AI Business Insights 2026

東京大学 AI経営寄付講座

2026年1月21日(水)~2026年3月26日(木)(全10回)

PwC Japanグループと東京大学はビジネスとテクノロジー双方の視点でAIを理解し、AIの社会実装を担う人材の育成を目的として、2026年1月から「東京大学 AI経営寄付講座―AI Business Insights 2026―」を開催します。

講座コンセプト

昨今、生成AIが世界的に急速に普及し、企業は業務プロセスの自動化、データ分析の高度化、顧客エンゲージメントの強化、新製品・サービスの開発などに戦略的に活用しています。生成AIは、既存業務の効率化にとどまらず、創造や構想といった人間固有の領域にも踏み込み、アイデアの創出やイノベーションの促進を実現しつつあります。加えて、外部ツールや社内システムと連携し自律的にタスクを遂行するAIエージェントの進化に加え、重力、衝突、振動、照度など実世界の物理法則を理解し、現実空間で判断・行動できるフィジカルAIも注目を集めています。デジタル空間と物理空間を架橋するこれらの技術は、今後の産業構造やビジネスモデルを根底から変える可能性を秘めています。

一方で、AIの利活用にはデータプライバシー、バイアス、透明性といった従来からの倫理的な課題に加え、ハルシネーション(架空の情報の生成)や誤情報の拡散、エージェントの権限の逸脱や誤作動、フィジカル領域における安全性確保といった新たなリスクも伴います。

このようなリスクを適切に管理し、AIのメリットを最大限に引き出すためには、高度な知識とスキルを持つ人材が必要です。しかし、日本の企業においては、AIを活用したビジネス推進のための人材育成が大きな課題となっています。企業内でのAIリテラシーの不足や、新事業創出のための体制が整っていないことが、外部のAI・IT企業との連携やビジネス推進を妨げています。これにより、企業は競争力を維持し、新たなビジネスチャンスをつかむことが難しくなっています。

特に、日本においてはテクノロジーとビジネスの両面を深く理解し、統合して活用できる人材が不足しています。テクノロジーに詳しい専門家と、ビジネスに精通した経営者はそれぞれ存在しますが、両方を理解し、実際の業務で活用できる人材は非常に少ないのが現状です。このような人材の不足が、企業が顧客・業務課題を正確に把握し、その解決に向けて生成AIを含むソリューションを効果的に活用する上での障壁となっています。

そこで、AI経営寄付講座では、AIとデジタル技術を経営に生かし、世界で戦える経営人材の育成を目指します。テクノロジーとビジネス両面を理解し活用できる人材の育成を通じて、日本企業がグローバル競争で勝ち抜くための力を養成します。

受講対象者

  • 社会人(AI活用推進を目指す全ての方)
  • 学生(大学院生、大学生、短大生、専門学校生、高専生、高校生、中学生、社会人学生)

※開講日時点で学位取得可能な学校法人及び認可専門学校に在籍していない場合は、受講の対象外です。

※受講中に上記の条件に当てはまらないことが発覚した場合は、受講資格を取り消すことがあります。

※学生の方については、受講希望者が多数の場合には抽選を行います。社会人の方については、抽選にて受講者の決定を行います。

学生の方のお申込みはこちらから

講座概要

生成AIの普及を中心にAI利活用が急速に発展する中、「業種・業態関係なく、トレンドとしてAIに興味と期待を持っている」受講者を対象に社会人・学生問わず、より実践的な講座をお届けします。単なるAI活用の総論にとどまることなく、各業界でご活躍されている第一人者の方々をゲスト講師としてお迎えし、ビジネス戦略、技術戦略、プロダクト開発、営業マーケティングなど網羅的にAI×ビジネスを学ぶ、全10回の講座を予定しております。

本講座では、先端的なケーススタディやノウハウを学びつつ、AIをどのように利活用するべきかについて学ぶことができます。

また、今年度は、AI初学者の方にも講義内容を理解しやすいよう、AI入門講義を追加コンテンツとして事前配布する他、従来の配信形式の講座に加えて、実務でAIエージェントを活用するためのスピンオフ企画の実施も予定しています。

