TMTの特色あるテーマ紹介 Case 1「宇宙ビジネス向けコンサルティング」

2024-05-01

TMTでは特色あるさまざまなテーマに基づいて、クライアントの成長や成功を支援しています。今回は特色ある支援テーマの1つとして、宇宙ビジネス向けコンサルティングを推進しているマネージャーのYosuke.E、シニアアソシエイトのMaiko.Iが、宇宙ビジネスの魅力や宇宙に関するPwCグローバルネットワークの強みについてお話しします。

  • Yosuke.E
    2017年に大手通信事業者からPwCコンサルティングに入社。ハイテク・通信業界を中心に変革支援、新規事業開発、ベンチャー立ち上げ、投資実行支援などの案件に従事。2020年より宇宙チームの現場をリード。
  • Maiko.I
    新卒でPwCコンサルティングに入社し、ハイテク・通信業界を中心に業務改革や新規事業開発のコンサルティングに従事。宇宙ビジネスのなかでも主に衛星データ利活用に関するプロジェクトに携わっている。

宇宙や宇宙ビジネスとの出合い

Yosuke.E:
小学生の時にハッブル宇宙望遠鏡が捉えた星や星雲の写真の数々を見て、「宇宙ってこんなに綺麗なのか」と思ったのが最初の出合いでした。望遠鏡で初めて土星を見た時は、人生において一番感動した瞬間の1つです。中学生の頃は部活が終われば望遠鏡で毎日のように天体観測をしていました。

新卒で入社した大手通信事業者でクルーズ船関係の新規ビジネスを検討する機会があり、GNSSや衛星通信ビジネスに触れたのが宇宙ビジネスとの出合いでした。その後、企業の事業開発や事業戦略により深く関わりたいと考え、PwCコンサルティングに2017年に入社したのですが、そのころに内閣府が「宇宙産業ビジョン2030」を発表し、日本でも宇宙ビジネスに可能性を感じるようになりました。社会人になってからも趣味で宇宙関連のトピックを追っていたこともあり、「仕事を通じてまた宇宙に関われるかもしれない」と胸が高鳴りました。

Maiko.I:
私は入社後、縁あって宇宙チームに参画することになり、チームの皆さんから宇宙ビジネスのトレンドや今後の可能性について聞くうちに、興味・関心が強くなりました。また、入社当初から欧州諸国と連携した何かしらのビジネスに関与したいという思いがあり、フランスをはじめ、PwCグローバルでの連携が進んでいたことも宇宙ビジネスに惹かれた点の1つです。結果的に、宇宙チームの中で自身としても「何か日本の宇宙ビジネスの発展につながる取り組みをしたい」と考えるようになりました。

PwCの宇宙ビジネスの特徴・強みについて教えてください

Yosuke.E:
PwCコンサルティングの宇宙チームは、TMT(通信・エンタメ・テクノロジー系)セクターから有志を募る形で、2018年に他社に先駆けて創設されました。宇宙ビジネスというと、「航空・防衛・宇宙」といったカテゴリーに分類され、防衛や航空・重工業産業の延長として捉える企業も多いのですが、PwCコンサルティングの宇宙チームはTMTを起点としていたことから、当初は衛星データ・衛星通信といったようなデータ利活用や通信などのテクノロジーに関連するビジネスをテーマとしてスタートしました。その後は航空・重工業のみならず、他産業・テクノロジー部門と連携して「宇宙・空間産業推進室」となり、対応するテーマもプロジェクトも多岐にわたってきています。

また、グローバルでの連携を積極的に推進している点も特長です。現在、日本を含む14カ国に宇宙チームがあり、月次会議を開催するなど活発に情報共有をしています。世界各国の豊富な知見・実績を活かしたクロスボーダーでの支援ができることは大きな強みであると感じています。

Maiko.I:
私も「宇宙・空間産業推進室」の立ち上げに関与しました。TMTで立ち上がった宇宙チームが、その後の数年で全社を巻き込む組織に拡大していく様子を間近に見て、宇宙ビジネスがいかに産業横断のテーマであるかを強く感じました。衛星データの利活用をテーマとしたプロジェクトに複数関与した自身の経験からも他部署との連携は欠かせないものとなっており、産業・組織横断によって生み出せるPwCならではの価値があると感じています。

余談ですが、日本のSLIMが月面着陸に成功した際には、グローバルの宇宙チームのメンバーからお祝いの連絡をいただき、グローバル一体となって宇宙産業の発展に取り組んでいる実感が得られました。

お二人が感じるTMTの魅力について教えてください。

Yosuke.E:
挑戦したいこと、実現したいことに対して、上層部含めて周囲が手厚くサポートしてくれるところです。会社や組織に対して、「どう貢献するか」を盛り込んだ確固たるストーリーを提示する必要はありますが、ボトムアップでの取り組みへの理解は得やすい環境だと思っています。また、TMTの専門領域およびクライアントの事業領域は通信・エンタメ・メディア・テクノロジーと幅広く、扱うテーマも多種多様であり、地方創生やWeb3.0、eスポーツなど、多岐にわたる知見・経験を持っているメンバーが多いことも大変魅力的だと感じています。

Maiko.I:
ハイテク・エンタメ・メディア・通信と常に世の中を先導していくクライアントを担当する部署ですので、職階問わず、世の中のトレンドに強い関心を持ち、アグレッシブかつポジティブに仕事に向き合う人が多い点が魅力だと感じています。私は若手ながらに、通常のプロジェクトに加えて宇宙ビジネスに関する提案活動やさまざまな社内活動にも挑戦することができており、充実した日々を送っています。

TMTには挑戦する機会が多いことに加え、上長の方に気軽に相談もしやすく、助けを求めれば快く応じてくれる文化もあります。これからもTMTで挑戦を続けながら、他メンバーの挑戦も後押しできるような存在になることを目指していきたいです。

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