
コラム‐GRC/ARCA Viewpoint 英国における重要サードパーティに係る規制動向の紹介
日本の金融機関がオペレーショナルレジリエンスに係る態勢構築を検討する上で参考となる、英国のCritical Third Party規制について解説します。
2020-11-16
オペレーショナルレジリエンスに関する英国の協議が2020年10月1日に終了し、いよいよ規制の最終化の段階に近づいてきています。
2019年12 月に英国の監督当局が公表した一連の市中協議文書とポリシーステートメントによって、規制の枠組みをどのように運用していく予定であるかについてさらに詳細に判明したものの、その概念が実務上どのように機能するかについては、さらに多くの疑問が生じました。8月には、バーゼル銀行監督委員会(BCBS)がいくつかのオペレーショナルレジリエンスに係る原則に関する市中協議文書を公表しましたが、その内容の多くは英国が打ち出した方向性と重複しています。
本資料は、オペレーショナルレジリエンスに係る業界の実務リーダー3人による、レジリエンスのフレームワークの構築に関する質問への回答を取りまとめたものです。
※本書は、PwC英国が公表している以下のペーパーを和訳したものです。
https://www.pwc.co.uk/financial-services/assets/pdf/operational-resilience-practitioner.pdf
日本の金融機関がオペレーショナルレジリエンスに係る態勢構築を検討する上で参考となる、英国のCritical Third Party規制について解説します。
オペレーショナルレジリエンスに関する米国・英国・バーゼル銀行監督委員会の視点を取りまとめています。
金融庁が高い関心を寄せているコンダクトリスクの管理態勢について、管理に向けた内部監査の動向、アプローチ例、監査上の着眼点などの観点から解説します。
組織内部者による組織への犯罪行為が多発しています。脅威の実態と、企業に求められる対策を紹介します。
ブロックチェーンは幅広い領域での応用が期待される一方で、そのテクノロジー的優位性を生かすためにはガバナンスやマネジメントの視点が欠かせません。本稿では暗号資産販売所を例に、ビジネスの各フェーズにおいて考慮すべきガバナンスについて概説します。
サイバーセキュリティに関する財務報告リスクが高まっています。本レポートでは、実際に企業が財務報告リスクを識別しているのか、また識別したリスクに対してどのように取り組んでいるのかを調査し、リスクの識別・評価を推進する際の留意点を解説します。
IT環境が劇的に変化する中で、情報の信頼性の確保が一層重要となっています。企業はITガバナンスの枠組みを活用し、ITのリスク管理や統制を強化する必要があります。本レポートでは、IT環境における主要なリスクを考察し、求められる対応策を体系的に整理します。
日本の保険会社は競争力を維持し、グローバルに成長するために、変革を続けなければなりません。本稿では、今日の課題を乗り越えながら自ら変革しようとする日本の保険会社の2025年における必須事項のトップ10について解説します。