第11回PwCあらた監査役懇話会

2018-03-06

第11回のPwCあらた監査役懇話会は、日本で現在導入に向けて議論されている「監査報告書の透明化」をテーマに取り上げます。

国際監査基準では既に、監査人が会計監査の過程で特に着目した会計監査上のリスクなどと監査人の対応を「監査上の主要な検討事項(KAM:Key Audit Matters)」として監査報告書に記載する旨の改訂が行われており、監査報告書におけるKAMの記載は欧州やアジアの主要国などにおいて順次導入が進められています。また、米国でも公開会社会計監視委員会(PCAOB)が「透明化」のための基準を公表し、証券取引委員会(SEC)がこれを承認しました。日本においても「会計監査の在り方に関する懇談会」において、株主などに対する会計監査の内容などに関する情報提供を充実させる観点から検討を進めるべきとされました。この監査報告書の透明化に際しては、監査役等と監査人とのコミュニケーションが従来にも増して重要になります。

今回の懇話会では、監査報告書の改革が先行している英国における状況をPwC英国パートナーのDiana Hillierがお話します。続いて、日本公認会計士協会副会長ならびにPwCあらた有限責任監査法人パートナーも務める高濱 滋より、わが国における監査報告書の透明化の議論の状況について解説した後、ディスカッションを通じて理解を深めたいと思います。

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開催概要

開催日時

2018年3月6日(火)14:00-19:00(13:30 受付開始)