コンサルティング業界への転職の動機は、より自由度を持った環境で企業や社会に大きな影響を与えたかったからでした。
新卒で入った会社ではBtoCの定型商材を販売していましたが、1年半経過した頃、よりビジネス規模の大きいBtoB領域や、サービスの自由度が高い非定型商材を売ることに興味を持ち始めました。そして、その中でも特に社会的インパクトにつながる仕事を求めていたことから、企業経営の根幹にアプローチできるコンサルティング業界を選び転職をしました。
テクノロジーコンサルタントとしてキャリアを再スタートさせ、要件定義からバッチ・IF設計開発、クラウドインフラ構築、データ分析など幅広くITプロジェクトの経験を積んで下地を築いた後に、ビジネスコンサルタントとしての経験も積みました。そして今後を考えた時に、今まで培った知識を元に上流工程に特化できるキャリアを歩みたいと思い、再度転職活動を始めました。
そこで、より上流の戦略領域まで支援できて、コンサルタントとしての経験を積み上げられるPwCのX-Value & Strategy(XVS)に出合い、参画しました。現在は Digital Strategy(DS)のケイパビリティグループに所属し、デジタル戦略案件をはじめとした多くの上流案件に携わっています。
実際にPwCコンサルティングに入社して感じた特徴的な点は2つあります。1つ目は、所属するメンバーの成長意欲が総じて高いことです。これまで所属していたコンサルティングファームと比べて、自身のスキルを積極的に開発することに対して高い意欲を持つ人が多くいる印象です。2つ目は、社内のコンサルタントの協働文化です。個人単位のパフォーマンスが重要視されがちなコンサルティング業界の中で、PwCコンサルティングでは、社内メンバーとコラボレーションすることを良しとする文化が組織に深く根付いています。自身と無関係のプロジェクトに対しても惜しみなく知見を提供する様子や、プロジェクトに関わらずともチームメンバーと活発にコミュニケーションが行われている様子に感心しました。オープンな社内コミュニケーションが当たり前である方にとっては、この点に価値を感じにくいかもしれませんが、私にとっては社内メンバーとの活発なコミュニケーションが当たり前にできる環境がとても貴重に感じました。
加藤 寛之
大学卒業後、大手通信会社に入社し、2年間BtoCセールスを担当。その後、大手コンサルティングファーム2社にてテクノロジーコンサルタント、ビジネスコンサルタントとして要件定義や業務改善案件などに従事し、2022年にPwCコンサルティングに入社。X-Value & StrategyではDigital Strategyのケイパビリティグループに所属し、自動車業界のクライアントに対するIT/デジタル戦略構想およびグローバルロールアウトプロジェクトのPMOとして従事。
XVSで働く上でのやりがいの1つは、クライアントとの接地面積が広いことです。戦略領域のチームは、最上流のあるべき姿の構想検討やその実現に向けた経営・事業戦略策定に専念することが多く、一般的にそれらの支援のみに特化したスキルセットが求められます。しかしXVSでは、戦略の策定から実行までを一貫して支援するような案件が多く、幅広いケイパビリティが必要とされます。それが難しさである一方で、活躍の入口も作りやすく、私は過去のテクノロジーコンサルタントとしての経験を梯子にしながら、自分のスキルを拡大させてきました。最上流の戦略領域だけに閉じず、構想からトランスフォーメーションの実現まで、デジタルの知見を活用しながら幅広く見渡すことができる環境で働けることに、私はやりがいを感じています。
もう1つのやりがいは、クライアントの事業成果や株価を大きく左右しかねないような重大な意思決定・経営アジェンダに携われることです。先にお伝えしたように、クライアントとの接地面積の広さを強みとするXVSでは、そういった重大な意思決定にアプローチできる機会も多いです。実際、現在従事しているクライアントのグローバルロールアウトプロジェクトにおけるPMO案件でも、海外展開に向けて「そもそもどのようなプロジェクト体制で進めるべきか」「どのような理想像を描くか」「それを実現するために現状の何を改善すべきなのか」など、ゼロベースで方針を決定していく場面が何度もありました。自分で構想したデジタル戦略モデルが今後数十億円から数百億円の売上を創るビジネスに昇華させられる可能性があることは、非常に喜ばしいと感じています。
今後は、自身の持つケイパビリティを活かしつつ、携わる案件・関わる人の輪を広げていきたいと考えています。
せっかくXVSという多様なケイパビリティを有するチームに所属しているので、これまで経験を積んで来たテクノロジーコンサルティングやプロジェクトマネジメントの領域に留まるのではなく、例えばM&A TransformationとDigital Strategyのケイパビリティを組み合わせたITデューデリジェンスやTechデューデリジェンスに関与するなど、XVSという環境を活用したキャリアアップを目指したいです。
中途採用の面接をしていると、XVSを志望する方の中には、戦略策定の経験がないためにパフォーマンスに不安を感じている方もいます。そういった際には、自分の体験談を交えながら、未経験でもこれまでの業務経験を活かすことで活躍の場を得られると伝えています。
また、新しい会社で活躍するためには、周りの人とコミュニケーションをとり、人間関係を構築することが欠かせません。XVSではメンバーの輪を広げる機会も多く、社内活動に積極的に参加するメンバーも多数います。私自身も普段は一緒にプロジェクト業務をすることがない他のマネージャーと社内イベントをともに企画し、刺激をもらったこともあります。若手メンバーと仕事をする際には、私自身のとりとめもない話や失敗談からコミュニケーションを始め、話しやすい雰囲気を作ることも心掛けています。
自分の強みとするケイパビリティや業界の幅を広げながら、多数のチームメンバーとの信頼関係を築くことで、周囲から「こいつがいれば何とかなりそう」と思われるマネージャーになりたいですね。
ある1日の流れ
時間帯 |
実施事項 |
8:00 |
起床:9時までに前日の持ち越しタスク処理、当日のタスク設計 |
9:00 |
チームミーティング:メンバーの予実進捗確認 |
10:00 |
管理職ミーティング:管理職での状況・課題共有 |
11:00 |
ランチ |
12:00 |
XVS社内ワークミーティング:XVSの研修活動運営について討議 |
13:00 |
クライアントミーティング:管理職・現場リードの方とプロジェクト全体課題についての打ち手討議 |
14:00 |
NextAction検討:クライアントフィードバックを受けて打ち手方針検討後、スタッフへ共有とワーク依頼 |
16:00 |
コーチー面談、スタッフ1on1:コーチーとスタッフメンバーの近況・悩みのヒアリング |
| 18:00 |
プロジェクトメンバーの資料レビュー:資料の方向性、アウトプット品質の確認 |
| 20:00 | 夕食:外食の時は某グルメサイトでの採点も行いつつ新規開拓(平日のささやかな楽しみ) |
| 21:00 | 1日の振り返り:残タスクの確認と翌日以降の動き方検討 |
| 22:00 | 自由時間:動画鑑賞(野球、物件、ラーメン)、自己研鑽(復習、読書、ネットリサーチ)など |
| 0:00 | 就寝 |
PwCコンサルティング合同会社の「クロスバリューアンドストラテジー」部門を紹介します。
PwCコンサルティングの戦略コンサルティング部門最大のチームであるX-Value & Strategy(XVS)の特徴・サービスを紹介します。
戦略コンサルタントとしての成長と活躍をサポートするための、X-Value &Strategy(XVS)における 研修制度・キャリア支援制度などを紹介します。
チームのメンバーに、サービスの提供価値やチームの魅力などについて聞きました。