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重要な節目の数々:オーストラリアにおける60年の歩み

Peter D Fox AM氏

Linfox 執行役会長/オーストラリア/輸送・物流

Linfoxは昨年、創業60周年記念日を迎えました。同社は、オーストラリアの輸送・物流、不動産、空港、現金輸送業界で、大きな成功を収めているファミリービジネス企業として長く知られています。

どのように実現したのでしょう?1956年にトラック1台で創業し、60年後に売上高35億豪ドルを突破するには、どのような経緯があったのでしょう?これまでの重要な節目について、執行役会長のPeter Fox氏に語っていただきました。

節目1:トラック1台から2台へ

「私の父はトラック運転手でした。私も幼い頃から車好きだったので遺伝かもしれません。このビジネスは、母が父に最初のトラックを買うお金を貸したことに始まりました。2台目を買った時点で、父は自営業者から経営者になったと言えるでしょう。1950年代後半のことです。父は決して後戻りしませんでした。」

Peter D Fox AM氏 Linfox 執行役会長

Peter D Fox AM氏 Linfox 執行役会長

節目2:最初のプロマネージャー

「70年代に雇ったSandy Murdochという会計士は、組織的なプロセスと財務理論を導入しました。彼は私の個人的な師ともなりました。彼が与えてくれた生涯で最高のアドバイスのおかげで、私は実務経験に加えてビジネスの資格を取る気になりました。そうすれば、会議室の後ろではなく前に座ることができます。まもなく彼に加えて数人を雇用し、非常に強力な幹部チームが完成しました。1978年には、当時にしてはかなりの業績である売上高1,800万豪ドルを突破しました。今ではその200倍近くです。」

 

節目3:国際的な拡張

「1980年代後半から90年代前半にかけて、アジアへの事業拡張を開始しました。最初はタイ、次にマレーシアに拡張し、今ではインドネシア、ベトナム、香港、シンガポール、インドにも展開しています。次はメコンデルタに進出し、ミャンマー、ラオス、カンボジアにもアクセスする予定です。実はLinfoxの従業員数も、オーストラリア国内よりアジアの方が多くなりました。私たちはアジアにチャンスを見出し、迅速に行動しました。アジア市場に進出したのは業界でも極めて早く、それが競争において非常に有利に働きました。何かをすると決めたら即座に行動できるのが、ファミリービジネス企業のメリットです。」

PwC Global Family Business Survey 2016

Interview with Peter D Fox AM, Linfox, Australia

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節目4:ステップアップ

「2000年は重要な年でした。シドニーオリンピックのサプライチェーンと全ての商品を当社が管理したのです。あのような大イベントにかかわることは非常にうれしく、やりがいを感じました。企業としての知名度も上がりました。」

 

節目5:大規模な買収

「2003年のArmaguard買収は、現金輸送に力を入れる最初の決定的な動きでした。それ以来、現金輸送は当社にとって非常に重要な事業となっています。買収する企業を選び、買収し、あれほどの規模の事業を統合することは、本当に勉強になる体験でした。これによって当社はほとんど一夜にして10億米ドル規模の企業になりました。」

 

節目6:合理化と改善

「次のステップは、事業をじっくり検討し、ターゲットとする業種および市場において、どこに向かうかを決めることでした。一つの結論として、社内の経営構造を大幅に合理化し、重要な顧客に力を入れることに決定しました。2008年には300社の顧客がありましたが、今では約80社です。これには勇気が要りましたが、正しい決断でした。私たちにとって重要なのは量ではなく質。戦略は『少ないほど実りが多い』です。」

 

節目7:未来に目を向ける

「Linfoxの未来には、大きな課題が二つあると思います。一つはビジネス上の課題であり、テクノロジーに関することです。デジタルと言えば情報を得る手段と思われるでしょう。確かにそれも重要です。しかし、他にもデジタルが可能にすることはたくさんあります。この業界では、自動運転、ロボット、オートメーションなどのテクノロジーを利用した目覚ましい進歩が、倉庫運営の改善、配送管理の効率化、生産性の向上に貢献しています。現時点で当社のITインフラは理想的とは言えませんが、いち早くアジアに進出したのと同様、これらのテクノロジーもいち早く導入したいと考えています。二つ目の課題は家族に関することです。3世代目は、そろそろこのキャリアが自分に向いているかどうかを決断する年齢に近づいています。私たちは、Linfoxにとって長期的に安定した経営体制を決定しなければなりません。決定はもう少し後になるでしょう。家族の一員かもしれないし、そうでないかもしれません。しかし、当社に最良の人材を確実に選びたいと思います。」

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小林 和也

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越田 勝

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