短期的思考を超えて事業を成功に導く:サステナビリティに関するCEOの視点

2014-11-10

サステナビリティ(持続可能性)を理解し、行動を起こすにあたり、多くの企業は社会的責任を果たすことから始めます。しかし多くの場合は、こうした活動は事業の戦略的意思決定から切り離されてきました。

PwCが実施した第17回世界CEO意識調査の結果によると、世界のCEOの75%がサステナビリティはもはや慈善活動ではなく、製品やサービスを生産し提供する方法の中に先見的な思考と責任あるビジネス慣行を組み入れることであると考えています。
また多くのCEOが、「気候変動と資源不足」「都市化」「人口構造の変化」は自社の事業に大きな変革をもたらすメガトレンドであると考えています。これらのメガトレンドはそれ自体は決して新しいものではありませんが、その進展の速度はますます加速しており、またメガトレンド同士がぶつかり合うことで従来とは全く異なる事業環境が生み出されます。

本報告書では、CEO意識調査の結果をサステナビリティというレンズを通して見ることによって、サステナビリティとその課題についてCEOがどう考え、それが企業の事業経営にとって何を意味するのかについて考察しています。