本講座で得られた学びを元に、各企業でAI経営の実践や事業実装の具体化を行いたい場合は、PwC Japanグループが個別のご要望に応じて戦略策定や実装に向けた伴走支援を行うことも可能ですので、ぜひお問い合せください。

講座詳細

※社会人向けの情報となります。学生の方のお申込みはこちらから

概要

講座開設期間

2026年1月21日(水)~2026年3月26日(木)(全10回)

実施形態

講義型

  • オンライン(Zoomによるライブ配信)

講座の目的

AI時代の経営の在り方を配信型の講座を通じて学び、AIのポテンシャルやリスクに関する基礎知識を習得する

受講のメリット

  • AIを経営で生かす実践的なスキルを修得できます
  • 経営の最前線で活躍する講師陣からAI活用の最新ケーススタディを学べます
  • AIを経営に導入するための組織の動かし方のヒントを得られます

受講条件

  • 講義で使用するツール(Omnicampus、Zoom、Slack、Googleサービス(Google Drive、Google Formなど)、Webブラウザ)にご自身の端末からアクセス可能であること
    ※Omnicampusとは東京大学松尾・岩澤研究室が提供する受講管理システムです。
    ※Google社のサービスは、企業の端末によってはセキュリティがかかりアクセスできないことがあります。その場合、個人の端末からアクセスできることをあらかじめご確認ください。
    ※上記ツールが使えないことが入金後に発覚した場合も、返金対応はいたしかねます。申込前によくご確認ください。
  • 本講座は、抽選のうえ受講者を決定いたします(学生は受講希望者が多数の場合のみ)。入金フォームは、受講対象となった方へ順次送付いたします。お申し込みはお一人様につき1回限りとさせていただきます。同一の方による複数のお申し込みは無効となりますので、あらかじめご了承ください。なお、結果の詳細に関する個別のお問い合わせにはお答えできません。
  • 社会人(個人および法人のクレジットカード決済)の方は、入金期限までに受講料のお支払いが完了していること。
講師

東京大学大学院工学系研究科教授

PwC Japan有限責任監査法人、PwCコンサルティング合同会社、PwCアドバイザリー合同会社、PwC税理士法人のコンサルタント

※順次更新します。一部変更が生じる場合もありますので、ご了承ください。

受講料

社会人:33,000円(税込み)

個人および法人クレジットカード決済

入金フォームは、受講対象となった方へ順次送付いたします。入金フォームの入力完了後、クレジットカードの決済画面に移行しますのでそちらよりお手続きをお願いいたします。決済完了後、Omnicampusのマイページから、本講座の講座料金収受業務を請け負う「一般財団法人 総合研究奨励会」発行の領収書をダウンロードすることができます(Omnicampusへのログインとダウンロード方法の詳細については、決済完了後に送信されるメールでご案内いたします)。

期日までに決済が確認できない場合は講座をご受講いただけない場合がございます。

 

<法人請求書払い>

お支払い方法については、基本的にはクレジットカード決済のみとなります。ただし、同一の法人において、10名以上の方がまとめてお申込みされる法人・団体様に限り、受講料を取りまとめのうえ「請求書払い」でのお支払いが可能です。

受講人数が確定次第、以下のフォームより代表者の方が必要事項をご入力ください。

申込フォームURL

ご入力内容をもとに、12 月上旬以降、申込手順書を順次お送りいたします。

※手順書の内容に沿って、各受講者ご自身で受講管理システム(Omnicampus)にてID登録および申込手続きを行っていただきます。 

※各社全受講者の申込を確認後、本講座の講座料金収受業務を請け負う「一般財団法人 総合研究奨励会」よりPDFの電子請求書を発行し、ご指定の送付先にメールでお送りいたします。紙の請求書発行には対応いたしておりませんので予めご了承ください。 

※インボイス制度に対応した請求書です。 

※受講案内メールと請求書は別々に送付いたします。 

※振込期限は請求書発行日の月末締め、翌月末までのお振込みとさせていただいております。 

※10名未満の場合は請求書払いの対象外となります。

 

