—現在の業務について教えてください。
Nara
オーナー企業の経営者が抱える経営アジェンダ解決のサポートを行うBOSチームに所属しています。経営者は常に経営課題を抱えています。それはM&Aをしたい、海外進出したいといった企業の存亡をかけた大規模なものから、経営管理体制を強化したいといった経常業務の改善に関するものまでさまざまです。経営者に常に寄り添い、多様なアイデアや施策を提案し、課題を解決することがメインの業務になります。その他に当部が開発したSaaSである「リスクコミュニティ・プラットフォーム」の事業推進も担当しています。今はメガベンチャーの連結決算業務サポートや大手外資系企業の日本法人経理業務サポート、華僑経営者の経営アジェンダサポートなど、さまざまな案件が同時並行で動いている状況です。
Maruyama
TSIは 事業領域において、PwC Japanグループがこれまでに手掛けたことのない新規事業を企画・開発・推進する、社内スタートアップに近い位置づけの部門です。Naraさんが所属する「BOS」の他に「PLAT」、「FTSA」、「BDAI」の3つを加えた、4チームで構成されています。
PLATでは、補助金などの経費執行管理を支援するプラットフォームを独自に開発し、税金を財源とする公的な研究開発資金について、これを利用する補助事業者(企業、大学等)が、国や行政機関が定めたルールにしたがって適切に執行管理が行えるよう支援を行っています。
FTSAは「ファイナンシャル・トランスフォーメーションおよびスモール・オートメーション」の頭文字からとったものです。企業は経営管理のために大規模な基幹システムを導入していますが、そのシステムに投入するデータの成型や、システムからアウトプットしたデータから経営分析を行い、多種多様な報告書を作成するためには、膨大な手作業が発生します。この大規模基幹システムとユーザーの間(ラストワンマイル)に生じる膨大な手作業を自動化するのが、FTSAの業務です。
そして、BDAIは人工知能を使ってビッグデータ分析を行うことにより、新たなトラストサービスの付加価値を生み出すことを専門にしているチームになります。
それぞれの業務を見るとバラバラに見える4チームですが、そこに共通しているのは、PwC Japanグループの誰もが経験したことのない新規トラストサービスを企画・開発・推進していることです。TSIはトラストサービスの企画・開発・推進でNo.1になることを目指しています。