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グループ内のサステナビリティ経営や統合報告に関する知見を活用し、サステナビリティに関連したAIソリューションの構築を行った4名が、法人を越えたプロジェクトを通じた自分自身の成長や、そこで感じたPwC Japanグループの強みについて語りました。
PwCコンサルティング合同会社
テクノロジー&デジタルコンサルティング
マネージャー
Y.Cai
PwC税理士法人
税務レポーティング・ストラテジー
シニアマネージャー
R.Kadoya
PwCビジネスアシュアランス合同会社
コンプライアンス・テクニカル・ソリューションズ
アソシエイト
J.Sakamoto
PwCリスクアドバイザリー合同会社
フォレンジック
マネージャー
S.Zhang
生成AIを活用したサステナビリティ経営成熟度診断「Sustainability Value Assessment」を開発。
企業のサステナビリティ経営の現状把握に貢献
PwC Japanグループでは、2019年に企業のAI活用を支援するための拠点AI Lab(エーアイラボ)を開設。部署や法人の垣根を越えて集まったメンバーが、高度なAI技術を活用したサービスの展開可能性を模索してきました。その一環として、グループ内のサステナビリティ経営や統合報告に関する知見を活かしてサステナビリティに関連したAIソリューションの構築可能性を協議、実装し、2024年に「Sustainability Value Assessment」と呼ぶサービスのリリースにつなげました。これまで人が統合報告書やサステナビリティレポートの情報を読み込み、分析していた作業を、生成AIに置き換えることで業務の効率化を可能にします。プロジェクトに参加したxLoSのメンバー4人が自分自身の成長や、そこで感じたPwC Japanグループの強みについて語りました。
xLoSについて
PwC Japanグループは、xLoS(cross line of services)としてさまざまなチームと、部門や組織の壁を越えて「協働」を行い、個々では解決できない課題に対して向き合っています。
そんなコラボレーションストーリーをご紹介します。
―「Sustainability Value Assessment」のリリースにおいて、プロジェクトに携わるメンバーが集まった経緯を教えてください。
R.Kadoya
PwC Japanグループでは、2019年に企業のAI活用支援を目的としたAI Labを開設しました。AI Labでは法人の枠を飛び越え、AIに関わる知識やスキルを持つ人材が集まりxLoS(cross line of services)で研究・開発を進めてきました。AI Labでの活動をもとに、所属する法人が異なるメンバーがこのプロジェクトに参加しています。私がプロジェクトリーダーとして、Zhangさんに現場のリーダーであるプロジェクトマネージャーをお願いし、2人で話し合いながら整備してきました。
S.Zhang
AI LabではいつでもxLoSの活動ができるよう、PwC Japanグループ内のどの法人にどんな人材が所属しているのかが分かるリストを完備しています。その中から今回のプロジェクトで必要なスキルを持っているSakamotoさんやCaiさんに加わってもらいました。
R.Kadoya
本案件は、企業のサステナビリティ経営成熟度診断に生成AIを活用できないか、というPwCサステナビリティ合同会社からのアイデアが形になったものです。
―みなさんが担当した役割と今回のプロジェクトで印象に残ったことを教えてください。
Y.Cai
統合報告書またはサステナビリティレポートなどから生成AIがテキストを検出し、構造化データを抽出する機能の実装と、テキスト処理機能を含めたAIの各機能を束ね一貫した全体処理を行うためのオーケストレーションの設計と構築を担当しました。オーケストレーションの設計は前職でも担当していたのですが、テキスト処理の分野は専門外。チャレンジングな部分もありましたが、みなさんの適切なアドバイスを受けながら実現できたことで自信につながりましたし、やりたいと手を挙げれば任せてもらえる、自分の成長につながるとても良い環境だと感じました。
S.Zhang
