Work Story:Trust Service Innovations (TSI)

PwCの英知を結集して「信頼の空⽩域」を埋める
トラストサービスでNo.1を目指す

世の中にある不安や心配といった「信頼の空白域」を埋めるために、PwCの持つ専門性、技術力、ネットワークの力を駆使して信頼レベルの底上げに貢献する「トラストサービス」の新規企画・開発・推進をミッションとするPwCビジネスアシュアランスのトラストサービス開発部(以下、TSI)。TSIを構成する4つのチームのうちオーナー企業の経営者をサポートするビジネス・オーナー・サポート(以下、BOS)チームのNaraさんとMaruyamaリーダーが、TSIの業務について語りました。

トラストサービス開発部 マネージャー
2019年入社 Nara

新卒で入社した電機メーカーに15年以上在職。経理、経営企画、コーポレートブランディングなどを担当。2019年、PwCビジネスアシュアランス合同会社に転職しトラストサービス開発部で内部統制関連のアドバイザリーに従事。2020年、PwC 中国へ出向し、日系企業の中国進出をサポート。2023年に帰任し、現在に至る。

保有資格:USCPA試験合格、応用情報技術者、ワインエキスパートなど、計32個を保有

Maruyama

トラストサービス開発部 リーダー

現在担当しているプロジェクトについて

—現在の業務について教えてください。

Nara
オーナー企業の経営者が抱える経営アジェンダ解決のサポートを行うBOSチームに所属しています。経営者は常に経営課題を抱えています。それはM&Aをしたい、海外進出したいといった企業の存亡をかけた大規模なものから、経営管理体制を強化したいといった経常業務の改善に関するものまでさまざまです。経営者に常に寄り添い、多様なアイデアや施策を提案し、課題を解決することがメインの業務になります。その他に当部が開発したSaaSである「リスクコミュニティ・プラットフォーム」の事業推進も担当しています。今はメガベンチャーの連結決算業務サポートや大手外資系企業の日本法人経理業務サポート、華僑経営者の経営アジェンダサポートなど、さまざまな案件が同時並行で動いている状況です。

Maruyama
TSIは     事業領域において、PwC Japanグループがこれまでに手掛けたことのない新規事業を企画・開発・推進する、社内スタートアップに近い位置づけの部門です。Naraさんが所属する「BOS」の他に「PLAT」、「FTSA」、「BDAI」の3つを加えた、4チームで構成されています。

PLATでは、補助金などの経費執行管理を支援するプラットフォームを独自に開発し、税金を財源とする公的な研究開発資金について、これを利用する補助事業者(企業、大学等)が、国や行政機関が定めたルールにしたがって適切に執行管理が行えるよう支援を行っています。

FTSAは「ファイナンシャル・トランスフォーメーションおよびスモール・オートメーション」の頭文字からとったものです。企業は経営管理のために大規模な基幹システムを導入していますが、そのシステムに投入するデータの成型や、システムからアウトプットしたデータから経営分析を行い、多種多様な報告書を作成するためには、膨大な手作業が発生します。この大規模基幹システムとユーザーの間(ラストワンマイル)に生じる膨大な手作業を自動化するのが、FTSAの業務です。

そして、BDAIは人工知能を使ってビッグデータ分析を行うことにより、新たなトラストサービスの付加価値を生み出すことを専門にしているチームになります。

それぞれの業務を見るとバラバラに見える4チームですが、そこに共通しているのは、PwC Japanグループの誰もが経験したことのない新規トラストサービスを企画・開発・推進していることです。TSIはトラストサービスの企画・開発・推進でNo.1になることを目指しています。

―TSIを志望したきっかけを教えてください。

Nara
前職は電機メーカーで経理や経営企画を希望していました。入社して10年くらいは希望通り事業部門の経営企画を担当していたのですが、その後、コーポレートブランディングなど全く畑が違う業務を担当することになりました。自分の思い描いていたキャリアとのズレを感じるとともに、より自分のバリューを発揮できる会社で働きたいと考えるようになりました。

TSIを志望する決め手になったのは、やはり経営者に寄り添える、伴走できるところです。前職で10年以上にわたって事業部長をサポートしてきた経験があり、バリューを一番発揮できるのはここだと感じました。