キャンセルポリシー

入金完了後、申込者都合により受講をキャンセルされる場合、受講料は原則返金いたしませんのでご了承ください。

また、お申し込み完了後の支払い方法の変更や、学生アカウントへの変更は承っておりません。十分にご確認のうえお申し込みをお願いいたします。

修了要件

  • 8回以上の出席(ライブ配信またはアーカイブ動画を視聴し、講義後1週間は出席登録可能)
  • 講義全体を振り返り、修得ポイントをまとめたレポートの提出

修了された方には修了証(PDF)を発行いたします。

申込方法

下記リンクからお申し込みください。

クレジットカード決済(社会人)

申込期間

【社会人】

申請:11月25日(火)14:00~12月24日(水)14:00

抽選結果通知:12月25日(木)(予定)

※抽選のうえ受講者を決定いたします。お申し込みはお一人様につき1回限りとさせていただきます。

※入金フォームは、抽選の結果、受講対象となった方へ送付いたします。

@weblab.t.u-tokyo.ac.jp@mail.edu.omnicamp.usからのメールが迷惑メールフォルダに入らないよう、必ず設定をお願いします。

※メタバース工学部会員企業の社員の方については、ご所属企業からのご案内をお待ちください(2025年11月予定)。

※必ず受講するご本人が自身でお申し込みください。代理で受講者以外の方が申し込むことはできません。

※応募後の内容変更はできません。送信ボタンを押す前に内容をよくご確認ください。

講座の構成

本講座は、全体戦略、事業機能、バックオフィスの3つのセクションで構成されています。各回の講義にて実業界などからゲストをお招きし、先行事例を紹介していきます。全10回の講義を通じて、組織の意思決定者や現場リーダーなど、さまざまな立場の方々が自組織におけるAI活用機会を特定できるよう、各セクションの最前線を網羅的かつ横断的に学べる構成となっています。

カリキュラム・日程

 

日程

講義テーマ

概要

第0回

収録動画

導入編 ~AI入門の事前学習教材

生成AI、AIエージェントなど講座を受けるにあたり事前に持っておくべき知識の解説を行う

第1回

2026年1月21日(水)

19:00-20:30

Opening ~AI時代のビジネス戦略~

AI経営の発展の系譜を概観し、産業や社会に与えてきたインパクトを学び、未来のビジネス機会を展望する

第2回

2026年1月29日(木)

19:00-20:30

AI時代の技術戦略

フィジカルAI、エッジAIなどの技術トレンドを捉えた戦略の在り方や今後の発展について学ぶ

第3回

2026年2月5日(木)

19:00-21:00

AIが変革する企画開発+スキルセッション①

加速するソフトウェア開発サイクル、信頼性と安全性を担保するAIガバナンスについて学び、未来の攻めと守りの企画開発を展望する

第4回

2026年2月12日(木)

19:00-20:30

AIドリブンの調達・購買変革

意思決定と実行の再設計を可能にするAIドリブンな調達・購買を学び、AIを活用した未来の調達・購買を展望する

第5回

2026年2月19日(木)

19:00-20:30

AIによる製造現場の業務変革 製造現場のAI活用を学び、未来の製造のオペレーションを展望する

第6回

2026年2月26日(木)

19:00-21:00

AIエージェントによって高度化するマーケティング・営業変革+スキルセッション② マーケティングから営業まで、顧客体験と収益の両輪を強化するAI活用の現在を学び、未来のマーケティング・営業の在り方を展望する

第7回

2026年3月5日(木)

19:00-20:30

AIを活用したカスタマーサポート変革

カスタマーサポートにおけるAIを活用したコミュニケーションとナレッジマネジメントから、未来のナレッジマネジメントを考える

第8回

2026年3月12日(木)

19:00-20:30

AIで進化する税務・財務と監査

AIを活用したコーポレートファイナンスと監査を学び、複雑な業務の信頼基盤をAIで強化する未来を描く

第9回

2026年3月19日(木)

19:00-20:30

AI時代の人材育成・組織運営 AI活用を前提とした人材育成、組織運営を学び、AI活用の成否を左右する未来の「人と組織」の在り方を展望する

第10回

2026年3月26日(木)

19:00-20:30

Closing ~AI時代の経営の在り方~

戦略から現場まで、これまでのAI経営講座を振り返り、AI時代の経営の在り方を総括する

※授業コンテンツに関しては、変更する場合がございます。

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