2025-04-01
PwCコンサルティングのテクノロジー・メディア・情報通信(TMT)チームでは、多様なキャリアや経験を持つリーダーが在籍し、チームを牽引しています。今回は、TMTのテクノロジーセクターのディレクターであるHironori.MとYumi.Mの対話を通して、それぞれが考えるグローバル案件のやりがいやPwCコンサルティングの強みをご紹介します。
Hironori.M:
PwCコンサルティングで携わった最初のグローバル案件は、日系通信会社のグローバル経営管理スキームを検討するプロジェクトでした。仕事をする上で重要なのはクライアントやテーマ×アウトプットに対して自分がどれだけ価値を出せるかだと思っています。また、異なる専門性や国・地域のメンバーが入る案件では、それを地理的、文化的、商慣習的に違う領域に適合もしくは掛け合わせられるか、チーム内での課題意識や目的意識、クライアントの期待値をすり合わせられるかだと考えます。こういった他国混在のプロジェクトでは自身のスタンスや考えを明確にすることがより大事だと思っています。面と向かって会話し、聞き、伝えることで、ニュアンスや行間のすれ違いを埋めていく営みがプロジェクトの円滑な推進に繋がりました。
過去には日本のチームが海外のクライアントと仕事をする際に偏見を持たれることもありましたが、最近は変わってきており、何をしなければならないかというお題に基づいて、コンサルタント個人として向き合えるようになったと感じます。そのため今後のグローバル案件創出や参加にあたっては、どういうアイデアや戦略に基づいて自身がどういったバリューを出せるのかをより明確に示していかなければならないと感じます。
Yumi.M:
そうですね、自分に何ができるのか、何がしたいのかが元にあり、その上にクライアントが日本の方なのか海外の方なのかという違いがあるだけで、根本は同じだと感じます。私はPwCコンサルティングに入社して米国企業の日本法人化に向けた支援に参画しました。この案件では、米国・日本双方でのトップコミュニケーションの重要性や、グローバル・ローカルメンバー混在プロジェクトの円滑な推進方法などを学び、その後、メガバンクでの米国中間持株会社設立支援やデータセンター集約支援、製薬企業での医療データプラットフォーム構築支援などの数多くのグローバル案件に参画しました。これらの案件はすでに全体の計画が作られていたり、立ち上げの状態であったりなどがほとんどでしたが、TMTのグローバルビジネスチームでは案件自体を組成していくことが求められます。新しく案件を創出することは通常のデリバリーと並行して中長期的に進める難しさがありますが、この活動を通じて得られるさまざまな情報、人的ネットワーク、コミュニケーションスキルなどはデリバリー中の他のプロジェクトにも非常に良いインプットとなりますので、大変さよりも面白さのほうが多い、学びの場でもあります。
Yumi.M:
PwCコンサルティングの強みは、2点あると思っています。一つは組織の業界軸とソリューション軸の垣根なく協力できる下地・マインドセットができていること。もう一つはグローバル案件を進めていく上で、日本企業がグローバルに進出する際の支援窓口となるPwCの「Japan Business Network(JBN)」が約40の国と地域に整備されていることです。昨今単一の国のみでビジネスが成り立つ企業はほぼないため、グローバル案件は企業の全体を俯瞰するためには必要不可欠な対象です。グローバル、ノングローバルと分類すること自体に違和感があるような状況になっていくべきだと思いますし、TMT内のグローバルビジネスチームの活動もその一翼を担えればと思っています。
Hironori.M:
垣根のない協力体制が整っていることは確かにPwCコンサルティングの強みですね。多くの国でPwCグローバルネットワークのメンバーファームが拠点を構え、現地のビジネスのサポートをしているというグローバルカバレッジは大きなアドバンテージだと思いますし、コンサルティングだけではなくアシュアランスや税務、法務などの経営機能を複数の目線や解像度で捉えることができるプラクティスを持っていることも強みだと思います。私がグローバル案件を手掛ける理由は、マルチ言語、マルチカルチャー×複雑な経営テーマを紐解いて、クライアントとともに方向性を紡いでいくダイナミズムに魅了されているということに尽きます。私にとって、グローバル案件のやりがいは、単純に日本という国以外で得られる視点・視野や経験、気づきを得られるということです。
Hironori.M:
TMTにはさまざまな業界のグローバル案件が数多くあります。PwCコンサルティングに興味がある皆さまには、グローバル案件に参画したいというだけでなく、その中でご自身がどういうことができるのか、何を得たいのかを突き詰めてみることが重要だと思います。現在言語が堪能かはそれほど重要ではなく、ビジネスパーソンとしての貢献ポイントが明確で、強い思いがあれば、是非挑戦してもらえたらと思います。
Yumi.M:
TMTはテクノロジー・メディア・情報通信と3つの大きなチーム編成になっていますが、チーム内の連携は非常に強く、かつ円滑なチームだと思います。PwCコンサルティングで新たな価値を創りあげ、提供していきたい方と一緒に楽しみながら動けることを楽しみにしています。