TMTリーダーインタビューCase5「企業の変革に不可欠な“現場や人に向き合う”こと」

2025-02-03

テクノロジー・メディア・情報通信(TMT)チームでは、多様なキャリアや経験を持つリーダーが在籍し、チームを牽引しています。今回は新卒からコンサルタントとしてキャリアを積んできたパートナーのAkihito.HとマネージャーのMeiko.Tの対話を通して、企業の変革を起こすために必要なコンサルタントの要素やクライアントから求められる人材像に迫ります。

  • Akihito.H
    新卒で外資系コンサルティング会社に入社して以来、グローバル製造業へのコンサルティングに従事し、2015年にPwCコンサルティング合同会社に入社。
  • Meiko.T
    2018年に新卒でPwCコンサルティング合同会社に入社。テクノロジー関連企業を中心に戦略策定および実行支援に従事。

コンサルタントとしてのキャリアで一貫して大切にしてきた「人が会社を変えていく」という考え

Meiko.T:
新卒からコンサルタントとしてキャリアを築いてこられた中で特に大切にしてきたことは何ですか。

Akihito.H:
クライアントの会社自体の価値向上だけでなく、そこで働く社員の皆さんのモチベーションを大切にしてきました。コンサルタントという第三者の立場だからこそ、クライアントの組織の中からは生まれにくい「変革」などを提言・実行してきました。その中には、社員の方々に大きな業務負荷がかかる施策もありましたが、その改革・施策の本当の意味を伝えることで、反対勢力だった人が最大の味方になってくれたり、社員同士でさらなる施策の提言をしてくれたりといった経験をしました。本当に改革を根付かせ効果を出すためには、現場で働く人たちが改革の意義を理解し実行することにかかっていると実感しことから、社員のモチベーション維持がいかに重要かを学びました。

Meiko.T:
「会社」ではなく「人」と向き合うことで会社に変革が生まれるのですね。TMTのパートナーとして、今後どのような組織を作っていきたいと考えていますか。

Akihito.H:
TMTにいるメンバーの一人ひとりのバックグラウンドは異なりますが、クライアントに貢献することの「意義」や、プロフェッショナルファームが果たせる「役割」について理解し、机上で考えるだけでなく実際に行動できる人が集まる組織にしたいと思っています。机上で考えることはある程度できますが、実行するためには、人の機微やタイミングなど、あらゆることを考えないといけません。実行できる人が増え、現場に落とし込むノウハウが蓄積されることが差別化につながると思っています。

Meiko.T:
コンサルタントは論理的な戦略を検討して終わってしまうイメージを持たれる方もいるかもしれませんが、その戦略通りに実行することこそが難しい点であり、その実行支援までできることが価値になると私も感じます。

第三者でありながら、クライアントと同じ目線に立つということ

Meiko.T:
今後TMTでチャレンジしていきたことはありますか。

Akihito.H:
コンサルタントとして必要なのは、実体験だけでなく、想像力を働かせ、細部まで理解し、リアリティをもってクライアントに話せることだと考えています。私がこれまで取り組んできた、企業自体の文化を変える取り組みやオペレーション改革などの経験を通して、工夫してきたことやクライアントの現場で起きていること、なぜ起こっているのかの背景などをメンバーに伝えることで、疑似体験してもらいたいと思っています。そこにTMTメンバーのさまざまな知見を付加して、クライアントへのさらなる貢献をしていきたいです。

Meiko.T:
全ての人が同じ体験をできるわけではないので、調査して得られる情報に経験者の知見を取り入れ、想像力を働かせ自分の言葉で語っていくことができれば、提案の幅が広がりますね。

Akihito.H:
近年は、クライアントから、「自分たちと同じ目線で取り組んでほしい」というコメントをもらうことが多くなりました。私たちは第三者の立場ではありますが、表面的で理論的なことだけでなく、経験を基に生々しい課題を把握し、クライアントと同じ危機意識で現場を変えることに取り組むからこそ、クライアントとの信頼関係が生まれます。そのような環境や心境の変化を楽しみ、クライアントと一体となって成果を出していきたいです。

TMTへの入社を考えている方へのメッセージ

Meiko.T:
コンサルタントは、論理的な考え方や業界知見だけでなく、どれだけ自分事としてクライアントのことを考えられるか、なんとかしたいと思えるかが重要な資質だと感じます。TMTはそういった「人」と向き合うことで信頼関係を構築してきたメンバーが多くいるので、キャリアの成長だけでなく人としての成長も感じられる場所だと思います。

Akihito.H:
TMTには学ぶ場やメンバーとのコラボレーションの場が多くあるからこそ、それを受け身でとらえるのではなく、さまざまなバックグラウンドのメンバーから吸収したことを踏まえ自ら考え抜くことで、クライアントにとってより価値のあることに取り組んでほしいと思います。

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