―どういう方がTSIに向いていると思いますか。

Nara
チームによってカラーがあるのでBOSチームに限っての話になりますが、重要なのは経営者との関係が「true friend」であるかどうかです。true friendとは、仕事だけではなくプラベートに関してもクライアントに寄り添う、いわば人生に伴走する存在です。当然高いコミュニケーション力が必要になりますし、経営者の皆さんはエネルギッシュに常に自らをアップデートしています。そういった方々に伴走するためには、私たちも常にアップデートし、成長していかなければなりません。例えば私はワインエキスパートの資格を持っていますが、これは業務とは全く関係がありません。でもクライアントとの会話でワインの話が出るかもしれない。そのときに備えて準備をしました。クライアントとともに自分自身が成長することはもちろん、その過程さえも楽しめる人は向いているのではないでしょうか。

Maruyama
Naraさんがクライアントの経営者と「true friend」になることに非常に強いモチベーションを感じている点は、BOSのプロフェッショナルとして素晴らしい資質だと思います。true friendとなった経営者が抱える課題に対して、経営者の身になって考え、世界中のPwCの英知を結集して課題解決のために全力を尽くす態度こそが、BOSチームの人材に求められる姿です。

PwC Japanグループが取り組んでいる業務は多岐にわたり、世界中にネットワークを持っています。企業経営においてPwC で支援できない業務はないと言っても過言ではありません。TSIの提供しているトラストサービスに共感し、熱意を持って取り組める人がTSIには必要だと思っています。

―今後の目標を教えてください。

Nara
PwC中国ではプライベートでも仕事でも伴走できるtrue friendと呼べる存在の方がいましたが、日本に戻ってきてからは、まだ道半ばといったところです。今は信頼関係を構築できている方はいるのですが、人生そのものに伴走するというところにまでは達していませんので、国内でtrue friendと思っていただける存在になりたいというのが今の一番の目標になります。

Maruyama
TSIのことを社内スタートアップに近い位置づけの部門という話をしましたが、4つのチームがそれぞれ狙うマーケットのポテンシャルは無辺際であり、将来はPwC Japanグループの主要な事業の一角を占めていることでしょう。それくらい大きなポテンシャルを秘めているので、今後も部門をあげて積極的にこれらの分野への投資を促していきたいと思います。

—最後にTSIへの就職を考えている方にメッセージをお願いします。

Nara
こういう経歴や資格がないと駄目というものは一切ありません。業務を通じて圧倒的なスピードで成長できる職場です。チームメンバーは多種多様なバックグラウンドを持って入社しており、クライアントへそれぞれが持つバリューを提供しています。想いが私たちとマッチしている方であれば、ぜひ一緒に働きたいと思っています。

私が所属するBOS以外のチームでも一緒に働いてくれる人を募集していますので、トラストサービスに興味のある方はぜひ応募していただきたいですね。

What We Do

新規事業の創出で新たなイノベーションを起こす

私たちは、世の中の信頼を脅かす「不確実性」が急速に拡大する現代社会において、どこに「信頼の空白域」があるかを探り、PwCの英知を結集してこの空白域を埋めることをミッションとしています。新たなトラストサービスを生み出し、信頼にあふれた社会の構築に寄与する姿をビジョンとして掲げています。

具体的な業務について

  • デジタルトラストサービス・プラットフォーム関連業務
    公的資金の適正執行に係るモニタリング・検査・体制構築支援業務や産学官連携プロジェクトにおけるエージェントサービスの提供
  • オーナー企業支援(ビジネス・オーナー・サポート)
    事業承継、海外進出、内部管理体制の強化、M&A、株式上場などオーナー企業経営全般に係る支援業務
  • ファイナンシャル・トランスフォーメーションおよびスモール・オートメーション
    経理財務業務の効率化を目的とし、システム導入による大規模な投資や既存プロセスの大幅な変更を伴わない自動化アプローチを実施し、デジタルによる業務の効率化や経理人材のリスキリングを支援

関連部門

テクノロジーでクライアントの経営管理ガバナンスの課題を解決する

主な業務:内部監査・内部統制評価に係る業務/ガバナンス・リスクマネジメント・コンプライアンスに係る業務
配属部門:Compliance Technical Solutions GRC (CTSG)

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ITの専門性を活かして経営課題に潜むリスクに対応する

主な業務:サイバーセキュリティ・プライバシー関連業務/ITリスク・ガバナンス関連業務
配属部門:Compliance Technical Solutions RA (CTSR)

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監査業務の標準化により、業務変革の実行を支援する

主な業務:監査業務の標準化および支援
配属部門:Technical Competency Center (TCC)

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経理業務の専門家としてクライアントの課題を解決する

主な業務:企業向け経理サポート業務/経理要員の派遣や経理委託業務の提供
配属部門:Compliance Technical Solutions FRA (CTSF)

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監査業務のDXを支援する

主な業務:自動化支援ツールの開発
配属部門:Compliance Technical Solutions AIT (CTS-AIT)

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