TMTリーダーインタビュー Case 10「越境するキャリアが、変革を動かす―当たり前を問い直すTMTパートナーの挑戦」

  • 2026-07-01

テクノロジー・メディア・情報通信(TMT)チームでは、多様なキャリアや経験を持つリーダーが在籍し、チームをけん引しています。今回は、TMTのパートナーであるMari.TとシニアアソシエイトのYoshiki.Kの対話を通して、キャリアの転機や組織の成長、そしてTMTで働くことの魅力を紹介します。

  • Mari.T
    新卒入社後、SCM(サプライチェーンマネジメント)・ヘルスケア領域で戦略策定、業務改革、チェンジマネジメント、基幹システム構想などを幅広く経験。近年はテクノロジー企業向け支援へ領域を広げ、グローバル案件にも多数従事。
  • Yoshiki.K
    2021年に新卒でPwCコンサルティング合同会社に入社。システムのグローバルロールアウトから管理会計系の案件まで幅広く従事。

機能軸、業界軸、そしてTMTへ―領域を広げ続ける理由

Yoshiki.K:
Mari.Tさんはこれまで、組織や領域を横断しながらキャリアを築いたと聞いています。新卒で入社以降さまざまなプロジェクトを経験し、前所属部署ではヘルスケア・医薬ライフサイエンス(HIA)、そして現在のTMTに至るまでキャリアを広げていますが、それぞれどのような学びや転機があり、どのように現在の専門性や価値につながっているのか教えてください。

Mari.T:
振り返ると、私のキャリアは専門性を深めながらも、あえて領域を固定しすぎず、越境しながら広げてきたと思っています。新卒でPwCコンサルティングに入社してしばらくの間は、特定の業界に閉じるのではなく、サプライチェーンや業務改革といった機能軸で、さまざまな業界のプロジェクトを経験しました。コンサルタントとしての問題解決力や、構想を実行に落とし込む力は、多様な人たちと異なる領域・環境で仕事をする中でこそ磨かれる、ということをこの時期に学びました。それが、自分の考え方や経験を固定化せず越境し続けるという姿勢の原点になっています。

その後、グローバル案件や複雑な変革テーマに関わる中で、企業全体の構造や意思決定のあり方に踏み込む面白さを感じるようになりました。同時に、自分のキャリアを受け身で積み上げるのではなく、「何を通じてどのような価値を出したいのか」を自分で問い続けることの大切さも強く認識するようになりました。

そうした問題意識を持つ中で、ヘルスケア・医薬ライフサイエンス業界に軸足を移す決断をしました。ヘルスケアは人の生命や生活に直結しており、社会的な価値や責任の重さを強く感じながら仕事ができたことは、私のキャリアにおいて非常に重要な経験でした。業界知見を深めることで、クライアントの事業特性や規制環境、意思決定の背景まで踏まえた支援ができるようになり、専門性という意味でも大きく鍛えられたと思っています。

その後、単一事業に近い構造の企業が多いヘルスケア業界ではなく、より複雑な事業構造を持つテクノロジー業界の企業で全社横断の変革を仕掛けたいという思いが強くなり、TMTに異動しました。テクノロジー業界は事業ポートフォリオが多層的でグローバル性も高く、変化のスピードもとても速いため、変革のインパクトが業界や社会全体に波及しやすいと感じています。加えて、テクノロジー業界からの変革を通じて、新たな形でヘルスケア業界にもインパクトを与えられるのではないかと感じたことも、異動の大きな理由でした。一見すると遠回りに見えるかもしれませんが、それぞれの時期に得た視点や経験が重なることで、自分なりの軸ができたと感じています。こうしたキャリアの広がりが、複数の視点を持ちながら、より大きなインパクトにつながる変革を設計し、推進できる今の自分の価値につながっていると思っています。

Yoshiki.K:
一つ一つの越境が今の強みにつながっているというお話は、キャリアの選択に迷う自分自身にとっても大きなヒントになりました。目の前の経験を将来の武器に変えられるよう、私も意識していきたいです。

業界の常識を問い直し、社会に届くインパクトへつなげる

Yoshiki.K:
これまでの経験を踏まえ、今後TMTとしてクライアントにどのような価値を提供していきたいと考えていますか。また、その実現に向けて重視している方向性や取り組みがあれば教えてください。

Mari.T:
テクノロジー業界の「当たり前」を問い直し、クライアント自身がまだ見えていない変革の可能性を示すとともに、その変革を業界や社会全体に波及するインパクトへとつなげていくことと考えています。テクノロジー業界はこれまでの常識が通用しなくなるディスラプティブな変化の真っただ中にあります。だからこそ、異なる業界や機能を越境した視点で本質的な問いを投げかけながら構想を実行まで持っていく推進力が重要であり、それをチームとして掛け合わせることが、私たちがクライアントに対して発揮すべき価値だと思っています。

その実現に向けて、私が特に重視していることが3つあります。1つ目は、戦略・業務・ITを分断せずに一体として捉えることです。「なぜやるのか」から「どう動かすか」までを一貫で設計しなければ、本当の変革にはならないと考えています。2つ目は、日本のクライアントが持つ課題を、グローバルの視点で捉え直すことです。日本固有の組織文化や意思決定プロセスを理解しつつも、グローバルで起きている変化や先行事例を踏まえて、より大きな絵を描いていきたいと思っています。3つ目は、変革を定着させるために、組織・人材・ガバナンスまで踏み込むことです。仕組みを作って終わりではなく、それが根付くところまで伴走することが、本当の意味での価値だと思っています。

こうした方向性の全ての根底にあるのは「誠実であること」です。答えが一つに定まらない時代だからこそ、クライアントの持続的な成功を本気で願い、正面から向き合い続けることを大切にしています。その姿勢をTMTの仲間が共有していることこそ、変革をやり切るパートナーとして選んでいただけている理由だと感じています。

今後は、TMTのクライアントの変革を前に進め、その成果を企業の競争力向上にとどめず、ヘルスケアをはじめ他の業界や社会全体に届くインパクトへと広げていくことこそ、TMTが描ける未来だと思っています。

Yoshiki.K:
「構想で終わらせず定着まで伴走する」という姿勢は、実際のプロジェクトの中でも強く感じます。自分もその推進力の一端を担えるよう成長していきたいです。

TMTへの入社を考えている方へのメッセージ

Yoshiki.K:
TMTはさまざまなバックグラウンド・得意領域を持つ多種多様なメンバーがいます。これまでのキャリアや年次に関係なく、おのおのの特長を生かし議論が行われ、それがプロジェクトの意思決定に反映される点がTMTの大きな強みです。

Mari.T:
正解が用意されていない時代に、新しい価値を創り出していくこと、それは誰にとっても初めての挑戦です。TMTには、その未知の旅を一緒に楽しみ、互いに刺激し合いながら前に進める仲間がいます。ワクワクしながら価値を生み出していきたいという方を、心からお待ちしています。

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