Microsoft Projectを活用した製品開発プロジェクトマネジメントの実務支援サービス

昨今の顧客要求のさらなる高度化・不透明化、働き方改革による労働時間の減少などにより、製品開発プロジェクトの複雑性や難易度はますます高まっています。

一方、過去にPwCコンサルティング合同会社が実施した「開発設計マネジメント実態調査」*において、開発設計マネジメントの水準が高い企業は、低い企業に比べて過去5年間の収益性が高い傾向にあることが明らかになっています。また製品開発のQCD(品質・費用・納期)に影響を及ぼす最大の要素がプロジェクトマネジメントであることも分かりました。

このような状況を踏まえ、PwCコンサルティングはクライアントの製品開発プロジェクトに参画し、プロジェクトマネージャーとともにプロジェクトマネジメントを強化する実務支援を行っています。サービス提供にあたっては、プロジェクト管理ソフトウェアであるMicrosoft Project(以下、MS Project)を最大限に活用することで、膨大な日程計画の更新の効率化や、成り行き日程のシミュレーションによる最終期日の遅延の早期把握などを実現します。

*2019年2月、日経BP社と共同で実施

プロジェクトマネジメントのアプローチ

製品開発プロジェクトを成功に導くためには、以下の4つの視点を意識したマネジメントが重要です。

  1. リスクや課題の発見・解決の遅れといったプロジェクトの遅延を招く大きな要因を防ぐために、なるべく早い段階で工数を投入することにより、課題・リスクを早期に発見して解決する仕事の流れ(Front Loading & Feedforward)に変える
  2. 目標とする最終納期から作成した「目標計画」(逆線表)と、各タスクの実行を成り行きで作成した「成り行き計画」を比較し、ギャップ対策を組み入れた実現可能な計画を立案する
  3. スケジューリングなどの付帯業務は自動化・効率化し、本来より時間をかけるべき、発生するリスクや課題の解決方針などを検討するプランニングに工数をシフトさせる
  4. 進捗管理・課題管理・リスク管理といった、立案した計画を確認する作業を工夫する

管理の過程で現場の空気を前向きに明るく保つことが重要で、それが関係者の能力を最大限に引き出し、リスクを早期に発見することにつながります。

PwCコンサルティングは、これら4つの視点をベースにプロジェクトマネジメントを支援します。

プロジェクトマネジメントの アプローチ

プロジェクトマネジメントの実務支援

製品開発プロジェクトにおける不確実性の高いリスクの管理、解決策が見えていない課題の管理、現状と目標(あるべき姿・ありたい姿)のギャップをめぐる問題の管理、そして各担当者が推進するタスクの管理を、Plan-Do-Check-Action(PDCA)のプロセスで継続的に改善し、製品開発プロジェクトの実務を支援します。

プロジェクトマネジメントの 実務支援

支援実績(一部)

PwCコンサルティングはこれまで、MS Projectを活用してさまざまな製品開発におけるプロジェクトマネジメントの実務を支援し、開発スケジュールの遅延防止・挽回や品質目標・コスト目標の達成などに寄与してきました。実績の一部を紹介します。

対象製品 プロジェクト人数 成果
計測機器 20名程度 前機種と比較して20%の開発期間短縮を実現
携帯基地局 300名程度 トラブル発生によるプロジェクトの赤字額を30%削減(成り行きベース)
防衛機器 10名程度 定常的な納期遅延を80%削減
船舶機器 30名程度 通常よりも大幅に短い目標最終納期を達成
自動車シート 50名程度 定常的な納期遅延を40%削減

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主要メンバー

渡辺 智宏

ディレクター, PwCコンサルティング合同会社

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