服部 雄介

パートナー 財務報告アドバイザリー部

2004年中央青山監査法人入社。2006年あらた監査法人(現PwCあらた有限責任監査法人)設立と同時に移籍し、保険セクター(現保険アシュアランス部)で監査業務に従事する。2011年に希望により金融財務報告アドバイザリー部(現財務報告アドバイザリー部)へ異動。現在は主に銀行の会計基準コンバージョンに関するアドバイザリーを手掛ける。2023年にパートナー就任。

※法人名、役職、インタビューの内容などは掲載当時のものです。

会計士のアドバイザリー業務
新しい挑戦を楽しもう

FRAは、会計アドバイザリーが主軸の部門です。PwC JapanグループにはPwCアドバイザリー合同会社やPwCコンサルティング合同会社もありますが、私たちはあくまで監査法人の中のアドバイザリー部門という位置付けですので、財務報告に関連するサポートなどが主な業務となります。主なクライアントは、金融機関、大手製造会社、IT会社、製薬会社など業種を問いません。
アドバイザリーは基本的に、クライアントが分からないことを頼まれるのが仕事です。クライアントの疑問に共感し、調べたり聞いたりしながら、自分で咀嚼した上で説明をします。一生懸命調べて理解していく過程は、大変ですが面白いですね。私自身「分かりやすいですね」といった言葉をいただいたり、頼りにされたりするとやりがいを感じます。ここは、新しいことを吸収する面白さがある部門です。

FRAでは、担当するクライアントのオフィスに常駐して1年間一緒にいるスタイルでサポートを行う場合が多いです。自然と顔を覚えられる環境にいるため、システム導入や新しい規制への対応、海外進出など、会計以外についても相談されることが年々増えてきました。こうした業務拡大に伴い、会計士の資格を持たない専門家もたくさん在籍しています。システム関連のプロフェッショナルや元銀行員などバックグラウンドも多様性に富んでおり、部門内においてもさまざまな知識を吸収できます。

アドバイザリーという言葉を聞いて、何でも雄弁にプレゼンテーションする、といったイメージを持たれる学生が多いのですが、FRAで求められるアドバイザリーの要素として大事なのは、プレゼン能力よりも、会計士として軸となる会計知識です。それを磨くために、若いうちからきちんと原文を読む癖を付けておくとよいですね。また、PwCあらたはグローバルに展開している法人ですので、英語が話せないことを心配している学生も多いのですが、その点の過度な心配は不要です。軸となる会計知識があれば、多少英語が苦手でも、プロフェッショナルとして海外の事務所からも頼られる存在になり得ます。会計知識も英語も、仕事で追い詰められた時に必死に勉強することで、飛躍的に成長します。業務で必要なことを一つずつマスターしていく中で、実力を付けていきましょう。

FRAにおいて必要なマインドは、コミュニケーションスキルとチャレンジ精神です。クライアントの間違いを指摘するだけではよい関係は築けません。相手の悩みの本質を見抜き、寄り添って共に悩みながら、真の信頼関係を築いていくことが大事です。また、クライアントが悩む対象というのは新しい事象であることが多いため、新しいチャレンジに抵抗感なく挑める人に向いている仕事だと思います。私の座右の銘は「keep on smiling」です。仕事でも楽しんだもの勝ちです。一緒に楽しみながら、新しいことに挑戦していきましょう。

未来の仲間へメッセージ

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