私の場合は、マネージャーとして初期のシステム設計やタスクの調整、開発スケジュールの管理を担当していました。チームメンバーが自分の担当パート以外でもディスカッションを重ねアイデアを出し合い、より良いものを作ろうと解決方法を見つけ出していきました。
J.Sakamoto
私はエンジニアとしてバックエンドの詳細設計、実装、テストを担当しました。今回のプロジェクトは新規のプロダクト開発なので、追加の要望が出てくることは日常茶飯事。それを、どうしたら実現できるのだろうかと、毎週のように、時期によっては毎日ミーティングを重ねました。所属法人に関係なく利用できるチャットツールで気軽にコミュニケーションを取ることもできます。社内ネットワークのシステムが整っている環境もありがたいですね。
Y.Cai
ZhangさんとKadoyaさんはプロジェクトの進捗管理だけではなく、2人ともシステム技術に関するプロフェッショナルです。システムで課題が発生したときは気軽に相談できるだけでなく、何度もディスカッションをすることができたのはすごく有益な経験でした。
J.Sakamoto
前職ではSIer(システムインテグレーター)で働いていましたが、設計と実装が完全に分かれていたのでそれぞれが自分の業務を担当しているという感覚でした。ですが今回のプロジェクトでは、設計側も実装側も関係なく「プロダクトをより良くするためにはどうしたらいいのだろうか」とメンバー全員が同じ方向を向いており、そこが魅力的だと感じました。変更が入れば、当然、作業は増えるのですが「これでプロダクトが良くなるのであればがんばろう」と思えますし、私たちの方から「ここを変えた方がいいのでは」と提案して聞き入れてもらうこともあり、本当の「ものづくり」の楽しさを感じることができました。
R.Kadoya
今回、生成AIを活用した初めてのプロダクト開発だったので、開発にかかる時間や工程が読めない状況でした。その上で、メンバーは自分のメインの仕事がありながらもサブプロジェクトとして動いてくれました。作業時間を確保するためにメンバーの都合を調整するのは大変でしたが、最後まで何があってもやり切る、といったオーナシップを持っており、プロジェクトが動きだしてからは不安を感じることはほとんどありませんでしたね。困っているところがあればアドバイスやサポートをして、無事にリリースできたことは本当にうれしく思います。
―改めて今回のプロジェクトを振り返って、成長を感じた部分について教えてください。
J.Sakamoto
エンジニアとしての作業だけではなく、実装の責任者として作業の進捗管理も含め担当しました。正直、プレッシャーを感じたこともありましたが、最後までやりきれたことは大きな自信につながりました。
Y.Cai
プロジェクトには途中から参加したため、どこまで開発が進んでいるのかを把握するのに時間がかかるだろうという覚悟で打ち合わせに臨みました。ところが、それまでに検討を重ねてきた資料がしっかりと準備されており、既存メンバーの説明はとても分かりやすく、すぐにキャッチアップできました。チームとしての運営がしっかりできていることに驚くとともに、チームマネジメントの大切さを実感しましたね。普段のクライアントワークでも本プロジェクトで学んだチームマネジメント力を、自身の仕事に生かせるよう取り組んでいます。
S.Zhang
私は技術者だったこともあり、これまではプロジェクトマネージャーといいながらも、メンバーの作業に割と細かく介入していました。ですが、今回のプロジェクトではみなさんを信頼して任せながら進行管理に専念することができたので、新たな発見でもあり今後のキャリアにもつながると感じました。ディスカッションの場において他のメンバーから思いもかけない意見やアイデアが出たときは「そういう視点もあったのか」と悔しく思うこともありました(笑)。そんな風に、日々の仕事で刺激を受けることが成長になりますし、私自身、周りに刺激を与えられるような存在になりたいです。
R.Kadoya
プロジェクトマネージャーとして一連の流れをスムーズに遂行できたと感じています。デジタル領域においては、もはやアイデアを出すだけでは意味がなく、実際に提案したものを形に落としていくことが求められます。今回のプロダクトは生成AIの可能性を広げるものだと思っていますし、この技術をサステナビリティに限らず他の領域にも展開していきたいと思います。
