テクノロジー・メディア・情報通信(TMT)チームでは、多忙な日々の中で育児と仕事を上手に両立させているワーキングパパ・ママたちが多く活躍しています。今回は、シニアアソシエイトのNana.T、アソシエイトのMisa.Oをお迎えし、ワーママとして仕事と育児を両立させるための工夫やTMTでの働き方について、実際の体験を交えてご紹介します。
Nana.T:
出産前は、勤務時間内に集中して業務をこなしつつ、必要に応じて残業や就業時間外の会議にも対応するなど、時間の使い方にある程度の柔軟さがありました。しかし、ママになった今は、自分の意思だけでは動かせない予定が日常的にあり、時間に対する感覚が大きく変わりました。仕事と育児のどちらも前向きに楽しんで取り組みたいという思いがあったため、制度としてだけでなく、実際の現場でも柔軟な働き方ができるのかどうかは、復職前の非常に大きな関心事でした。
Misa.O:
私は妊娠初期からのドクターストップと育休産休で2年半弱仕事を離れました。周りがキャリアを築いていく大事な20代でブランクができることや、以前のように全力で仕事に取り組めなくなる未来を想像して、復職前は焦りと葛藤がありました。今までの努力が無駄になるのではという不安がある一方で、乳幼児期の子どもとの時間は二度と戻って来ないため、大切にしたいという気持ちも強かったです。仕事へのマインドやモチベーションのバランスを自分の中でどう納得させるかが一番の課題でした。
Nana.T:
復職前に、キャリアコーチや同じ部署で活躍しているワーママの皆さんにお話を伺い、子育てと仕事を両立するためのリアルなアドバイスをいただきました。また、プロジェクト参画前は、あらかじめ上司に時間的制約があることを伝えました。その上で、会議の時間や業務内容を調整してもらえたことで、子どもとの時間も大切にしながら、キャリアも着実に築ける働き方を実現できています。制度だけでなく、実際の現場に理解と協力がある環境があったからこそ、安心して新たなライフステージに踏み出すことができました。
Misa.O:
私も同じ組織のワーママの方々にたくさんお話を聞く中で、キャリアとライフプランにおいて、完全に同じロールモデルを見つけるのは難しいことに気付きました。私の場合、一番の解決法は、10年、20年といった中長期的な視点で、今の選択を後悔しないか自分なりに納得いくまで考えたことでした。プロジェクトの上長に、小さい子どもがいても頑張りたい気持ちを理解いただき、寄り添ってもらえたことも大きかったです。いざ復職してみると、意外にも仕事だけに注力していた時よりも、どっしりと構えられるようになり、一喜一憂せずのびのびと働けるようになりました。
Nana.T:
子育てと仕事の両立には、時間的な制約が付き物です。だからこそ、周囲とのコミュニケーションを丁寧に取ることを意識しています。パートナーとは、キャリアに対する想いや「どちらかを犠牲にしたくない」という考えを率直に話し合い、家事・育児の分担について定期的にすり合わせています。また、全てを1人で完璧にこなそうとせず、「どうすれば実現できるか」を周囲と一緒に考えながら進めていくことで、安心してキャリアを続けられる基盤を作ることができています。
Misa.O:
私の場合、子供の機嫌による送り迎え時間の前後や、発熱といったイレギュラー対応を考慮してフルリモート勤務としています。そのため、リモート勤務を主とするプロジェクトに参画することが多いです。また、上司やクライアントの皆さまから信頼を得ることで、柔軟にタスクをコントロールし、周囲に迷惑をかけることなく価値を提供するスタイルを確立することができました。
Nana.T:
TMTでは、柔軟な働き方や多様なキャリアパスを実現できる環境が整っています。育児やライフイベントも「制約」ではなく「貴重な経験」として捉え、自分らしいキャリアを築いていただければと思います。
Misa.O:
PwCコンサルティングには育児・介護に伴うフルリモート勤務、育休・時短制度など、子供と向き合うための仕組みも整っています。加えてTMTでは、誰もが長く働ける組織づくりを考える社内活動があり、いつでもサポートしてくれる仲間がいます。コンサルタントの仕事はクライアントやチームへの価値提供を着実にできれば、時間や場所に縛られないことも多く、ワ―ママにとって働きやすい環境だと感じています。
出産前には出産に伴うブランクやそのタイミングを懸念したこともありましたが、振り返ってみると、仕事・キャリアにおいては、妊娠・出産に「一般的に最適な時期」というものはないとの気付きに至りました。入社を検討されている皆さんには改めて仕事と子育ての両立に理解のある環境だとお伝えするとともに、個人的には、育児とキャリア双方を大切にしながら、パートナーや家族とよく話し合い、協力してライフステージの変化に適応することが重要だと思っています。