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成功につながる失敗:米国における長寿と起業家精神

Mitzi Perdue氏

著者・起業家/米国/オーガニックチキンの生産工場

Mitzi Perdue氏の物語は、そのウェブサイトのタイトル「Insider secrets from wildly successful families(成功を収めた家族の秘密)」に集約されています。

同氏は、Sheraton Hotelsの創業者、Ernest Henderson氏の娘であり、養鶏業の大物、Frank Perdue氏と結婚しました。

Henderson家とPerdue家には、222年間にわたって事業経営を成功させてきた経験があります。さらにMitzi氏には印象的な起業家の素質があります。しかし、1940年代のMitzi氏は、現在からは想像もできないような少女でした。

「父は、私は家族の会社には入らないと確信していました。娘が事業に興味を持つなど考えてもいなかったと思います。誰も私がそうすることを予想しなかっただけではなく、むしろ会社に入らない方がよいと言われました。」

PwC Global Family Business Survey 2016

Interview with Mitzi Perdue, Author & Entrepreneur, US

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しかし結局、世代交代の時期が訪れ、これがMitzi氏にとってのチャンスとなりました。1968年に父親が亡くなったときはまだホテル事業に携わるチャンスが得られませんでしたが、自分独自の事業を立ち上げるには十分な遺産を相続しました。

「Henderson家は、Sheraton社の売却を決定しましたが、その投票権があったのは男性ばかりでした。私たち女性もしっかりとした意見を持ち、株主であるにもかかわらず、何も言わせてもらえませんでした。その後すぐ、私はカリフォルニアで米の栽培事業を始めました。正しい場所を選ぶことの重要さを父から学んだのでしょう。私は、将来的に発展する可能性がありそうな土地を入念に選びました。」

その土地を最終的に売却したときは多額の利益が出ました。またそれまでの15年間においても、Mitzi氏はかなり利益のある米事業を成長させ、米国内の5,000人の米農家のうちのわずか八人の女性の一人として成功しました。

「他の七人の農場は親から継いだものですが、私は自分の農場を作ったのです。」

Mitzi氏は、男性優位の分野で女性として目立つ存在を生かし、この業界のリーダーとして地域での米の栽培を弱体化するような法律の差し止めに貢献しました。そしてAmerican Agri-Womenの会長に就任しました。しかし、「当時は今よりも、多くの女性にとってパイオニアになりやすい時代でした」と同氏は認めています。同氏は成功の理由を、下調べに力を入れ、勤勉に働くことと分析しています。失敗を恐れないことも重要です。同氏は、実際に「成功につながる失敗」をしたと語っています。このように長期的な視野を持てることは、後の夫にも共通するファミリービジネス企業の特長の一つです。

Mitzi Perdue氏 著者・起業家

Mitzi Perdue氏 著者・起業家

Perdue Farmsは、抗生物質を使用しないことを約束している、世界最大手のオーガニックチキンの生産業者の一つです。しかし、現在の立場を確立し、利益を出すまでには、11年間という長い時間がかかりました。

「夫は、高い価格でチキンを売るには、高い品質を提供するしかないという考えで取り組んできました。そこで私たちは、その品質を提供しながら、お金も稼ぐ方法を学ばなければなりませんでした。私たちは、病気の発生を抑えるには衛生状態に注意を払うことが重要だということ、そして、プロバイオティクスとハーブを使ってチキンの健康を維持することを学びました。それは、当時にしては大きな技術革新であり、現在でも非常に成功しています。しかし、私たちがファミリービジネス企業でなかったら、おそらく実現しなかったでしょう。それほど長期的視点が持てなかったのではないかと思います。」

しかし、ファミリービジネス企業には大きな課題もあります。

「人生の中の幸せも不幸も、その最大の原因は家族だというのが、私の人生の理論です。幸せになりたければ、家族のために一生懸命に働かなければなりません。全員が同じ事業で働いているならばなおさらです。」

Henderson家は、実に面白いアイデアをいくつも生み出してきました。家族のまとまりを保ち、世代間の溝を埋める方法も含まれます。その一つが、「家族サービス賞」です。これは、毎年、それまでの受賞者全員によって選ばれます。

「Perdue家では、定期的にニュースレターを発行しています。そのうちの一つは特に若い世代に向けられたもので、家族についての物語や過去の出来事などが記載されています。そこで彼らは、自分たちのルーツを知り、偉大な一族の一員であるということを感じることができます。そういうわけで、4世代続く事業の一部を担うのは大きな責任です。そして非常に特別なことなのです。」

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小林 和也

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越田 勝

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高田 佳和

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