簡単なものを家族分作る |
13:00 |
クライアント先へ移動 |
14:00 |
クライアントミーティング。その後、チーム内でラップアップし、作業を割り振る |
16:00 |
帰宅、メールの対応など |
18:00 |
夕食。少しだけ手の込んだものを家族分作る |
19:00 |
娘をお風呂に入れる |
21:00 |
娘が寝た後、プロジェクトの今後の論点について考える。打ち合わせの資料を準備する |
23:00 |
プロジェクトに関連した本を読む |
1:00 |
就寝 |
PwCコンサルティング合同会社の「クロスバリューアンドストラテジー」部門を紹介します。
PwCコンサルティングの戦略コンサルティング部門最大のチームであるX-Value & Strategy(XVS)の特徴・サービスを紹介します。
戦略コンサルタントとしての成長と活躍をサポートするための、X-Value &Strategy(XVS)における 研修制度・キャリア支援制度などを紹介します。
チームのメンバーに、サービスの提供価値やチームの魅力などについて聞きました。