H.Nakazawa
Restructuring | シニアマネージャー
PwCアドバイザリーの事業再生における豊富な実績と、温かでフラットなカルチャーに引かれ入社。シニアマネージャーとして、事業再生のさまざまなプロジェクトを担当しながら、一児の母として子育てにも力を入れています。2023年には子どもが小学1年生になるタイミングで、1年間のフレキシブルライフデザイン休暇を取得しました。
2014年に新卒で入社して以降、主に事業再生のプロジェクトに従事しています。会計・財務・法律・経営戦略など多岐にわたる知識が求められ、論理的思考力・コミュニケーション力などさまざまな能力が必要なこの業務。若手の頃から多様なプロジェクトを経験してきましたが、いまだに再生のプロフェッショナルには程遠いと感じています。
特にその難しさを感じたのが、業績不振に陥っていた企業のプロジェクトを担当した時のことです。クライアントはグローバルにも展開している製造業で、資金繰りにも窮する切羽詰まった状況でした。再生案件では、対象会社、債権者、株主、新規のスポンサーなどさまざまな利害関係者がいる中で、短期間で方向性を見いだし、合意を取り付けていく必要があります。まずは企業の再生計画を策定し、スポンサー選定と平行して、債権者の同意を得るための説明に奔走しました。紆余曲折を経て全債権者からの同意を無事に取り付けた時には、クライアントから感謝の言葉をいただき、大きなやりがいを感じました。
そうした達成感の一方で、プロジェクト期間を通じて会社の存続も含めた大きな分岐点がいくつかあり、プロジェクト終了後にも思考を巡らせる日々が続きましたね。
事業再生に絶対的な正解はない。だからこそ、あらゆる可能性を模索し続けて、最善手を考え抜く。この仕事の難しさと、その裏側にあるやりがいを感じられたこのプロジェクトは、今でも忘れられません。
2017年に息子が誕生し、約1年半の産休・育休を取得した後に仕事に復帰しました。リモートワークやフレックスタイム制度などの制度面も充実していますが、両立のもう一つの支えとなっているのは、PwCのカルチャーです。PwCアドバイザリーのメンバーは、コンサルタントとして日々クライアントの課題解決に向き合っているからか、社内や職員の課題に対してもチームで解決策を模索し、対応していくのが当たり前という風土があるのです。私自身も特に子どもが小さい頃は保育園のお迎えなど時間の制約がありましたが、業務時間や場所、期限の設定など柔軟に対応してもらえたことで乗り切ることができました。仲間の悩みにポジティブに向き合い、より良い環境づくりにつなげていくカルチャーに助けられています。
今はマネージャーとして後輩の指導や育成も担当していますが、当時の経験から、チームメンバーとはどんな小さな課題でも話しやすい関係性を構築することを心掛けています。事情や想いを遠慮せずに話してもらい対応を重ねていくことで、チームの生産性向上やファームのさらなる働き方改善にもつなげていきたいと考えています。長い人生、さまざまな理由で仕事との両立に悩むタイミングがあると思います。私が上司にそうしてもらったように、寄り添い、最善策をともに考えていきたいのです。
学生時代から事業再生の業務に興味があり、専門家として働ける企業を探していました。PwCアドバイザリーには、豊富な実績に加え、若手のうちから再生業務にしっかりと携わっていける土壌があることから入社を決めました。業績不振や不祥事などにより経営危機に瀕しているクライアントの再成長を支援するこの業務にはさまざまな知識やスキルが求められるため、「事業再生は総合格闘技」とも言われるほど。若手からそのような仕事を担っていけることに喜びを感じながらも、試行錯誤の日々を送っていました。
産休と育休で合計1年半の休暇を取得しました。復帰後もフルタイムで働くことを希望していましたが、事業再生の業務はクライアントの緊急性が高く、育児との両立ができるのか、不安もありました。そこで、当時のキャリアコーチに相談した際にかけてもらった言葉が、非常に印象に残っています。「大変なことも多いかもしれないけど、それを解決していくことで後に道が残ることもある。チームでサポートするので、一緒にどんな方法があるか考えていこう」。何か課題があっても、問題解決をしながらより良い方向に進んでいくこの姿勢には、非常に勇気をもらいましたね。
マネージャーになって、事業再生だけではなく、企業の統合後のバリューアップを担うプロジェクトにも挑戦する機会を得ました。クライアントの置かれている事業環境は再生案件と異なるものの、業績改善に向けた課題を整理し、マネジメントと膝詰めで議論を重ねながら実行まで支援していく点は共通しており、それであればと必死に業務に取り組みました。結果として、丁寧なコミュニケーションと数値分析に基づく示唆の提供をクライアントから評価いただき、元々は短期での限定的な関与を想定していたところ、1年以上の契約延長をいただけました。これまでに経験の少ない挑戦的な案件で自分の価値を発揮できたことは、大きな自信につながりましたね。
マネージャーに昇格して以降、コロナ禍の混乱もあり、子どもと過ごす時間が減少していることに悩んでいました。そこで、息子が小学1年生になるタイミングで、約1年間の「フレキシブルライフデザイン休暇」を取ることを決意。これは、キャリアアップや介護、育児、配偶者の海外勤務への帯同などを理由として一定期間の休職が認められる制度です。この期間は何よりも子どもを優先すると決め、海外留学やPTA活動など、とにかく子どもが望むことや子どものためになる活動に取り組みました。息子を大切に想う気持ちを行動で本人に伝えられ、息子の成長をすぐそばで見られたこの約1年間は、かけがえのない時間になりましたね。また、この期間があったからこそ、復職後はこれまで以上に息子が仕事を応援してくれていると感じます。
6:00 朝食、ニュースやスケジュール確認
8:00 子どもを学校に送り、出社
9:00 チームのインターナルミーティングでタスクの進捗と当日のToDoの確認
11:00 プロジェクトの分析
12:00 チームメンバーとのランチ
13:00 クライアントミーティング
14:00 資料のレビューとフィードバック
16:00 採用面談や社内業務など
17:00 夕食、子どもの宿題や勉強、習い事への送迎
21:00 業務が残っていれば作業・資料のレビューと翌日のタスク整理