世界の医薬・ライフサイエンス業界 2018年第1四半期のM&Aに関するインサイト

2018-08-08

世界の医薬・ライフサイエンス業界における2018年第1四半期のM&Aの取引件数は、昨年に引き続き減少していますが、取引金額ベースでは、大型案件があったことにより前期比増加となりました。

買収への繰り延べ需要の存在や資金の余剰状態により、M&A活動は今後活性化することが予想され、その結果、医薬・バイオのサブセクターでは、業態の変化につながる可能性のある大型案件や、ボルトオン型の小規模案件などでM&Aが活性化すると考えられます。ジェネリック・スペシャルティ医薬サブセクターでは、企業規模が大変重要であることから中堅企業の統合の動きも期待され、こちらもさらなるM&A活動の活発化が見込まれています。また事業部門の売却も活発化が予想され、プライベートエクイティでは、特に医療機器を中心に、こうした売却部門を多数買収しようと準備を整えています。

次の2018年第2四半期では、医薬およびバイオセクターで何件かの案件が見込まれており、全体的に案件が増加すると予想されます。また医療機器およびサービス・その他サブセクターでは、大型案件よりも案件数の増加による活発化が期待できます。

※当該和訳は、英文を翻訳したものですので、和訳はあくまでも便宜的なものとして利用し、適宜、英文の原文を参照していただくようお願いします。