「作り上げる面白さ」を求め、OTセキュリティへ

事業会社でのエンジニア時代の知見を生かし、地に足のついたセキュリティ・コンサルティングを実践

  • 2026-05-19

大手総合電機メーカーで鉄鋼プラントのOT(制御系システム)設計に5年間携わったのが、私のキャリアの出発点です。大学では電気・機械系の制御を専攻していたため、巨大な製鉄工場を動かすシステムを自分の手で作り上げていくOTの仕事に面白さを感じていました。最後の1年間はインドに渡り、現地で制御システムの試運転を監督する仕事に従事。文化の違いもありスケジュールどおりに進まない現場でしたが、スーパーバイザーの肩書きそっちのけで自ら工具を握り締めて配線も直すこともあれば、現場を駆け回って指示を出すことも——そんな少し泥臭いような経験も、エンジニアとしてのやりがいでした。

その後はプラントエンジニアリング会社に転職し、7年間にわたってOT設計から遠隔監視やプラントのデータ利活用、情報システム分野へと担当領域を広げていきました。組織の規模や体制が変わったことで、OTの設計だけでなく、制御盤の設計やアプリケーションの手配など、一人でカバーする範囲が大きく広がりました。エンジニアとして新しい分野を切り拓きながらスキルを伸ばせた貴重な時間でしたが、情報システム部門で管理職の立場になると、必然的に技術面で新しいことに挑戦する機会は減り、組織の調整業務が中心に。気付けば「もっと専門性を磨きたい」「自分の手で何かを作り上げる感覚を取り戻したい」という思いが大きくなっていました。こうしてOTとセキュリティの知識を生かせる場を探し始めるようになり、OTセキュリティ職の採用案内を通じてPwCコンサルティングと出会いました。

「能力主義の競争社会」というイメージを覆した、組織全体で成長できる仕組み

前職では業務を通じてクライアントと関わる機会がなかったこともあり、自分のスキルがコンサルティング業界の中でどう位置付けられるのかわからず、不安も多くありました。「能力主義で結果が全ての厳しい世界」というイメージも持っていましたが、PwCコンサルティングに入社して、職員のスキルアップを後押しする仕組みの手厚さに驚きました。大変なのは想像どおりでしたが、一人一人に合わせたタスクの割り振りや必要なサポートが行き届いていて、ステップアップできる環境がきちんと整っている。これほどまでしっかりした成長支援の仕組みがある組織は初めてだと感じました。特に入社後1カ月間の研修プログラムが用意されており、マインドセットやロジカルシンキング、ファシリテーションといったコンサルタントに必要なスキルを体系的に習得することができました。

現在は、大手製薬企業向けのOTセキュリティ対策の強化に携わっています。PwCコンサルティングに入社してから2年半、一貫して同じプロジェクトに携わり、立ち上げの段階からガバナンス構築や技術的対応まで幅広く関わってきました。その中での取り組みや成果が評価され、マネージャーに昇格し、現在はチームのリードや意思決定にもより深く関与しています。

製薬業界は、体の中に投与する製品を扱うだけに規制がとても厳格で、セキュリティの取り組みも一定程度は進んでいると感じます。しかしその分、既存の仕組みを変えることが難しい側面もあり、業界特有の制約と向き合いながら最適なセキュリティ体制を設計することに、やりがいと手応えがあります。

またPwCは、やりたいことに手を挙げればチャンスをもらえる環境です。メインのプロジェクト以外にも、新たなサービスの開発や業界ワーキンググループへの参加など、さまざまな機会に声をかけてもらえます。自分の意志でキャリアの幅を広げていける自由度の高さは、初めて実感した魅力でした。

現場を知っているからこそ、机上の空論にならない提案ができる

当初は不安のあったコンサルティング業界への転職でしたが、事業会社でシステムを作る側にいた経験は、コンサルタントとしての大きな武器になっています。新たなセキュリティ施策を導入するのが技術的にどの程度大変なのか、運用する人の負荷はどの程度になりそうか、コストはどれくらいかかるのか。そうした現場の実情を、ある程度自分の中で想定できるからです。コストや人的リソースとのバランスを考慮し、クライアントにとっての最適解となる地に足のついた提案ができること。それは、事業会社出身者ならではの強みだと感じています。

今後の目標は、自分でプロジェクトを組成し、クライアントにとって本当に必要なソリューションを提案して形にできるコンサルタントになることです。今はジョブマネージャーの下で仕事をしている段階ですが、いずれは自ら案件を生み出し、価値を届けられる存在になりたいと思っています。

PwCには、大変だけれどきちんと成長できる仕組みと、チームで支え合いながら前に進んでいく文化があります。新しいことにチャレンジしたい、専門性を生かして次のステージに進みたいと考えている方と、ぜひ一緒に働きたいと思っています。

本ページに関するお問い合わせ