このチームに参画した理由は、X-Value & Strategy(XVS)がM&Aのみならず、いわゆるBefore・After領域といわれる、全社戦略・事業戦略策定から戦略実行の伴走支援まで広範に手掛けていたためです。新卒で入社した外資系IT企業がグローバル大手半導体メーカーに買収されたことからM&AやPMIのダイナミズムを直接肌で感じ、また前職のコンサルティングファームでもPMIに携わる機会があったことからM&Aに対して興味関心を持ち、転職を検討しました。その中で、XVSはクライアントが直面するさまざまな課題解決を支援するための「コンサルティング」にこだわり、中長期的に支援するスタンスを明確に示していたことから、キャリアの連続性や志向とも合致していると感じ、参画を決めました。
PwCコンサルティングに入社して早々、M&Aとは一見離れたテーマであるコーポレートガバナンスに関するプロジェクトにアサインされました。当時はコーポレートガバナンス・コードが最初の改訂を迎えたタイミング。そしてこのプロジェクトに携わる中で、「取締役会の役割・責務」「株主との対話」の在り方の見直しを通じて日本企業の経営そのものが大きな構造変化に直面し、このテーマを中心に提案を仕掛けることでM&A関連も含めて自身のキャリアが大きく広がるのではないかという仮説が確信に変わりました。実際に、その後に案件化に至ったのですが、振り返ると、このプロジェクトにアサインされたことがPwCコンサルティングでのキャリアのターニングポイントであり、コネクティングドットの瞬間だったように思います。
有馬 大貴
大学卒業後、外資系IT企業に入社し、販売代理店やディストリビューター向けのパートナーセールスに携わる。その後、大手総合コンサルティングファームを経て、2018年にPwCコンサルティングに入社。X-Value & StrategyのM&A Transformationのケイパビリティグループに所属し、M&A戦略の策定、統合デューデリジェンス、PMIのコンサルティングサービスに携わるほか、ストラテジーコンサルティング部門の消費財業界担当として特定のクライアントに対する案件開発およびデリバリーに従事。
私はXVSの中でもM&A Transformation(MAT)というグループに所属しており、M&Aにおける事業・組織関連のオファリング・デリバリーを専門としています。また、ディレクターとして特定のクライアントを中期的に支援していることから、クライアントのニーズや本質的な課題を理解したうえで、さまざまな領域の案件を手掛けることが求められています。クライアントに確固たる見解を提供するために専門性は必須ですが、自身の枠組みに囚われすぎていては、進化できないと考えています。
PwCコンサルティング社内での連携においては、XVSはもちろんですが、ストラテジーコンサルティング部門に属するStrategy&や、フューチャーデザインラボのメンバーと一緒に提案・プロジェクト体制を組む機会も多くあります。それだけでなく、M&A関連のプロジェクトでは、PwCアドバイザリー合同会社やPwC税理士法人のメンバーとも協働して仕事をしています。グローバルM&AのプロジェクトになるとPwCの海外オフィスのメンバーと協働する機会もあり、過去に携わったM&Aにおいては、PwCオーストラリアやPwCドイツとともに案件を推進しました。他にも、私自身がストラテジーコンサルティング部門で消費財業界を担当していることから、消費財セクターのメンバーとも日々情報交換・連携をしています。
このように、自身のチームだけではなく、自らが起点となって他のチーム・法人と協働することが当たり前であり、自分ひとりだけでは実現できないようなスケールの大きい仕事に携わることができます。
XVSが手掛ける領域は、成長戦略からエコシステム、デジタル、ファイナンス、M&Aまで広範であることから、さまざまな案件へ参画する機会があります。これにより多角的な視野や、切り口の斬新さを培うことができると感じています。実際に、継続的にお付き合いさせていただいているクライアントに対しては、各ケイパビリティグループの知見やケイパビリティを組み合わせることで幅広いテーマで支援を提供できており、多くの専門性に触れられる環境があります。
XVSでは研修環境も整備されています。XVS独自の研修プログラムとして、コンサルティングベーシックスキル研修や、各ケイパビリティグループの研修(M&Aの場合、ビジネスデューデリジェンスなど)も提供されており、自らの専門性を養ううえで、さまざまな情報にアクセスできます。これから入社される皆さんも、専門領域が決まっている人、まだ悩んでいる人それぞれが、XVSで自身のキャリアプランに合わせた挑戦ができると思います。
また、XVSには自ら積極的に手を挙げてアクションを起こせば周囲が後押ししてくれる文化が根付いており、キャリア開発のフィールドとして率直に素晴らしい環境だと感じています。私がマネージャーだった頃、自主的にクライアントへの提案やチームでの知見創出活動などを進めていましたが、それを止められるということは全くなく、むしろ歓迎されました。
私は、リクルート創業者の江副浩正氏の「機会を自ら作りだし、機会によって自らを変えよ」という言葉が好きなのですが、PwCに参画してからのキャリアは、社内外の多くの皆様のサポートのおかげでこの言葉を体現できているように感じます。今後も自ら限界を定めることなく、このチームで新しい機会を創出し、クライアントとともに進化を重ねていきたいです。
ある1日の流れ
時間帯 |
実施事項 |
6:00 |
起床、朝食、準備 |
6:30 |
メール・チャット返信、プロジェクト関連の業界ニュースのチェック、社内申請手続きなど庶務対応 |
7:30 |
子どもを保育園に送る |
8:30 |
提案を控える案件のゲートレビューミーティング |
9:00 |
複数の社内ミーティングに参加。自身がプロジェクトマネージャーを務める案件のレビューミーティングや提案書提出を控える案件の他部門とのディスカッションミーティングが中心 |
11:00 |
昼食を食べながら、プロジェクトの検討骨子など熟考が必要なタスクに対応 |
13:00 |
プロジェクト①海外ガバナンス構築に関するクライアントミーティングにリモートで参加 |
15:00 |
準備、クライアントオフィスへ移動 |
16:00 |
プロジェクト②ビジネスDDに関するクライアントミーティングに参加 |
| 17:00 | プロジェクト③中期経営計画に関するクライアントミーティングに参加 |
| 19:00 |
移動 |
| 20:00 | 消費財担当チームとの社内懇親会に参加 |
| 22:30 | 帰宅 |
| 0:00 | ネットショッピング、動画サイトで旅動画の閲覧 |
| 0:30 | 就寝 |
PwCコンサルティング合同会社の「クロスバリューアンドストラテジー」部門を紹介します。
PwCコンサルティングの戦略コンサルティング部門最大のチームであるX-Value & Strategy(XVS)の特徴・サービスを紹介します。
戦略コンサルタントとしての成長と活躍をサポートするための、X-Value &Strategy(XVS)における 研修制度・キャリア支援制度などを紹介します。
チームのメンバーに、サービスの提供価値やチームの魅力などについて聞きました。