Cities of Opportunity 7 ‐ 世界の都市力比較2016

2016-09-07

本報告書は2016年9月にPwC Globalが発表した「Cities of Opportunity 7」をPwC Japanで抜粋・翻訳し、一部の結果に対する分析を加えたものです。
第7回となる今回の報告書では、30の都市に対して、都市を活性化する主要素(都市力)について10の領域・67の指標を用いて分析した結果を、ランキング形式で公表しています。
30都市の総合評価【図1】では、2014年に発表された前回レポート(第6回)でトップに立ったロンドンが、引き続きトップの座をキープしました。なおロンドンについてはEU離脱決定前に収集されたデータを用いてランキングを出しているため、今後の動向が注目されるところです。シンガポールは前回の3位からさらにランクアップして2位に浮上しました。
総合トップ10にランクインした都市は、今回新たに対象都市となり5位になったアムステルダムを除くと、いずれも2011年の第4回レポートでトップ10内にランクインしています。しかし、その順位は大きく変動しており、明暗が分かれています。

東京の総合評価は、第6回レポートから2ランク下降し、30都市中15位となりました。「健康・安全・治安」の領域でトップとなったほか、「ゲートウェイ機能」で6位、「知的資本・イノベーション」と「技術の成熟度」で8位と、4領域でトップ10入りしました。都市の将来的な競争力に大きな影響を与えるこの「知的資本・イノベーション」指標において、アジア圏から10位以内に入ったのは東京のみであることは特筆すべき結果であるといえます。一方、少子高齢化や社会の成熟化により経済関連の指標が振るわず、総合的には厳しい評価となりました。2020年に向けたシティブランドの強化と世界目線での発信を通じて、優れた人材や企業を惹きつけ、新たな知とイノベーションを生み出すためのさらなる取り組みが期待されます。

Cities of Opportunity 7 ‐ 世界の都市力比較2016

図1:世界30都市の総合ランキング(上位15都市)

図2:総合トップ10都市および東京の領域別ランキング

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