外形標準課税



読み方:がいけいひょうじゅんかぜい

定義

外形標準課税とは、資本金1億円超の法人を対象とした法人事業税の課税制度であり、法人事業税のうちの2分の1相当(2015年度は8分の3相当、それ以前は4分の1相当)を所得基準による課税ではなく、外形基準による課税にします。

具体的には法人事業税全体の2分の1相当を、所得を基準とした課税(所得割)に基づき徴収し、残りを法人の生み出した付加価値を基準とした課税(付加価値割)と資本金等の金額を基準とした課税(資本割)といった法人の外形に基準とした課税により徴収を行なうものです。

付加価値割および資本割の課税標準はそれぞれ次に示すとおりです。

(1)付加価値割の課税標準(付加価値額)
付加価値額=収益配分額(報酬給与額*1、純支払利子*2、純支払賃借料*3)+単年度損益*4

*1 給料、賞与、手当、退職金等の合計額
*2 支払利子から受取利子を控除した額
*3 土地・家屋に係る支払賃借料から受取賃借料を控除した額
*4 マイナスの場合は収益配分額から欠損金額を控除

(2)資本割の課税標準(資本金等の額)
法人税法に規定する資本金等の額または連結個別資本金等の額(資本金等の額が、資本金に資本準備金を加えた額を下回る場合、当該額)

なお、所得割の一部は地方法人特別税として徴収されます。外形標準課税が適用になる法人(外形標準課税法人)の法人事業税および地方法人特別税の税率(標準税率)は現在次のとおりとなっています。

 

法人事業税

所得割

3.6%

付加価値割

1.2%

資本割

0.5%

地方法人特別税

所得割額(0.7%)の414.2%

本用語解説は2018年6月1日現在の法令等に基づいて作成されており、これ以降の税制改正等が反映されていない場合がありますのでご留意ください。また、本用語解説は概略的な内容を紹介する目的で作成されたもので、プロフェッショナルとしてのアドバイスは含まれていません。個別にプロフェッショナルからのアドバイスを受けることなく、本解説の情報を基に判断し行動されないようお願いします。