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大学院修了後、新卒でPwCに入社しました。若手にも裁量の与えられるチャレンジングな風土の下、多様な企業を支援するコンサルティング事業に惹かれたのに加え、コーチ制度をはじめとする成長を応援してくれる仕組みが充実していることも後押しになりました。現在は、サイバーセキュリティやリスクコンサルティングを扱う350名ほどの部門の中にあるソリューションチームで、インテリジェンスを中心としたサービスを提供するチームに所属しています。
私たちのミッションは、インテリジェンスをキーワードとした新たな価値創出です。インテリジェンスとは、PwCが保有するサイバーインテリジェンス(CI)と、AIを指します。例えば、非公開情報も含むPwCグローバルネットワークで調査・蓄積している攻撃者データを活用し、クライアントのまだ気づいていないリスクを捕捉し、対策を提言できることが大きな強みです。また、組織の枠を超えて、ビジネスコンサルタントやエンジニアと相乗効果を生み出しながら価値を提供できるのも特徴です。業界に精通したビジネスサイドのコンサルタントが示す最先端の知見を基に、将来リスクを見据えたセキュリティ対策をクライアントに提供できます。
このチームにおける私のミッションは2つあります。1つは、個社のセキュリティ課題を解くコンサルティングを推進すること。そしてもう1つが、現場で得た知見を生かしたソリューションを開発することです。このソリューションとは、クライアントに提供するものと、PwCのコンサルタントの業務効率化に資するもの、双方を指します。クライアントにコンサルティングサービスを提供する傍ら、その経験を生かして新規のソリューション開発を行うことで、現場視点に即した、かつ繰り返し利用可能な知見を標準化することを目指しています。
シニアアソシエイトに昇格した直後、ある企業のセキュリティアーキテクチャをゼロから策定する、難度の高い案件を任されました。幅広い知識が求められ業務にまい進する日々でしたが、アウトプットが期待される品質に届かない歯がゆさが続きました。検討の深さや結論への導き方などについて厳しいフィードバックを受けた1年間は、今振り返ってみると、キャリアのターニングポイントになったと思います。
「なぜ気づけなかったのか」「本来はどうすべきだったのか」と問い続け、思考の深さとスピードを磨き直し、やがて求められる品質を安定して出しきれる状態に到達しました。今では、どの案件でも再現性の高いパフォーマンスを発揮できる自負があります。悩み抜いた時間が、成果に対する自身の「スタンダード」を引き上げてくれたのです。
PwCには教育や人材開発を担う専門チームによる教材・研修の整備、社内外の学習コンテンツの活用、必要に応じたデモ環境の手配や予算の確保など職員個人の学びを止めない仕組みがあります。また、キャリアの成長支援という観点では、半期ごとにコーチと共にゴールを設定して、進捗を検証し、軌道修正を積み重ねています。自ら意思を示せば、相応の機会が開かれる充実した環境です。
印象的なプロジェクトの1つに、物流企業のセキュリティアセスメントがあります。一般的には、ガイドライン(ベストプラクティス)に準拠したポリシーを策定するところですが、私たちはPwCの提唱する攻撃手法ベースのCIアセスメントを組み合わせて提案しました。その時点では経験の浅い部分もありましたが、周囲のサポートも得て、全力で提案書を作成し、クライアントの経営層に直接プレゼンテーションしました。コンペを勝ち抜き、クライアントに伴走する機会を得ることができました。さらに翌年のフォローで、策定したロードマップに沿った対策が着実に実行されていることを確認し、私たちの提案が大きな組織のポリシーとなって、運用に落とし込まれている手応えを得ました。セキュリティ経営の舵取りに貢献できたとの達成感を感じられた経験です。
私は、社会基盤を支えるインフラ構築に貢献したいとの思いから、幅広い業界を支援可能なセキュリティを専門領域としています。しかし、そのニーズの多さゆえ、今後は限られたリソースの中でどのようにコンサルティングサービスの品質を維持・向上していくかが課題であると考えています。だからこそ、社会活動やクライアントを中長期に安定的に支えるためにも、「CI×AI」でナレッジを集約して、再現性の高いセキュリティサービスを開発・提供していきたいと考えています。チャレンジングな仕事をしたい方、強いこだわりを持った方と、セキュリティの未来を共につくっていけることを楽しみにしています。