Power & Renewables Deals‐2014年の展望と2013年のレビュー‐

2014-04-17

本報告書は、電力・ガス・再生可能エネルギーセクターのM&Aをとりまとめたシリーズの2013年版です。

電力セクターは世界的に大きな変革の時期を迎えています。技術、ファイナンス、政治―これら全てが電力セクターにおける破壊的変化の源となり、2013年のM&Aに大きく影響しました。2013年の世界の電力M&Aは金額ベースで10%縮小しました。しかし、アジア太平洋での電力M&A市場は金額ベースで6%成長し、また世界の再生可能エネルギーM&Aは同25%増加するなど、アジア太平洋を中心に一部に明るいトレンドもみられています。

2014年に入っても世界の電力M&A市場には多くの不確定要素があるものの、年全体としては上昇基調を示すとみられます。特に、米国電力市場での大型M&Aの成否は世界の電力・再生可能エネルギーM&A市場の規模拡大の鍵となるでしょう。

本報告書はこのような市場のトレンドを概観しつつ、電力・ガス・再生可能エネルギーM&Aのプレイヤーや地域ごとの状況について整理しています。