前職:リスクコンサルティング会社

グローバルプロジェクトにも積極的に参加し、チェンジマネジメントのプロフェッショナルに

総合ファームとしてのダイナミズムを求めてジョイン

学生時代の部活動でリーダーを務めた経験から、集団行動において人を動かす難しさやリーダーシップの重要性に興味が湧き、英国の大学院では組織行動論やワークエンゲージメント、マインドセットといった領域を研究していました。大学院卒業後は、日本で外資系のビジネスリスクのコンサルティングファームに入社し、経営課題に対するアドバイザリー業務のほか、内部監査人の育成支援や研修企画運営といった「人」に携わる業務に従事しました。

潜在的なリスクを特定し、起こり得るインシデントを未然に防ぐというビジネスリスクのコンサルタントはやりがいも大きかったのですが、次第に人の能力やポテンシャルを全社規模で高めていく支援をしたいとの想いが募り、総合ファームへの転職を考えました。

総合ファームには、複雑に絡み合ったビジネス課題を他の専門チームとともに検討できるダイナミズムがあります。また、反対に専門的なビジネス領域であっても、人に関するビジネス課題であればチームとして携わることができます。そういったオポチュニティの幅も、総合ファームの魅力だと思います。

PwCコンサルティングに決めた理由としては、面接時に私の想いを引き出してくれるような質問をしてもらったことで、一番自分らしく話すことができたからです。そういった方々の姿勢を通して、私らしさを尊重しながらキャリアを構築していける環境が整っていること、社員の声を聞くカルチャーが根付いている会社であることを理解しました。

グローバルチーム組成のチャレンジと創意工夫

現在は主に組織の風土改革や人材育成、特にチェンジマネジメントの領域の業務に従事しています。チェンジマネジメントとは、システム導入やM&Aといった企業変革に際して、ボトルネックとなり得る人や組織の壁を取り除き、変革の推進や文化の浸透を促すための手法です。

直近では、グローバル展開するクライアント企業に対して、人事システムの導入を支援するプロジェクトに参加しました。クライアントやPwCのグローバルチームとともに、各国のリーダーと連携しながら、新システムの定着に向けたプランニングを手がけました。

グローバル体制でプロジェクトを進めるにあたっては、タイムゾーンや言語の違いといった障壁があり、プロジェクトチーム全体が一丸となって推進するためにはさまざまな創意工夫や交渉が必要でした。先の障壁に加えて、関係者のモチベーションや理解度に差がある中でグローバルなチームを組成するというのは大きなチャレンジではありましたが、実現した際のやりがいも強く感じました。

解の見えない領域ゆえに、得られる達成感も大きい

チェンジマネジメントの面白さでもあり、チャレンジともなるのが、クライアントに寄り添い、些細な発言や使う言葉に気を配りながらアウトプットを出し続けることです。プロジェクトによる変革を実現するためには、キーパーソンを特定して巻き込み、その人自身にオーナーシップを持って動いてもらうことで、現場の末端にまで変化が浸透するように仕向けなければなりません。つまり、最初の小さな波を大きな波にする必要があるのですが、その際に相手の共感を得やすいよう、口癖やキーワードはメモに残すようにしています。

マインドセットの変化は目に見えにくく、また決まった解のない難しい課題でもあります。特に日本の企業では、チェンジマネジメントの必要性はまだ広く認知されていないのが現状です。それでも、コミュニケーションを通じて変化の必要性に関する現場の方の理解を深め、納得感を高めてプロジェクトを遂行することで、期待する成果の実現を促すためのソリューションであることを説明することで、皆さんに理解していただいています。

自分が用意した資料や説明を通じて、クライアントから「この資料のおかげで、プロジェクトが前に進みました」といった感謝の言葉などをいただけた時は、やりがいと成果を出せたという達成感を覚えます。

有能なメンバーとともにチャレンジできる

PwCコンサルティングでは、キャリア支援としてコーチ制が設けられています。思い描いたキャリアパス実現のためのアドバイスや悩みなどを聞いてもらえるコーチが、全社員一人ひとりにつきます。私もマネージャーになってキャリアの自由度が上がる中で、私の要望を柔軟に聞いて、キャリア構築をサポートしてくれるコーチがいてとても心強いです。

キャリア支援に限らず、上司やチームメンバーの存在が心強く感じることは多くあります。例えば、チャレンジングなプロジェクトのためにクライアントとタフな折衝が必要になる場面でも、上司が適宜アドバイスをしながらサポートくれますし、グローバルファームということもあって、海外での最新情報にアクセスしたいときには「はじめまして」の関係であっても現地のコンサルタントが快くシェアしてくれます。コンサルタントにとっては心理的安全性を持ってチャレンジできる環境になっています。

また、私は女性の上司と働く機会も多いのですが、その姿は1つのロールモデルでもあり、身近に目指すべき像がいることで日々モチベートされています。

グローバル経験を積むためのサポートも充実

もともと「チェンジマネジメント×グローバルプロジェクト」に興味があったので、今後もこの領域のナレッジや経験値を高めていくつもりです。語学などのグローバルケイパビリティの面では、自分自身のスキルアップも必要だと感じていますが、PwCコンサルティングにはグローバルケイパビリティ向上のための研修や、海外オフィスに短期間務めて現地のビジネスやナレッジを学べるグローバルモビリティ制度などが数多く用意されているので、積極的に活用していきたいと考えています。

私自身のチェンジという意味では、プロジェクトを進める中で、発想を柔軟に転換し、起こっている出来事をポジティブに捉え直して前に進めていく強さがとても大事だと感じています。それは一緒に働く仲間も同様で、手探りの状況下でもクライアントに寄り添い、オーナーシップを持ってさまざまな可能性を模索できる方と一緒にプロジェクトを作っていきたいです。

PwCコンサルティングには、自分の「やりたい」の実現に協力している人がたくさんいます。「仕事もライフも自分らしく、貪欲にデザインしていきたい」。そんな方にはとても良い環境だと思います。

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