―xLoSによる開発を通じて感じたPwC Japanグループの強みを教えてください。
J.Sakamoto
PwC Japanグループでは、AIやフロントエンド、バックエンドなど、それぞれの領域のスペシャリストが活躍しています。垣根が一切なく協力体制をとれていることが、一番の強みだと感じました。xLoSによるプロダクト開発に参加したことで、バックエンドの作業だけではなくプロジェクト全体の流れや考え方を知ることができましたし、さらに経験を積むことで今後はプロジェクトマネージャーを担当できるような人材になりたいです。
Y.Cai
今回のプロジェクトチームのように、お互いをリスペクトしながらディスカッションできるのはPwC Japanグループならではだと思います。また、xLoSの活動があることで、法人や部署に関係なく、KadoyaさんやZhangさんをはじめ多くの方とつながりを持つことができ、自分を成長させる上で大きなメリットだと感じました。
というのは、急激に変化する現代社会の流れについていくためには、自分も変わっていかなければいけないと思うからです。PwC Japanグループは常に学び続けることができる最高の環境だと思いますし、これからも周りと一緒に成長し進化していきたいです。
S.Zhang
今回のxLoSの取り組みはPwC Japanグループ内のプロジェクトでしたが、AI Labで開発したプロダクトのメンテナンスをインドや上海の開発専門チームにお願いしたり、さらに改良を加えたプロダクトの開発を任せたりすることもあります。このように、国内だけではなくグローバルのPwCのメンバーとのつながりがあるというのも大きな強みです。自分が希望すれば新しい分野に挑戦できる環境も整っていますので、これからもどんどんチャレンジしていきたいと思います。
R.Kadoya
私はPwC税理士法人に所属しているというよりも、PwC Japanグループの一員という感覚を持っています。ですから、xLoSで一緒に仕事をするとなってもスムーズに協業できるのだと思います。これは法人内でも同じで、パートナー、マネージャー、スタッフといった職階に関係なく、みんながフラットに意見を出し、その意見が尊重される「Speak Up」文化が根付いています。お互いがプロフェッショナルとして認め合っているからこそ力を発揮できるのがPwC Japanグループの強みなのではないでしょうか。
私は、自分の持ち味をさらに発揮するために今後はAIの専門性をさらに高めていきたいと思います。PwC Japanグループには会計税務の専門家がたくさんいるので、今後、ほかのプロジェクトでも経理や税務、監査の知識が必要となった場合はxLoSにより協力することができます。これにより自分の専門性をより深めることができるのではと感じています。
※ 法人名、役職、本文の内容などは掲載当時のものです。
PwCコンサルティング合同会社
テクノロジー&デジタルコンサルティング
マネージャー
Y.Cai
2022年入社
外資系のコンサルティングファームを経て、2022年PwCコンサルティング合同会社に入社。アナリティクスインサイツチームに所属し、生成AIの活用やデータ利活用の分野を担当。
PwC税理士法人
税務レポーティング・ストラテジー
シニアマネージャー
R.Kadoya
2017年入社
大学卒業後、PwCアウトソーシングサービス合同会社に入社。PwC税理士法人へ転籍後、現在はタックステクノロジー・アンド・トランスフォーメーション部門に所属し、経理税務領域における生成AIを活用した業務のDX支援を担当。
PwCビジネスアシュアランス合同会社
コンプライアンス・テクニカル・ソリューションズ
アソシエイト
J.Sakamoto
2019年入社
医療系システムのSIerを経て、2019年PwCビジネスアシュアランス合同会社に入社。アシュアランス・イノベーション・テクノロジー部で、監査業務向けのシステムやアプリケーションの開発を担当。
PwCリスクアドバイザリー合同会社
フォレンジック
マネージャー
S.Zhang
2018年入社
システム開発会社を経て、2018年PwCアドバイザリー合同会社に入社。2024年、PwCリスクアドバイザリー合同会社設立により、同社に転籍。現在は不正検出に関わる業務を担当。