コントロールベースから目的ベースへ ― COVID-19がもたらしたコンダクトの変化

2020-08-28

働き方のパターンを変える

新型コロナウイルス感染症（COVID-19）の流行は、ビジネス、コントロールおよび従業員のオペレーションのあり方を大幅に変化させました。この危機に対する初期対応において、銀行は幅広い非財務リスクにさらされましたが、オペレーショナルリスクの統制水準を下げることにより業務の継続を実現していると考えられます。

戦略的な観点からは、企業が従来の働き方に戻らないことは明白です。今ではパンデミックリスクの影響への理解は進んでおり、オペレーティングモデルによって当該リスクに対処することが期待されています。今後はリモートワークや分散型ワークが企業の重要な特徴となる可能性が高いでしょう。そうした中、不正行為に対するコントロールと「優れた」コンダクトの支援・推進の両方の側面からコンダクトに対処していく必要があります。

優れたコンダクトと高いパフォーマンスの推進

リモート型および分散型チームは、高いパフォーマンスと生産性を発揮することができます。また、テクノロジーと経営者の行動の両方がこれを推進します。しかし、リモートワークをオペレーティングモデルに組み込み、これを十分に最適化するためには、従業員一人ひとりが、自身の立ち位置や、自身の行っていることの理由について一段と深く理解する必要があり、会社の目的を明確に把握し、それに沿った行動をしなければなりません。

詳細は本編をご覧ください。

※本資料は、2020年6月にPwCメンバーファームが発行した『From controls to purpose – conduct in a COVID-19 world［English］［PDF 310KB］』をもとに作成しています。英語の原文と内容に相違がある場合には原文を優先してください。オリジナル（英語版）は以下からダウンロードできます。