2024-06-03
PwCコンサルティングのTMTでは、中途入社者がプロジェクト参画後にスムーズな立ち上がりができるよう、育成タスクフォース(以下、育成TF)がコンサルティングスキル習得のためのさまざまな研修を企画、運営しています。今回は、育成TFのメンバーでマネージャーのDaiki.T、Takahiro.Iと、育成TFの各種研修を受講し、コンサルタントとしてのスキルを習得した中途入社者のシニアアソシエイトRan.Tが、TMTにおける育成支援の特長についてお話しします。
Ran.T:
私はより難易度の高い課題に対応できるビジネススキルを身に付けたいと考え、コンサルタントを志しました。ただ、“コンサルティングスキル”と呼ばれるスキルセットがあることは知っていましたが、そこで求められるレベルに自身が到達できるのか不安でした。加えて、コンサルティング業界は個人主義のイメージが強かったため、スキル習得の方法について、「相談できる環境があるのだろうか」と心配していました。
Daiki.T:
中途入社者からの悩みとしてよく耳にするのが「自身のスキルを改善しようにも、上長や周囲に何をどのように相談すれば改善に向けたヒントが得られるのか分からない」という声です。プロジェクトに参画すると、上長から資料や議事録のレビューを受け、さまざまな改善点をもらうことから、ドキュメンテーションスキルの向上に主眼を置いてスキルアップを試みる方が多いのですが、ドキュメンテーションスキル以外にその根本原因があることに気付けず、苦しんでいるケースも多くあるようでした。
Takahiro.I:
コンサルティング業界未経験の方は、入社後、会社や業務に慣れるまでに時間を要し、自身のパフォーマンスを上手に発揮できないという方も少なくありません。私も同様に、プロジェクトのキャッチアップ、作成物に求められる品質レベル、慣れない専門用語、不足するスキルの習得など、乗り越えなければならないことが多く、特に最初の3カ月は頭がパンパンでした。
Daiki.T:
解決策を見出せずに立ち止まってしまう方も少なくないため、育成TFでは同様の悩みを抱える社員や、それらを乗り越えた先輩社員との座談会、個人へのフィードバックを行う実践形式の研修などを通じて、本人が抱える課題を的確にとらえるための自己分析の機会を提供しています。
Takahiro.I:
自分自身のことを真剣に考えて見つめ直すことが、パフォーマンスを発揮していく第一歩だと考えています。
Ran.T:
研修はアウトプットの改善に向けたアドバイスをもらえる実践的なものが多く、自分では習得できているつもりだったスキルについて、客観的な気付きが得られた点はよかったです。入社当初は資料作成に苦手意識を持っていましたが、研修を通じてロジカルシンキングや構造化力に改善の余地があることが分かり、関連する研修を受講し、書籍を読むことなどによりスキル向上を継続しています。研修中は講師だけでなく、育成TFのメンバーからも、受講姿勢やアウトプットに対してのフィードバックをもらうことができました。研修内容が充実しているのはもちろんのこと、受講者一人ひとりの様子を見てくれていることを実感し、より一層頑張りたいという気持ちになりました。
Daiki.T:
具体的な課題を深堀りすると、各人の課題は異なることが分かります。参加者が研修後に成果を出せるようになっているか、プロジェクトでの状況をコーチにヒアリングし、必要に応じて個別的なフォローも行っています。
Takahiro.I:
研修後のネクストアクションを具体化してもらい、一歩ずつ着実に、前に進んで行ってもらうことをイメージしています。
Ran.T:
転職後、業務と並行してスキルを習得していくのは、大変な場面もあると思います。入社後、研修などを通じて向上したいスキルがたくさん出てきました。そのような中、育成TFのメンバーをはじめ、温かく支えてくれる人たちが周りにいたため、積極的に取り組むことができました。今よりもっと、自分を成長させたい方は臆せずチャレンジしていただきたいと思います。
Daiki.T:
TMTは自分を成長させるにはとてもよい組織だと思っています。育成TFはメンバーの過去の経験を踏まえて、中途社員向けの施策を考え、実行し、メンバーを全力でサポートしています。成長意欲と自ら学ぶ覚悟があればコンサルティング経験の有無は全く関係ありませんので、興味のある方はぜひTMTに参画していただければと思います。
Takahiro.I:
コンサルタントとしての成長にあたっては、スキルアップに悩む局面は誰にでも訪れるかと思います。「何とかしよう」と熱意を持ってもがく方には、私たち育成TFのみならず、同じ悩みを経験し、乗り越えてきた多くの先輩が、親身にサポートします。熱意のある仲間の挑戦をお待ちしています。