M&Aを行う際、売買される対象企業の価値算定を行うバリュエーション業務や、買収先企業が保有する資産や負債の公正価値評価を行うPPA業務に従事しています。また、全く分野が異なる海外でのPMI支援業務(M&A成立前後の経営統合プロセス)にも自ら手を挙げて挑戦しました。そこでは、さまざまな関係者や現地スタッフと協働し、意思統一を図りながら業務を推進。将来マネジメント職を目指すうえで、数値やデータを扱うハードスキルだけでなく、どのような環境でも信用され、求心力のある人材となるためのソフトスキルが重要であることを学びました。
父の仕事の関係から転勤が多い家庭に育ち、どのような環境でも転職を繰り返しながらキャリアの幅を広げる母の姿を幼少期から見てきました。この経験が「ライフステージに合わせ、柔軟に選択をしつつも成長し続けられるキャリアを築きたい」という思いにつながり、就職活動における考え方にも大きな影響を与えました。
東京の大学へ進学し、カナダのバンクーバーの大学に1年間留学しました。日本とは異なり、多様なエスニシティを持つ人たちとの出会いを通じ、国際的な環境で見聞を広げる楽しさを実感。就職活動の際も、グローバルな環境で、多様な企業やステークホルダーと向き合いながら働くことができる土壌を重視するようになりました。
そうした私の価値観にフィットする会社がPwCアドバイザリーでした。会計やファイナンスをなど明確なハードスキルを身に付けることができると考え、バリュエーション部門に所属しましたが、2年目には異なる部門の業務で海外でのPMI支援に挑戦する機会を得ることができました。クライアントや関係者が非常に多く、スピード感が求められると同時に、相手のバックグラウンドを考慮した丁寧なコミュニケーションが必要となることを実感し、従前よりもソフトスキルの重要性により焦点を当てるようになりました。
今後は、長期的な海外駐在の機会を得て、これまで以上に知見を広げながら、場所や環境を問わず活躍できる力を身に付けたいと思います。将来的には、より多様な国内外の案件に従事し、案件を主導することができる求心力の高い人材に成長したいと考えています。
幼少期よりキャリア志向の母の姿を見て育つ。常に自分が伸びしろを感じることができる環境に身を置くことを重要視し、将来は国内外問わず多様な案件を主導できる人材になることを目指している。