グローバルネットワークが導く、サイバーセキュリティの「最適解」

国際感覚と語学力を武器に、クロスボーダー案件の最前線へ

  • 2026-05-19

私は台湾で生まれ育ち、大学進学を機に来日しました。国際教養学部で学んだ後、新卒で外資系コンサルティングファームに入社しています。前職ではサプライチェーン改革やIT監査など幅広いプロジェクトに携わり、コンサルタントとしての基礎体力を養いました。そうした経験を重ねる中で、次のステップとして、特定の専門性を深めたいという思いが強くなっていきました。そんな時、大学時代の友人からPwCコンサルティングのサイバーリスク専門チームであるCRC(Cyber and Risk consulting)を紹介されたのです。サイバーセキュリティは未経験の領域でしたが、前職で培ったリスク管理やシステム監査の基礎は十分に応用できると感じましたし、CRCはグローバル案件に強いという評判も魅力的でした。自分のバックグラウンドや語学力を生かせるだろうと感じたからです。

現在は、日本企業の国内外の拠点に対するサイバーセキュリティの現状把握や、統治ルールの導入支援を担当しています。プロジェクトによっては60カ国以上の拠点が対象になることもあり、このスケール感はPwCの大きな強みだと感じています。PwC Japan所属のパートナーがAPAC(アジア太平洋地域)などグローバル規模でのサイバーセキュリティ・プライバシー分野のリーダーを務めるケースもあり、国境を越えたコラボレーションも日常的に行われています。こうしたネットワークの厚みが、クロスボーダー案件で確かな成果を生み出す土台になっています。

異分野からの転身を支えるチームの力

入社当初、サイバーセキュリティの技術的な知識はほぼゼロの状態からスタートしました。前職までのリスク管理やサプライチェーンの領域では、全体を俯瞰する視点が中心でした。サイバーセキュリティの世界では業務・リスクを俯瞰しつつ、詳細な個々のログ解析など、技術的な論点への対応も求められます。特に印象に残っているのは、あるプロジェクトでセキュリティ要件の定義を任された時のことです。自分でも納得がいく水準までドラフトを進められずにいると、「国際的ガイドラインを参照し網羅性を高めること」「クライアントの目的はログを洗い出し整理すること」など、上司が的確に方向性を示してくれました。その結果、短期間で成果物の質を引き上げられ、自信が持てる成果にたどり着けました。

PwCでは「よくできていたところと、できていなかったところを明確にしてフィードバックする」「困っていそうなところは丁寧かつ親身になって一緒に考える」というマネジメントの手法が定着しています。私自身、今はマネージャーとして後輩を指導する立場です。お世話になった先輩をロールモデルにしながら、自分もこのカルチャーを受け継いでいきたいです。

CRCには、セキュリティコンサルタントに加えてインテリジェンスチームやエンジニアチームといった専門家集団もいるので、彼らが海外の最新ガイドラインをいち早く日本語化してくれたり、高度に技術的な論点を補強してくれたりします。信頼できる仲間が専門領域をカバーしてくれるからこそ、グローバル案件でクライアントに深い価値を提供できるのだと実感しています。

「日本発」のサイバーセキュリティを世界へ広げる

これまで私が携わってきたプロジェクトの多くは、欧米発のソリューションやガイドラインを日本のクライアントに導入する流れでした。しかし今後は、この方向を逆転させたいと考えています。日本発のソリューションを海外に展開する、これが私の次なる目標です。

入社して得た大きな気付きに、セキュリティは「全方位を完璧に守ればいいわけではない」ということがあります。対策を強めすぎればシステムが重くなり、ビジネスの採算にも影響します。地域ごとにビジネスの文脈が異なるグローバル案件では、各国の事情に応じた最適解の設計も欠かせません。こうした実践知は海外展開でも生きると確信しています。現在は東南アジアとの連携強化をファーストステップに、現地のPwCメンバーファームとのネットワーク構築や実態調査を始めているところです。

長期的には、グローバルなPwCのコンサルタントとしてリーダーシップを発揮できる存在になりたいと考えています。PwCには海外オフィスへ2〜3年赴任できる短期アサインメント制度もあり、キャリアの幅は想像以上に広い環境です。

とりわけCRCは前述のとおり、一般的なコンサルタントに加えて各分野の専門家が在籍する、ダイバーシティ豊かなチームです。私のような海外出身者も多く、この環境だからこそ受けられる刺激もたくさんあると感じます。自身の新たな可能性を見いだしたい方は、ぜひCRCでともに新しい挑戦を始めましょう。

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